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【2026-2027年度版】足立区の保育指数(実施指数)の計算方法|「46点」の正体と全申込者指数一覧の読み方

足立区の保育指数の計算方法のイメージ

※出典は足立区『令和8年度 保育施設利用申込案内』の利用調整基準(保育の実施基準表・調整指数表・実施指数が同点時の優先順位)と、2026年4月入所の全申込者指数一覧です。指数は年度で見直されます。申込前に必ず最新の区資料でご確認ください。

足立区の保育園は、申込が定員を超えると実施指数で優先順位を決めます。先着でも抽選でもなく、点数の勝負です。

足立区の式は実施指数 = 実施基準指数(父) + 実施基準指数(母) + 調整指数。実施基準指数は保護者1人上限23点で、フルタイム共働きなら合計46点。この46が、2026年4月一次では1歳児クラスの内定最低指数の最頻値でした。「46」の正体と、足立区ならではのクセ——就労時間は休憩込み・通勤時間は除外——を知ることが、足立区の点数を理解する近道です。

この記事でわかること
  • 実施基準指数は保護者1人あたり上限23点。月20日以上×1日8時間以上の就労=23点
  • 就労時間は休憩込み・通勤時間は除外で数える。同じ月20日でも6〜8時間未満は18点、4〜6時間未満は16点と段差が大きい
  • フルタイム共働きの46は、1歳児クラスでは内定と待機が混在する同点ボーダー帯。決着は優先順位に持ち込まれる
  • 同点のときの優先順位は希望園の在籍児→区内在住→ひとり親→実施基準指数の高さ→保育料滞納なし…の順
  • ひとり親世帯は「不存在」20点+調整で50に届き、人気園の帯に並べる
  • 足立区は全申込者の指数と審査結果(内定・待機)を園別・年齢別に公開。自分の指数で並び順が見える
  • 区外在住者は0〜2歳クラスに原則申請できず、3〜5歳も−25/−20の大減点

① 指数は「実施基準指数(父)+実施基準指数(母)+調整指数」

実施指数 = 実施基準指数(父) + 実施基準指数(母) + 調整指数

実施基準指数は、保護者それぞれの状況(就労・出産・疾病・介護など)に応じて「保育の実施基準表」から求めます。上限は1人23点。複数の類型に当てはまっても合算はせず、最も有利な1つで算定します。そこに世帯や児童の状況に応じた調整指数が加減され、希望順位にかかわらず実施指数の高い児童から内定。同点なら優先順位(後述)で決着します。実施基準指数・調整指数・優先順位は、いずれも申込締切日時点を基準日として判定されます。

② 実施基準指数:フルタイムは23点。「休憩込み・通勤除外」で数える

多くの家庭が該当する就労は、月の日数と1日の時間で段階的に決まります。

日数\時間1日8時間以上6〜8時間未満4〜6時間未満
月20日以上231816
月16日以上181614
月12日以上161412

※保育の実施基準表(番号1 就労)より。このほか、月48時間以上の就労は10点。就労以外の類型(不存在20、出産15、疾病13〜20、障がい12〜20、介護・看護8〜20、災害20、求職活動中3〜9、就学・技能習得など)は区資料で確認を。

足立区のクセ:就労時間は「休憩込み・通勤時間は除外」で数えます
足立区は、就労時間に休憩時間を含めて算定します(一方で通勤時間は含みません)。=拘束時間ベースです。たとえば9時〜17時の勤務で昼休憩1時間なら、実労働は7時間ですが、休憩を含めた拘束8時間で「1日8時間以上」=23点になり得ます。実労働時間で判定する自治体のつもりで「うちは7時間だから」と一段下に見積もると、自分の点数を低く誤解してしまいます。
そしてこの表は段差が大きいのが特徴。同じ月20日勤務でも、8時間以上は23点、6〜8時間未満で18点、4〜6時間未満で16点。フルタイムかどうかで5点も差がつきます。46点の同点勝負では、この1〜5点が当落を分けます。

③ 「46点」の正体:フルタイム共働き=同点ボーダー帯

実施基準指数は1人上限23点。フルタイム共働き(父母それぞれ月20日以上×1日8時間以上)なら23+23=46点です。

そして2026年4月一次の全申込者指数一覧を見ると、1歳児クラスの内定最低指数は46前後が最頻。「フルタイム共働きの標準装備」と「ボーダー」がちょうど重なっています。ここで大事なのは、46は安全圏ではないということ。同じ園の同じクラスで、46点の内定者と46点の待機者が混在するのが足立区の典型的な光景です。

たとえば千住地区のある園の1歳児クラスでは、内定が48・46・46・46、待機が46・46・46・46・46…と、46点が当落線上に横一線に並び、決着は優先順位に持ち込まれました。人気園はさらにこの上で決まります。代表例の青井保育園の1歳児クラスは内定が50・50・48で、フルタイム共働きの46では届かず、48〜50=きょうだい在籍(+2)などの加点を持つ世帯の帯でした。一方、0歳児クラスは39〜46と幅があり、46に届かない指数でも内定した園が実在します。
▶ 詳しく:何点で入れた?全申込者指数一覧の読み方

※内定最低指数は、全申込者指数一覧のうち審査結果が「内定」の行の最も低い指数合計を当サイトが集計したものです。年度・園・クラスで変わります。

④ 調整指数:主なものを一覧で

実施基準指数(父+母)に、世帯や児童の状況に応じた調整指数が加減されます。第一子・共働き世帯が実施基準指数の46に上乗せできる代表的な項目はこちらです。

番号項目指数
8両親のいずれかが不存在(死亡・離婚・未婚等)+2
9両親がいずれも不存在(死亡・行方不明等)+3
15施設にきょうだいが在籍/2人以上で同一施設を希望+2
16きょうだい別施設で同一施設へ転所/転居で通所困難な転所+2
19認証保育所等に有償・月ぎめで預託(育休中を除く)+2
20母子・父子世帯で就労等を継続・内定+5
21特定園(青井おひさま等)・地域型保育の卒園児が4月新規+8
22認証保育所等の卒園児が4月新規+4
30保育士・看護師・幼稚園教諭の有資格者が区内施設で就労・内定+2
11/12生活保護世帯/直近年度住民税非課税+2/+1
24保育料を過去6か月分以上滞納−20

※調整指数表(全31番)の主な項目の要約。重複して加算しない組み合わせがあります——番号4〜6(保護者の障がい・疾病)/11〜12(生活保護・非課税)/15〜16(きょうだい)/19・21・22(認可外預託・卒園)は、それぞれ最も高い1項目のみ。正確な条件は区資料で確認を。

眺めるとわかるとおり、第一子・共働き世帯が普通に取れる加点は多くありません。+2以上を積めるのは、きょうだい在籍(15番)や認可外利用の実績(19番)、ひとり親(20番)などの世帯です。だからこそ足立区は、46の同点帯に多くの世帯が並び、優先順位で決着する区になります。

⑤ 46の同点勝負を決める:優先順位

実施指数が同じ児童が複数いるとき、足立区は18段階の優先順位で内定者を決めます。上位はこの順です。

  1. 希望施設に在籍児のいる世帯
  2. 区内在住者(転入予定を含む)
  3. ひとり親世帯
  4. 保護者の実施基準指数の最高位が高い世帯——たとえば同じ46でも「23+23」の世帯が、時短水準に調整を積んだ世帯より上に立つ
  5. 実施基準指数の合計が高い世帯
  6. 保育料を滞納していない世帯
  7. 特定園・地域型保育・認証保育所等の卒園児 …(以下、双子以上同時申込、多子世帯などと続き、終盤で令和7年度住民税の合計が低い世帯、最後に足立区の居住期間が長い世帯

読みどころは2つ。まず区内在住が2番目に置かれていること——足立区の認可は区民を厚く優先する設計です。次に4番の「実施基準指数の最高位」。同じ46でも、フルタイム23を土台にした世帯が、低い基準指数に調整を積み上げた世帯より上になります。46の同点帯では、この「素点の質」が効いてきます。

⑥ ひとり親世帯:「不存在20点+調整」で50に届く

足立区のひとり親世帯は、調整指数の加点だけではありません。いない側の保護者に実施基準指数「不存在」の20点が付く二段構えです。就労中のひとり親フルタイムなら——

内訳点数
実施基準指数:月20日以上×1日8時間以上の就労23
実施基準指数:不存在(番号2)20
調整8番:両親のいずれかが不存在+2
調整20番:母子・父子世帯で就労等を継続・内定+5
合計50

50は、人気園の内定最低指数(1歳48〜50)の帯に並べる水準です。同点のときの優先順位でも、ひとり親世帯は3番目に置かれています。ひとり親で保活する人は、園の人気を過度に気にするより、通いやすさと園の中身で選んで大丈夫な持ち点だと考えてください。就労を継続しているか(調整20番)で+5が変わるので、そこは押さえておきましょう。

⑦ 足立区最大の武器:全申込者指数一覧で「並び」が見える

自分の指数で、どの園のどこに並べるかが実名でわかる
足立区は毎年、保育施設別・年齢別の全申込者指数一覧をPDFで公開しています。載っているのは、各申込者の母の基準指数・父の基準指数・調整指数・指数合計、そして審査結果(内定/待機)。つまり、希望園の「当落の並び」がまるごと見えます。
読み方のコツは、待機の方は希望した全施設の一覧に重複して掲載されるという点。一覧の行数は「実際の申込人数」ではなく、待機者の希望園ぶんを含んだ延べに近い数字です。だから行数の多さで競争を測るのではなく、「内定の最低指数(何点で内定したか)」を軸に読みます。
使い方は3ステップ。①自分の実施指数を見積もる(フルタイム共働きなら46。きょうだい在籍+2などの調整も含めて)→②希望園×申込クラスの一覧を開く(内定の最低点と、自分の指数がどこに並ぶかを確認)→③46の同点帯なら優先順位を確認(区内在住・ひとり親・実施基準指数の内訳などで、自分がどちら側に入りそうかまで読める)。
希望園リストは「憧れの園」ではなく「自分の指数で並べる園」で組む——それを実名園単位でできるのが足立区です。
▶ 詳しく:全申込者指数一覧の読み方

⑧ 区外在住は事実上入れない:区民のための設計

区外在住のまま足立区の認可を狙うルートは、ほぼありません
足立区では、区外在住者は0〜2歳児クラスに原則申請できません(転入予定者・区内在勤在学者・きょうだい在籍などの例外を除く)。3〜5歳児クラスは申請できますが、区外在住は調整25番で−25、区内在勤・在学でも調整26番で−20の大減点——46点の体系で25点を引かれたら、当落線に並ぶことは事実上できません。
裏を返せば、足立区民は区外からの流入と競争しなくてよいということ。同点時の優先順位でも「区内在住者(転入予定含む)」は2番目です。引越しを伴う保活では、「転入予定者」として区内扱いになる場合があるので、申込時の区分を区に確認してください。

⑨ よくある誤解

  • 「9時〜17時勤務は実働7時間だから一段下」→ 拘束8時間で23点になり得ます:足立区は就労時間を休憩込み・通勤除外で数えます。実労働ベースで見積もると点数を低く誤解します
  • 「46あれば安心」→ 46は同点ボーダー帯です:1歳の46は内定と待機が混在する当落線。決着は優先順位(在籍児→区内在住→ひとり親→実施基準指数の高さ…)に持ち込まれます
  • 「一覧の行数が多い=それだけ落ちている」→ 延べに近い数字です:待機の方は希望した全施設の一覧に重複掲載されます。競争は行数ではなく内定最低指数で読みます
  • 「ひとり親は調整加点だけ」→ 不存在20点が付く二段構えです:いない側に実施基準指数20点+調整で、就労継続のフルタイムなら50に届きます
  • 「区外からでも3歳以上なら入れる」→ −25/−20の大減点です:0〜2歳は原則申請不可、3〜5歳も区外は−25。足立区の認可はほぼ区民限定の設計です

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出典:足立区『令和8年度 保育施設利用申込案内』利用調整基準(保育の実施基準表・調整指数表・実施指数が同点時の優先順位)、2026年4月入所 全申込者指数一覧。内定最低指数の集計は当サイトの整理を含みます。指数・優先順位は年度で変わるため、申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。