【2026-2027年度版】認可外・認証・企業主導型はどう違う?豊島区の保育施設タイプ比較

※出典は豊島区『保育所入所基準指数表(令和8年度)』、区公式ページ「保育料の無償化について」、区の届出済認可外保育施設一覧、各園の公式サイト。金額・条件は年度で変わるため、申込前に区の最新資料でご確認ください。
「認可外」とひとくくりにされますが、中身は認証保育所・企業主導型・その他の認可外などさまざま。豊島区には英語イマージョンのインターナショナルスクール、365日開所の小規模園、駅徒歩1分の医療法人運営園まで個性の際立つ施設がそろっています。当サイトでは認可110園に加えて、こうした認可外系21施設を掲載しています。
認可外は「認可に落ちたときの受け皿」だけではありません。子に合う園が見つかったら、まず一度入れてみるのもいい選択。しかも豊島は、その選択の費用面のハードルが23区でも際立って低い区です。その前提でタイプを整理します。
- 認可と、それ以外(認証・企業主導型・その他の認可外)の違い
- 豊島の実例で見る、タイプごとの特色・入り方・費用
- 認証・企業主導型は支払った保育料等を全額補助、その他の認可外は0〜2歳 月80,000円上限
- 認可外利用の加点は+1。ただし育休復職+1と択一=点数の道具にはならない構造
① まず全体像:認可と、それ以外
保育施設は大きく「認可」と「それ以外(認可外)」に分かれます。認可は区に申し込み、指数の選考を経て入園。認可外は施設と直接契約するのが基本で、区の選考を経ません。認可の結果を待たずに動ける、0歳から入りやすい、というスピード感が認可外の持ち味です。
認可外の中に、東京都の基準を満たした「認証保育所」、企業が主体で地域枠のある「企業主導型」、国の指導監督基準を満たす「その他の認可外」などがあります。豊島区の補助制度では、この3つがそれぞれ区分A・B・Cに対応します。
② 認証保育所(東京都の制度)——区内は2園
東京都独自の基準を満たし、施設と直接契約するタイプ。豊島区内は2園だけです(令和8年6月時点)。
保育所まぁむ東池袋駅前園は東池袋駅からすぐ、アウルタワー1階の認証保育所。ワンフロアの保育室で異年齢交流を重視しながら、英語・知育・運動・食育のプログラムを実施します。給食は自園調理で、アレルギーには除去食ではなく代替食で対応するこだわりも。開所は7時30分〜21時です。
ポピンズナーサリースクール池袋は板橋駅前、教育と保育を融合させた「エデュケア」を0歳から5歳まで受けられる園。布団やおむつを園が用意するオプションがあり、登園の荷物はお着替え程度で済みます。夕延長は21時まで。人気は高く、空き状況は各園の公式ページで月次更新されています。
③ 企業主導型——地域枠なら勤務先を問わず使える
企業が従業員向けに設けた保育施設で、地域枠として一般の家庭も利用できる園が多くあります。認可の指数によらず、就労要件などを満たせば直接契約で入れるのが特徴。豊島区内には9園あります。
たとえばBicKids(池袋駅西口エリア)は、どろんこ会グループが運営する定員30名の園。泥遊びや戸外体験を大切にする保育で、8時〜21時・定休日なしという預かり時間の長さが際立ちます。北池袋さくらキッズ保育園(北池袋駅徒歩2分)は365日開所の定員12名。園の畑での野菜づくりや田植えなど、本物に触れる食育が看板です。東長崎つばめ保育園(東長崎駅徒歩1分)は歯科クリニックを中心とする医療法人の運営で、定員12名のうち半分の6名が地域枠。Babyインターナショナル りとるうぃず大塚駅前保育園は外国人講師の英語レッスンが週3回、0歳から5歳まで通えます。
④ その他の認可外——方針の自由度が最も高い
国の指導監督基準を満たす認可外保育施設。保育方針の自由度が高く、特色のある園が多いのがこのタイプです。
First Steps International School(東池袋駅徒歩2分)は30年以上続く老舗インターナショナルスクール。毎日5時間以上を英語環境で過ごすイマージョン教育を1歳児クラスから実践し、卒園後は小学部・中学部まで一貫して学べます。ミクロコスモスインターナショナルプリスクール&キンダーガーテン(巣鴨駅徒歩2分)は教師1人に園児5人の少人数イマージョンで、英語漬けなのに給食は和食中心の手作り。ヴァイオリンやピアノのレッスンもあります。一方、なないろ保育園(池袋4丁目)は定員9名の家庭的な園で、基本8時〜18時に加えて21時までの利用に個別対応。こうした「園の個性」に惚れて選ぶ家庭も少なくありません。
⑤ 3タイプを一覧で
| タイプ | 入り方 | 費用(補助後) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 認証保育所(区分A) | 施設に直接契約 | 支払った保育料等を全額補助 | 都の基準を満たす。区内2園。0歳から入りやすい |
| 企業主導型(区分B) | 施設に申込(地域枠) | 支払った保育料等を全額補助 | 指数によらず入れる枠。長時間・週7日型の園も |
| その他の認可外(区分C) | 施設に直接契約 | 0〜2歳 80,000円/3〜5歳 77,000円 上限 | 方針の自由度が高く特色豊か。インター系など |
⑥ 費用:認証・企業主導型は「支払った額が戻る」
豊島区は令和7年9月分から補助を大きく拡充しました。認証保育所(区分A)と企業主導型(区分B)は、支払った保育料等(主食・副食費込み。入園料・延長保育料等は除く)が全額補助。上限額との差額を負担する方式ではなく、月額の上限表自体がありません(契約時間による減額あり・1,000円未満切捨て)。その他の認可外(区分C)も0〜2歳 一律月80,000円・3〜5歳 一律月77,000円を上限に、課税状況や第何子かを問わず補助されます。
つまり豊島では、認可外を選んでも実質負担が大きく抑えられるケースが多い。特色で選んだ結果として費用も重くならない——この組み合わせが豊島の認可外の強みです。詳しくは費用と補助の記事で。
⑦ おまけの話:加点は「+1」。だから純粋に園で選べる
豊島区には、認可外保育施設等に月12日かつ48時間以上預けて父母とも就労している場合の加点+1(調整指数19)があります。ただし育休復職の+1(調整指数6)とは択一。育休から復職して認可外に預けても、+1+1=+2にはなりません。点数の上乗せとしては、41点ラインの世帯にとってほぼ横ばいです。
もうひとつ、同一指数のときの優先順位(15段階)には「区民で認可外保育施設等の利用に該当」(8番目)があり、41点が並ぶ選考で認可外の利用実績が一歩前に出る材料にはなります。
それでも、順番を間違えないでください。まず①子に合う園か(特色・0歳から入りやすいか)、次に②費用(豊島は全額補助という突出した手厚さ)、そして最後に③おまけとしての+1と同点時の優先。加点がほぼ効かない設計だからこそ、豊島の認可外は「点数の道具」ではなく、園そのものの価値で選べます。いい園に出会えたら、まず入れてみる。結果として翌年の認可でわずかに有利になることもある——その順序です。
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出典:豊島区『保育所入所基準指数表(令和8年度)』(調整指数・同一指数時の優先順位)/区公式ページ「保育料の無償化について」(認可外保育施設等利用補助)/区の届出済認可外保育施設一覧・各園の公式サイト。補助の適用可否は要件・手続きによります。金額・条件は年度で変わるため、申込前に区の最新資料・各施設で必ずご確認ください。