【2026-2027年度版】豊島区で保育園に落ちたらどうする?次の一手

※出典は豊島区「申込みから入園までの流れ」および『保育所入所基準指数表(令和8年度)』。日程・手続きは年度で変わるため、実際の対応は区の最新資料・窓口でご確認ください。日付は令和8年(2026年)4月入園の実績です。
一次で内定が出なかった——ショックですが、豊島区は落ちた後にも動ける仕組みがそろっています。一次で保留になっても自動的に二次選考の対象になり、その後も毎月の選考が続く。そして受け皿には、支払った保育料等が全額補助される認証・企業主導型という、費用面で突出した選択肢があります。
ただし豊島には、先に知っておくべき制度の特徴が2つあります。結果から二次締切までの猶予が約1週間しかないこと。そして「とりあえず申し込んで、落ちたら育休延長」という戦い方が制度的に成立しないこと。順に整理します。
- 一次の結果は2月2日・3日に電話連絡。二次の締切は2月10日=考える時間は約1週間
- 一次で保留なら自動的に二次選考へ。その後も毎月選考(3月入園はなし)
- 認可外・認証で復職する道:費用は全額補助(認証・企業主導型)または月80,000円上限と手厚い
- 翌年度の再挑戦で効くもの:認可外預け実績の+1(育休復職+1と択一)と同点時の優先順位8番目
- 最重要:「育休延長も許容」の申出は−40点。申出欄の意味を正しく理解して選ぶ
① まずスケジュール:結果の電話から二次締切まで約1週間
令和8年4月入園の日程はこうでした。一次の内定連絡は2月2日・3日の18時までに電話(内定者に入園グループまたは保育園から)。二次選考の申込締切は2月10日、二次の結果は2月27日です。
並べるとわかるとおり、一次の結果を知ってから二次の手を打てる時間は、約1週間しかありません。一次で保留になった申込みは自動的に二次の対象になるので、何もしなくても選考は続きます。ただ、希望園を見直したい場合や新たに申し込む場合は2月10日まで。「一次の希望のままでいいか」「倍率の落ち着いた園を足すか」を、結果の電話が来る前にある程度考えておくと慌てません。
二次で希望を広げるなら候補はどこか。認可外で復職するならどの園に見学・登録を済ませておくか。一次の結果が出る前の1月に「もしも」の動きを決めておくことが、2月の1週間を活かす唯一の方法です。育休給付金の延長手続きに書類(不承諾の通知等)が必要な場合は、発行のタイミングと勤務先・ハローワーク側の要件も早めに確認を。
② 二次のあとも、選考は毎月続く
二次で決まらなくても終わりではありません。豊島区の入園は毎月1日付で、5月以降も毎月選考があります(3月入園はありません)。年度途中も申込みは選考ごとに引き継がれ、退園などで空きが出れば指数順に内定が出ます。
- 年度内の申込みは自動的に継続されます(翌年4月入園は別途申込みが必要)
- 1月入園・2月入園は締切がどちらも11月20日と早い点に注意
- 希望園の変更は各月の申込締切日まで
1歳児は年度途中の空きが出にくいのが実情ですが、0歳児や2歳児では月ごとに動きがあります。申込みを切らさず、並行して次の一手を打つのが基本形です。
③ 認可外・認証で復職する——豊島では費用のハードルが低い
認証保育所や企業主導型・認可外保育施設は施設との直接契約なので、認可の結果が出た後からでも動けます。そして豊島区の補助は23区でも突出しています。認証保育所と企業主導型は、支払った保育料等(主食・副食費込み。入園料・延長保育料等は除く)が全額補助(契約時間による減額あり・1,000円未満切捨て)。その他の認可外も0〜2歳は一律月80,000円を上限に補助されます。実質負担を大きく抑えながら復職する足場になります。
受け皿と考えて調べ始めた園が、実は子どもに合っていた——というのはよくある話です。英語イマージョンや365日開所、定員9名の家庭的な園など、豊島の認可外には認可にない個性があります。子に合う園が見つかったら、まず一度入れてみるのもいい選択です。
▶ 認可外・認証・企業主導型の違いと選び方 / 費用と補助の詳細
④ 翌年度の再挑戦:積める加点は小さい。だから園選びで勝つ
認可外に預けて復職した状態で翌年4月に再挑戦する場合、豊島区では認可外保育施設等の利用+1(調整指数19。月12日かつ48時間以上の預け実績・父母とも就労が要件)が付きます。ただし育休復職の+1とは択一なので、育休明けで申し込む世帯との点差は付きません。つまり豊島では、認可外に預けても「点数で逆転」は起きない設計です。
それでも意味はあります。同一指数のときの優先順位(15段階)に「区民で認可外保育施設等の利用に該当」(8番目)があり、41点が横一線に並ぶ選考で一歩前に出られます。加えて再挑戦の年は、ボーダー41で届く園・倍率の落ち着いた園を志望リストに必ず混ぜること。内定指数44〜45の園はきょうだい加点+4を持つ世帯が中心の世界なので、そこだけで組まないのが鉄則です。
▶ 何点で入れる?指数ボーダーの記事 / エリア別の入りやすさ
⑤ 最重要の注意:「育休延長も許容」の申出は−40点
豊島区の申込みには「育児休業の延長も許容できる」旨の申出欄があります。これを選ぶと調整指数−40、さらに他の加点も同一指数時の優先順位も一切適用されません。フルタイム共働きの40点がほぼ消え、実質的に選考の外に出る扱いです。
この欄は、育休給付金の延長のために「申込みはするが、入園はしなくてもよい」世帯のための正規の選択肢です。育休を延ばしてわが子と過ごす時間を選ぶこと自体は、まったく否定されるものではありません。制度もそのために欄を用意しています。
ただし裏を返せば、豊島区では「本気の申込みをしつつ、落ちたら給付金延長でいい」という中間の構え方が明確に区別されているということ。本気で入りたいならチェックしない。延長を優先するならチェックする。意味を理解しないまま「延長できるなら安心かも」とチェックすると、本気の申込みがまるごと無効に近くなります。逆に、チェックせずに内定して辞退すると翌年まで残る−5(調整指数10)が付きます。どちらの道を行くか、申込前に家庭で決めておいてください。給付金の延長要件は勤務先・ハローワークの制度にもよるので、あわせて確認を。
⑥ まとめ:落ちてからの動き方
- 2月2日・3日の電話がなくても止まらない:保留なら自動的に二次へ。希望を見直すなら2月10日までに変更を
- 認可外・認証の見学は1月までに:全滅時にすぐ動けるよう、候補園の見学・登録を先に済ませる
- 復職する場合は費用を試算:認証・企業主導型なら支払った保育料等が全額補助。実質負担は思ったより軽い
- 翌年4月は別途申込み:自動継続は年度内まで。再挑戦では41で届く園を必ず混ぜる
- 育休延長の申出欄は「決めてから」:−40点+加点・優先順位不適用。中間の構えはない
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出典:豊島区「申込みから入園までの流れ」(申込スケジュール・二次選考・毎月選考)、『保育所入所基準指数表(令和8年度)』(調整指数・同一指数時の優先順位)、区公式ページ「保育料の無償化について」(認可外保育施設等利用補助)。日程は令和8年4月入園の実績で、年度により変わります。申込前に区の最新資料・窓口で必ずご確認ください。