【2026-2027年度版】文京区の保育園は何点で入れた?内定最低指数「26」と「定員割れ」の読み方

※数字は文京区「令和8年4月入所1次 内定指数一覧」(区公式・認可保育園/こども園/小規模保育等の124施設×6クラス)に基づきます。園別×クラス別の「最後に内定した児童の選考指数」(=内定最低指数)の一覧で、公表は4月1次のみです。文京区の指数は、基本指数(保護者1人あたり上限10点・父母合わせて20点)+調整指数で決まります。
「何点あれば入れるの?」——文京区の答えを先に言うと、標準的な決着ラインは26です。26=フルタイム共働き20+文京区民+4+新規入所+1=25のスタートラインに、加点が1つ乗った点数。令和8年4月1次で数値が公表された192セルのうち、86セルがこの26で埋まりました。
ただ、それは片面にすぎません。同じ一覧に「定員割れ」——点数勝負にならず埋まらなかったクラスが286セルあります。1歳児でも21クラス、0歳児なら56クラス。文京区のボーダー攻略は「点数を積み上げる」戦いではなく、表記の読み方を覚えて、26で届く園と余裕のある園を正しく仕分ける戦いです。まず表の読み方から順に整理します。
- 内定指数一覧の表記は数値・定員割れ・(1名)・空きなし・グレー網掛けの5パターン——まずその読み方
- 数値192セルの分布は26が86セルで最頻。次いで27が40・28が23で、0を除く範囲は20〜30
- 26の分解=フルタイム20+区民+4+新規+1+加点1つ。27〜29は人気園・1歳の帯
- 「定員割れ」は0歳56クラス・1歳21クラス——26未満でも入れた園は実在する
- 実務は「26を固めて、定員割れ・低指数の園を保険に混ぜる」の2本立て
- ひとり親世帯はフルタイムで28=ほぼ全園に届く水準
① まず「表の読み方」——数値・定員割れ・(1名)・空きなし・グレーの意味
文京区は毎年、4月1次の選考結果として施設別×クラス別の内定最低指数を公表しています。何点で決まったかが園ごとにわかる貴重な資料ですが、欄に入る表記は数値だけではありません。ここを正しく読めるかどうかで、希望園リストの質が変わります。
| 表記 | 意味 | 実務での読み方 |
|---|---|---|
| 数値(例: 26) | そのクラスで最後に内定した児童の選考指数 | 自分の見積もりと直接比べられる。26なら「共働き区民+加点1つ」で埋まったということ |
| 定員割れ | 申込者や内定者が定員に満たなかった | 点数勝負にならなかったクラス。保険枠の有力候補 |
| (1名) | 内定が1名のみで、指数を公表すると家庭状況が推測されるため非公表 | 小さな枠のしるしと読む。難易度の情報はない |
| 空きなし | 欠員がなく、入所選考自体を行わなかったクラス | 激戦ではなく「今年は募集の出なかった枠」。進級で埋まる2歳以上に多い |
| グレー網掛け | 募集を行っていないクラス(クラス自体がない場合を含む) | 対象外。1歳スタートの園の0歳欄など |
間違えやすいのは「空きなし」と「定員割れ」です。空きなしは選考そのものがなかった枠、定員割れは募集したのに埋まらなかった枠——意味は正反対に近い。そしてもうひとつ、一覧には「0」の付いたセルが3つあります。文京区では「育休延長許容」の意思表示をすると選考指数が0点になるため、定員割れの園で0点の申込者が内定した例とみられます(公表資料からの読み取りによる推測を含みます)。0点でも空き状況次第で内定はあり得る——それくらい、園による差が大きい区だということです。
② 分布——最頻は「26」の86セル。その裏に「定員割れ」286セル
令和8年4月1次の内定指数一覧、124施設×6クラス=744セルの全体像はこうなっています。
| 表記 | セル数 |
|---|---|
| 数値(0を含む) | 192 |
| 定員割れ | 286 |
| 募集なし(グレー網掛け) | 121 |
| 空きなし | 81 |
| (1名) | 55 |
| 非公表(-) | 9 |
数値192セルの中身は、26が86セルで最頻。次いで27が40セル・28が23セル・25が12セルで、0を除く範囲は20〜30です。区内最高値の30が付いたのは、全744セルの中でたった1クラスでした。年齢別に見ると——
※当サイト集計。数値は0のセル(0歳2・1歳1)を除いています。このほか0歳に「募集なし」20クラスなど、グレー網掛け・非公表のセルがあります。
| クラス | 25以下 | 26 | 27 | 28以上 | 定員割れ | 空きなし | (1名) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0歳児 | 9 | 30 | 3 | — | 56 | 1 | 1 |
| 1歳児 | 8 | 45 | 21 | 10 | 21 | 5 | 8 |
| 2歳児 | 13 | 5 | 10 | 5 | 36 | 25 | 25 |
| 3歳児 | 3 | 6 | 6 | 14 | 45 | 13 | 7 |
読み取れることは3つ。まず1歳の点数勝負が最もはっきり出る——数値84クラスのうち26が45、27以上が31。次に、0歳は28以上がひとつもなく、26あれば広く届く年齢だということ。そしてどの年齢にも「定員割れ」がまとまってあること。この構図の年齢別の攻め方は年齢の壁の記事で詳しく扱います。
③ 26の正体——「共働き区民のスタートライン25」に加点1つ
文京区の基本指数は保護者1人あたり上限10点。フルタイム(週5日以上×日中8時間以上)で10点、共働きフルタイムで20点です。そこに調整指数——突出して大きい「文京区民+4」と「新規入所+1」が乗って、20+4+1=25がスタートライン。最頻の26は、ここに加点が1つ乗った点数です。
| 世帯の型 | 計算 | 指数 |
|---|---|---|
| フルタイム共働き(素点) | 10+10 | 20 |
| +文京区民①+新規入所 | 20+4+1 | 25 |
| +祖父母非近隣(親族+1)や小3までのきょうだい(多子②+1)のいずれか | 25+1 | 26 |
| +きょうだいが区内認可保育施設に在園(多子①+2) | 25+2 | 27 |
| ひとり親(フルタイム・区民・新規) | 10+10+3+4+1 | 28 |
だから「26」の園は、26点の世帯同士の同点勝負になった園です。自分の見積もりが25で止まるなら、祖父母の状況(近隣に保育に協力できる祖父母がいない+1)や上の子の年齢(小学3年生まで+1)を確認する——この+1の有無が、文京区では最頻ラインに届くかどうかの分かれ目です。
▶ 詳しく:文京区の保育指数(選考指数)の計算方法と調整指数
区民+4に対して区外の在勤・在学者は+1。3点差は26の同点勝負の世界では決定的で、同一指数となった場合の優先順位も1番目が区民です。文京区の園を狙うなら、「入所希望月1日までの転入」で区民扱いになる要件を含め、転入を前提に設計してください。
④ 27〜29の帯——人気園・1歳に乗る「上積み」の世界
26を超える27〜29は、きょうだい在園(多子①+2)などの上積みを持つ世帯で埋まった帯です。1歳児では27が21クラス・28以上が10クラス。顔ぶれを見ると、お茶の水女子大学こども園(1歳28)・富坂まきば保育園(1歳28)・小石川ちとせ保育園(1〜3歳すべて28)・うぃず千駄木保育園(1歳29)など、申込の集中する人気園が並びます。区内最高値の30が付いたのは3歳児の1クラスだけ——文京区の「上」は、この29〜30で頭打ちです。
大事なのは、この帯が「働き方でどうにかなる差」ではないこと。基本指数は父母フルタイムで20点が上限なので、26と28の差は調整指数——主にきょうだいの有無で決まります。第一子の保活で27〜29の園を狙うなら、「届いたら幸運」の位置づけで希望に入れつつ、勝負の主軸は26で届く園に置くのが現実的です。
▶ 申込が集まる園はどこ?人気園ランキング
⑤ 「定員割れ」の実在——延べ申込が募集を超えていても、埋まらなかった園がある
文京区のデータでいちばん誤解されやすいのがここです。区が12月に公表する申込状況の申込者数は第1〜10希望の延べ合計——1人の子が最大10園分カウントされます。だから「申込が募集の3倍」でも、実際には埋まらないことがある。1歳児の「定員割れ」21クラスから、募集の大きい園を並べます。
| 園名(1歳・定員割れの例) | 募集 | 延べ申込(第10希望まで) |
|---|---|---|
| 千石西保育園(区立) | 9 | 34 |
| えがおの森保育園・せんごく | 5 | 35 |
| 千石すきっぷ保育園 | 6 | 30 |
| 久堅保育園(区立) | 8 | 27 |
| まなびの森保育園茗荷谷 | 9 | 26 |
| キッズパートナー文京千石 | 10 | 24 |
※令和8年4月1次・区公表資料より。申込者数は第1〜10希望の延べ人数で、1人の子が最大10園分カウントされます。実際の競争はこの数字より緩く、上の6園はいずれも「定員割れ」で1次を終えました。
募集9人に延べ34人——見た目は3倍超の集中です。それでも「定員割れ」。つまり延べ申込の大半は、他園を本命にした世帯の併願の後ろのほうの希望だったということです。全年齢では定員割れが286セル。0歳児は56クラス(募集合計353人=0歳の募集全体646人の半分以上)、1歳児でも21クラス・募集合計133人が「点数勝負にならないまま」残っていました。26未満でも入れる園は、はっきり実在します。
⑥ 実務——「26を固める」+「定員割れ・低指数の園を保険に混ぜる」
文京区のボーダー攻略は、この2本立てに尽きます。
その1:26を固める
- スタートラインの25を確実に:フルタイム20点は「休憩込み・通勤除外」「日中=7時15分〜18時15分」で判定。時短の設計や就労証明書の記載次第で欠けるので、勤務先と早めに確認を
- +1を探す:近隣に保育に協力できる祖父母がいない(親族+1)、小学3年生までのきょうだい(多子②+1)。該当すれば書類で確実に取り切る
- 令和8年度から就労内定でも就労と同じ指数が付きます。転職直後・4月からの新規就労でも20点の土俵に乗れます
- 指数は選考会議で決まり、結果通知前に個別には教えてもらえません。自己見積もりの精度がそのまま戦略の精度になります
その2:第10希望まで使い切り、保険を混ぜる
文京区は希望園を第10希望まで書け、希望順位による有利不利はありません。持ち点が26でも、27〜29の人気園だけで10枠を埋めるのは危険です。26の同点勝負は優先順位次第で、結果は読めません。リストには「定員割れ」だった園や、25以下で決着した園を必ず2〜3園混ぜてください。令和8年4月1次で25以下の数値が付いたクラスには、こんな例があります。
- 0歳児:大空と大地のなーさりぃ茗荷谷園(20)・木下の保育園白山(21)・たんぽぽ保育園第3分園(21)・たんぽぽ保育園(22)・どんぐり保育園ラゴム(22)など
- 1歳児:白山ひかり保育園(21)・繭の糸おとわ小規模保育園(22)・さしがや保育園(23・区立)・たんぽぽ保育園第3分園(24)・にじのいるか保育園小石川(25)・ソラスト小石川保育園(25)など
注目してほしいのは、この低指数帯に茗荷谷・白山・小石川といった人気エリアの内側の園も入っていること。1歳で28が付いた大空と大地のなーさりぃ茗荷谷園も、0歳は20で決着しています。同じ園でも年齢で景色が変わり、同じ駅圏で26の園と定員割れの園が隣り合っているのが文京区です。内定最低指数は毎年変わる参考値ですが、「どの園に余裕があったか」の地図としては十分に使えます。
⑦ ひとり親世帯——28でほぼ全園に届く。優先順位でも4番目
文京区のひとり親世帯は、調整指数の+3だけではありません。保護者が1人の場合、その保護者の基本指数に10点を加算する仕組みがあり、フルタイム就労なら10+10で20点。そこにひとり親①(+3)・区民①(+4)・新規(+1)が乗って28点です。
28は、令和8年4月1次で数値が付いたセルのうち上位29セルに入る水準。28を超えたのは1歳の29が1クラス・3歳の29〜30が4クラスなど、ごくわずかです。さらに、同一指数となった場合の優先順位でも「ひとり親①」は4番目(区民・滞納なし・生活保護の次)。点数と優先順位の両面で配慮された設計なので、ひとり親で保活する人は、園の人気を過度に気にするより、通いやすさと園の中身で選んで大丈夫な持ち点です。
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出典:文京区 令和8年4月入所1次 内定指数一覧(1月30日公表・2月3日訂正反映)、同 募集予定人数・締切後申込者数一覧(申込者数は第1〜10希望の延べ)、『ぶんきょう保育パンフレット2026』入園選考(基本指数・調整指数・同一指数となった場合の優先順位)。集計は当サイトによるもので、園・クラス別の内定最低指数の分布です(区全体の申込者の指数分布ではありません)。内定最低指数は4月1次のみの公表で、毎年変動する参考値です。同一指数でも優先順位により内定とならない場合があります。申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。