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【2026-2027年度版】文京区の保育料はいくら?認可は全児童無償・副食費も区負担、認可外は「区分」で補助が大きく変わる

文京区の保育料と補助のイメージ

※出典は『ぶんきょう保育パンフレット2026』(保育料)、文京区の保育料無償化・認証保育所・認可外保育施設の各公式ページ、『補助制度ご案内 令和8年度版』。金額・条件は年度・世帯状況で変わるため、申込前に区の最新資料でご確認ください。

「保育料っていくらかかるの?」——認可に入れた場合の文京区の答えはシンプルです。認可保育施設の月額基本保育料は、令和7年9月からすべての子どもが無償。0〜5歳、所得制限なし、第1子からです。しかも国の制度では実費負担が残る副食費(おかず・おやつ等)まで、文京区は区の負担で無償化しています。

一方、認証保育所や認可外保育施設を使う場合は、ここからが文京区の要点。補助は「区分A・B・C」のどれに当たるかで月80,000円から月5,000円まで大きく変わります。認証・認可外(証明書あり)は0〜2歳児で月額上限80,000円と手厚いのに対し、企業主導型(区分B)は0〜2歳児課税世帯で45,000円、3〜5歳児は5,000円と薄めの設計。「認可外はどこも同じ補助」と思い込むと見積もりを大きく外します。順に整理していきます。

この記事でわかること
  • 認可の保育料は令和7年9月から全児童無償(0〜5歳・所得制限なし・第1子から)。副食費も文京区が区の負担で無償化
  • 有償で残るのは延長保育料と実費(通園費用・行事費など)。区立の月極延長保育料は階層別で月0円〜7,700円
  • 認証保育所・認可外(区分A=証明書あり)への補助は0〜2歳児 月額上限80,000円/3〜5歳児 77,000円。課税世帯も対象
  • 企業主導型(区分B)は0〜2歳児課税世帯45,000円・非課税世帯20,000円・3〜5歳児5,000円——認証・区分Aより明確に薄い
  • ベビーシッター等(区分C)の給付は住民税非課税世帯のみ(0〜2歳児42,000円/3〜5歳児37,000円)
  • 補助は「保育の必要性の認定」が必須。申請は電子申請で、令和8年度分の最終期限は令和9年3月15日

① 認可の保育料——令和7年9月から、全児童が無償

認可保育所・認定こども園・地域型保育事業(小規模・事業所内・家庭的・居宅訪問型)の月額基本保育料は、東京都の第一子無償化により令和7年9月から、利用するすべての子どもが無償になりました。きょうだいの順番や世帯の課税状況は問いません。

注意点はひとつ、対象は文京区内在住の子どもだということ。区外から文京区内の園に通う場合の扱いは、お住まいの自治体の定めによります(区の案内でも居住自治体への確認が求められています)。

なお、保育料の階層区分(A・B・C・D0〜D25、区民税所得割額ベース)の決定は続いています。無償なのになぜ?と思うかもしれませんが、この階層は入所選考で同点となった場合の優先順位(22段階の20番目「保育料階層の低位順」)と、区立園の月極延長保育料の決定に使われるためです。該当者は課税資料の提出が必要なので、書類案内には目を通しておいてください。

② 文京区の手厚さ:副食費も区の負担で無償化

国の幼児教育・保育の無償化では、副食費(おかず・おやつ等)は保護者の実費負担として残る制度設計になっています。「保育料はかからないのに給食関係の集金はある」という声はこの仕組みによるものです。

文京区はこの副食費を区の負担で無償化しています(区民税所得割額57,700円未満などの免除対象者は国の負担)。保育料と合わせて、認可に入れた時点で毎月の固定費はほぼ残らない——これが文京区の認可の費用感です。

③ それでもかかるお金:延長保育料と実費

無償になるのは通常保育の基本保育料と副食費です。次の費用は保護者負担として残ります。

費用内容
延長保育料区立園の月極延長保育料は階層別で月0円〜7,700円(1・2歳児クラスが最も高く、最上位のD25階層で7,700円)。私立園の延長保育は内定後に各園へ直接申込で、料金は園ごとに異なる
実費通園費用・行事費など、無償化の対象外の費用。項目・金額は園によって異なる

つまり文京区の認可でかかるお金は、実質「延長保育をどれだけ使うか+実費」で決まります。フルタイム勤務で延長が前提になりそうなら、見学の際に延長の料金・枠・申込方法まで確認しておくと、入園後の見通しが立ちます。なお区立の月極延長保育の選考では、就労実績の確認が引き続きあります(入所選考の基本指数とは扱いが違う点に注意)。

④ 認可外の補助は「区分」で決まる——ここが文京区の要点

認証保育所や認可外保育施設は園が保育料を設定するため、額面は月4万円台〜10万円超までさまざま。ここで効くのが、国の「施設等利用費」+文京区の「保護者負担軽減補助金」の二階建ての補助です。そして文京区では、この合計上限が施設の区分によって大きく変わります

区分対象施設0〜2歳児(課税)0〜2歳児(非課税)3〜5歳児
区分A認証保育所・認可外保育施設(指導監督基準を満たす証明書あり)80,000円80,000円77,000円
区分B企業主導型保育45,000円20,000円5,000円
区分C居宅訪問型保育(ベビーシッター)・一時預かり・病児保育・ファミリー・サポート・センター対象外42,000円37,000円(非課税世帯)

※いずれも月額上限。区分Aは国の施設等利用費と区の上乗せの合算(0〜2歳児非課税=42,000円+38,000円、3〜5歳児=37,000円+40,000円)。区分Bの非課税世帯20,000円は施設等利用費10,000円+補助金10,000円。区分Cには給食費補助(月4,500円上限。一時預かり等は対象外)があります。金額・要件は年度で見直されるため、最新は区の『補助制度ご案内』でご確認ください。

ひと目でわかるとおり、同じ「認可外」でも区分が違えば補助は月数万円単位で変わります。検討中の施設がどの区分かを最初に確かめる——これが文京区の認可外の費用見積もりの出発点です。

⑤ 区分A(認証・認可外):0〜2歳は月80,000円まで。課税世帯も満額対象

認証保育所と、指導監督基準を満たす証明書の交付を受けた認可外保育施設は、0〜2歳児クラスで月額上限80,000円、3〜5歳児クラスで77,000円。課税・非課税を問わず同じ上限です。補助されるのは実際に支払った利用料+給食費の合算額まで(それ未満ならその額まで)。日用品・行事参加費・通園送迎費などは対象外です。

たとえば区内唯一の認証保育所であるこもれび保育園 春日園の月極保育料は、利用時間に応じて月40,000円〜70,000円の3段階(園公表時点)。月額の全部または大半が上限80,000円の範囲に収まる計算で、月々の実質負担は大きく圧縮されます。「認可外だから高い」という思い込みは、区分Aに関しては文京区では成り立ちません。

「証明書」がない施設は対象外
区分Aの対象は、都道府県に届出済みで「認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書」の交付を受けた施設+無償化の「確認」を受けた施設です。令和6年10月以降、基準を満たさない施設は補助の対象外になりました。認可外を検討するときは、月額や特色の前に「証明書があるか」「区の無償化対象施設一覧に載っているか」を必ず確認してください。

⑥ 区分B(企業主導型):補助は薄い。ただし保育料自体が抑えめの施設が多い

文京区で特に注意したいのがここです。企業主導型保育(区分B)の補助は0〜2歳児課税世帯で月45,000円・非課税世帯で20,000円・3〜5歳児で月5,000円。認証・区分Aの80,000円/77,000円と比べて明確に薄い設計です。「認証も企業主導型も同じ認可外でしょ」と一括りにして費用を見積もると、月数万円の差になります。

ただし、企業主導型は国の助成で運営されるため、そもそもの保育料が認可に近い水準に抑えられている施設が多いのも事実です。区内の例では、ten kids 春日西片園が地域枠で0歳児37,100円・1〜2歳児37,000円、ニチイキッズ本駒込駅前保育園が0歳児37,100円・1、2歳児37,000円(いずれも園公表時点)。額面が45,000円の補助上限に収まれば、実質負担は小さくできる計算です。一方で地域枠が月5〜6万円台の施設もあるので、「額面−補助上限」で施設ごとに実質負担を出してから比べてください。区内の顔ぶれは認可外の比較記事で紹介しています。

⑦ 区分C(ベビーシッター等):給付は非課税世帯のみ

居宅訪問型保育(ベビーシッター)・一時預かり・病児保育・ファミリー・サポート・センター事業(区分C)への給付は、住民税非課税世帯が対象で、0〜2歳児42,000円/3〜5歳児37,000円が月額上限。給食費補助(月4,500円上限)もありますが、一時預かり等は給食費補助の対象外です。課税世帯が0〜2歳児でシッターを日常使いしても、文京区ではこの枠組みの補助は受けられない——ここも見積もりに織り込んでおきたいポイントです。

⑧ 国の給付との関係と、申請の実務

認可外保育施設等への国の無償化(施設等利用給付)の水準は、3〜5歳児クラスで月額上限37,000円、0〜2歳児クラスの住民税非課税世帯で42,000円です。区分Aの80,000円/77,000円という上限は、この国水準に文京区が独自の上乗せを重ねた金額——課税世帯の0〜2歳児(国給付は対象外)でも80,000円まで補助されるのは、区の上乗せがあるからです。

実務も押さえておきましょう。

  • 「保育の必要性の認定」が必須:就労などの要件で認定を受けていることが前提。「求職活動」要件での認定は年度内最長6か月まで補助対象です
  • 認可保育所等の利用が決定すると対象外:認可に入園した月からは、この補助の対象ではなくなります
  • 申請は電子申請:令和8年度分の最終期限は令和9年3月15日。支払いの証明類は捨てずに保管を

⑨ まとめ:実質負担で比べる

認可(0〜5歳児)認証・認可外(区分A)企業主導型(区分B)
月額保育料全児童無償(副食費も区の負担)施設が設定施設が設定(認可に近い水準が多い)
補助の上限0〜2歳 80,000円/3〜5歳 77,000円0〜2歳 課税45,000円・非課税20,000円/3〜5歳 5,000円
延長保育料区立は階層別0〜7,700円。私立は園ごと契約時間・園による施設による
実費など通園費用・行事費等入会金・日用品・行事費等は対象外同左
入り方区に申込・選考指数で利用調整施設と直接契約施設と直接契約(地域枠)

文京区は、認可に入れば固定費がほぼ残らず、区分Aの認可外でも補助でハードルが大きく下がる区です。だからこそ園選びは「安いかどうか」ではなく子に合うかどうかを軸に。そのうえで、認可外を検討するときだけは「区分がどれか」を必ず確かめる——これが文京区の費用まわりの結論です。認可の入りやすさ(26の同点勝負)はボーダーの記事、認可外のタイプごとの違いは比較記事で詳しく扱っています。

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出典:『ぶんきょう保育パンフレット2026』(保育料・保育料徴収金基準額表)、文京区公式ページ(保育料無償化・東京都認証保育所・認可外保育施設)、『補助制度ご案内 令和8年度版』。補助の適用可否は要件・手続きによります。金額・条件は年度・世帯状況で変わるため、申込前に区の最新資料・各施設で必ずご確認ください。