【2026-2027年度版】練馬区の保育園は何点で入れた?最低指数「81」と「残N」の読み方

※数字は練馬区「令和8年4月1次利用調整の最低指数一覧」(区公式・認可保育園/小規模保育/家庭的保育等の296施設・地区別)に基づきます。施設別×クラス別に「そのクラスで内定した児童の最も低い指数」を示した一覧で、練馬区の指数は保育指数(保護者1人あたり上限40点・父母合わせて80点)+調整指数で決まります。最低指数は毎年変動する参考値です。集計は当サイトの整理を含みます。
「何点あれば入れるの?」——練馬区の答えを先に言うと、1歳児の決着ラインはほぼ「81」です。81=フルタイム共働きの80点に、育休取得中の1歳児クラス申込に付く加点+1が乗った点数。2026年4月1次で数値が公表された1歳児181クラスのうち、135クラスがこの81で埋まりました。
ただ、それは片面にすぎません。同じ一覧には「残N」——希望者全員が内定したうえで空きがN人分残ったクラスが並びます。1歳児でも認可7クラス+小規模18クラス・空き合計69人分。練馬区のボーダー攻略は点数を積み上げる戦いではなく、81を確実に取り切って、残Nの園を保険に混ぜる戦いです。まず表の読み方から順に整理します。
- 最低指数一覧の表記は数値・残N・×・*・—など——まずその読み方
- 最頻値は0歳80・1歳81・2歳82と、1点ずつずれて並ぶ。理由は「育休加点がクラス年齢で変わる」から
- 81の分解=フルタイム40+40に、育休中の1歳児クラス申込+1。「特別な点数」ではなく育休世帯の標準装備
- 81を超える83〜85の帯は、きょうだい在園+2などの加点世帯で埋まった園。働き方では届かない
- 「残N」(全員内定のうえ空き)は1歳で25クラス・69人分——81未満でも入れた園がはっきり実在する
- ひとり親世帯はフルタイムで88=公表された最低指数の最高値85を上回る持ち点
① まず「表の読み方」——数値・残N・×・*・—の意味
練馬区は4月1次の選考結果として、施設別×クラス別の最低指数一覧を地区別(練馬・光が丘・石神井・大泉など10ファイル)に公表しています。何点で決まったかが園ごとにわかる貴重な資料ですが、欄に入る表記は数値だけではありません。ここを正しく読めるかどうかで、希望園リストの質が変わります。
| 表記 | 意味 | 実務での読み方 |
|---|---|---|
| 数値(例: 81) | そのクラスで内定した児童のうち、最も低い指数 | 自分の見積もりと直接比べられる。81なら「フルタイム共働き+育休加点」の標準装備で埋まったということ |
| 残N(例: 残4) | 希望者全員が内定したうえで、空きがN人分残った | 点数勝負にならなかったクラス。保険枠の有力候補 |
| × | そのクラスに欠員(募集)がなかった | 激戦ではなく「今年は募集の出なかった枠」。進級で埋まる2歳以上に多い |
| * | 内定児童が1人の場合など、個人特定を避けるため非表示 | 小さな枠のしるしと読む。難易度の情報はない |
| — | そのクラス自体がない | 対象外。1歳スタートの園の0歳欄など |
| 50以下 | 最も低い内定指数が50以下だった | ごく低い指数でも内定が出た枠。1歳の認可でも3クラスある |
| 全員内定/なし | 希望者全員が内定した/対象児童がいなかった | 3歳・4歳の卒園児優先方式(卒園枠→一般枠の2段階選考)の卒園枠にだけ出る表記 |
間違えやすいのは「×」と「残N」です。×は募集自体がなかった枠、残Nは募集したのに希望者が足りず空きが残った枠——意味は正反対に近い。もうひとつの注意は、練馬区が公表するのは園・クラス別の最低指数のみだということ。申込者全体の点数分布は公表されないので、「自分の点数と各園の最低指数を照らす」のがこの表の唯一にして十分な使い方です。
② 分布——最頻値が0歳80・1歳81・2歳82と、1点ずつずれる
2026年4月1次の最低指数(認可)を、当サイトでクラス単位に再集計しました。年齢別の全体像はこうなっています。
※認可保育園(区立・私立)の当サイト再集計。「—」(クラスなし)のセルは除いています。0歳は「8か月以上」の列、3歳は一般枠の列(卒園児優先方式の卒園枠は除く)。
| クラス | 数値のクラス数 | 最頻値 | その内訳 |
|---|---|---|---|
| 0歳児(8か月以上) | 143 | 80 | 80が127。81が4・82が4、最高でも82 |
| 1歳児 | 181 | 81 | 81が135。83が29・82が11、最高83 |
| 2歳児 | 87 | 82 | 82が53。84が16・83が4、最高84 |
| 3歳児(一般枠) | 44 | 82 | 82が16。84が6・85が2、最高85 |
目を引くのは、最頻値が0歳80・1歳81・2歳82と、きれいに1点ずつずれて並ぶことです。これは偶然ではありません。練馬区は育休取得中の申込に付く加点がクラス年齢で変わる区——1歳児クラスは+1、2歳児クラス以上は+2、そして0歳児クラスは加点なし。フルタイム共働きの素点80に、そのクラスで「みんなが持っている加点」が乗った点数が、そのままそのクラスの決着ラインになっているのです。
つまり0歳の80は素点満点の同点勝負、1歳の81は「80+育休加点1」の同点勝負、2歳の82は「80+育休加点2」の同点勝負。どの年齢でも、フルタイム共働き世帯は「その年齢の標準装備」で最頻値ちょうどに立てる——これが練馬区のボーダーの基本構造です。
▶ 詳しく:練馬区の保育指数(利用調整指数)の計算方法
③ 81の正体——フルタイム共働き80点に、育休加点+1
練馬区の保育指数は保護者1人あたり上限40点。フルタイム(月20日以上×1日8時間以上)で40点、共働きフルタイムで80点です。そこに育休中の1歳児クラス申込に付く+1(調整指数24番)が乗って、80+1=81。育休明けの1歳4月申込はほぼ全世帯がこの+1を持つので、最頻の81は、標準的な育休世帯がみんな持っている「実質的な満点ライン」です。
| 世帯の型 | 計算 | 指数 |
|---|---|---|
| フルタイム共働き(素点) | 40+40 | 80 |
| +育休中の1歳児クラス申込(調整24番) | 80+1 | 81 |
| +きょうだいが在園中の園への申込み(調整18番) | 81+2 | 83 |
| ひとり親(フルタイム) | 40+40(不存在)+8(調整1番) | 88 |
練馬区は休憩時間も就労時間に含めて算定します。9時〜17時勤務・昼休憩1時間なら、実労働7時間でも8時間就労=40点。ここを「実労働7時間だから37点」と数えて自分の点を低く見積もる誤りが起きやすく、81の同点勝負の土俵に1〜3点欠けて立つことになりかねません。就労証明書の記載は勤務先と早めに確認を。
だから「81」の園は、81点の世帯同士の同点勝負になった園です。同一指数のときは7段階の優先事項——①練馬区民(転入予定を含む) ②保育指数(調整指数を除いた素点)の高い児童 ③保育料の滞納がない世帯……と続き、⑤希望園にきょうだいが在園、⑥同時に2人以上、そして最後は⑦特別区民税所得割が低い世帯の順で決まります。81を持っていても結果が読み切れないのはこのためで、だからこそ「81で届く園を広く書く」設計が効きます。
④ 83〜85の帯——「働き方でどうにかなる差」ではない
81を超える83〜85は、きょうだい在園(+2)などの上積みを持つ世帯で埋まった帯です。1歳児では83が29クラス。顔ぶれを見ると、太陽の子平和台保育園(募集3人に延べ申込100人)、にじいろ保育園氷川台駅前、まなびの森保育園平和台、アスク大泉学園保育園、みらいく中村橋園など、申込の集中する園が並びます。2歳児では84が16クラス。3歳児の一般枠には区内最高値の85が2クラス(光が丘わかば保育園・にじいろ保育園氷川台駅前)出ていますが、これは募集が数人しかない枠に加点世帯が重なった結果です。
大事なのは、この帯が働き方では埋まらない差だということ。保育指数は父母フルタイムで80点が上限なので、81と83の差は調整指数——主にきょうだいの有無で決まります。第一子の保活で83の園を狙うなら、「届いたら幸運」の位置づけで希望に入れつつ、勝負の主軸は81で届く園に置くのが現実的です。
▶ 申込が集まる園はどこ?人気園ランキング
⑤ 「残N」の実在——延べ申込が募集を超えていても、空きが残った園がある
練馬区のデータでいちばん誤解されやすいのがここです。区が公表する申込状況の希望数は転園希望も含む延べ——1人の子が併願した希望園の数だけカウントされます。だから「申込が募集の2倍超」に見えても、実際には空きが残ることがある。1歳児の残Nから、募集の大きい例を並べます。
| 園名(1歳・残Nの例) | 募集 | 申込(延べ・希望園の合算) | 結果 |
|---|---|---|---|
| 光が丘第十一保育園(区立) | 24 | 62 | 残8 |
| グローバルキッズ練馬春日町園 | 17 | 49 | 残4 |
| ねりま王子(小規模) | — | — | 残7 |
| フレンドキッズランド練馬たがら(小規模) | — | — | 残6 |
| 豊島園いちご保育園(小規模) | — | — | 残6 |
| にじいろ保育園関町北五丁目 | 9 | 29 | 残4 |
※2026年4月1次・区公表資料より当サイト再集計。申込数は転園希望を含む希望園の合算(延べ)で、1人の子が併願した園の数だけカウントされます。実際の競争はこの数字より緩く、実態は最低指数・残Nで読んでください。小規模保育の募集数は年齢区分の公表形式が異なるため省略。
募集24人に延べ62人——見た目は2.5倍超の集中です。それでも希望者全員が内定して8人分の空きが残った。延べ申込の大半は、他園を本命にした世帯の併願の後ろのほうの希望だったということです。残Nは1歳だけで認可7クラス+小規模18クラス=25クラス・空き合計69人分。0歳児(8か月以上)なら34クラス・78人分あります。さらに1歳の認可には「50以下」——ごく低い指数でも内定が出たクラスも3つ(光が丘第二・光が丘第九・わらべうた大泉学園)ありました。81未満でも入れる園は、はっきり実在します。
⑥ 実務——「81を標準装備」+「残N・低指数の園を保険に混ぜる」
練馬区のボーダー攻略は、この2本立てに尽きます。
その1:81を確実に取り切る
- フルタイム40点の要件は「月20日以上×1日8時間以上」で、休憩込みで数える。時短勤務の設計や就労証明書の記載次第で37点・34点に欠けるので、勤務先と早めに確認を(育休中の時短は契約上の日数・時間で算定されます)
- 育休中の1歳児クラス申込+1(2歳児クラス以上は+2)は育休世帯の標準装備。基準日は申込締切日です
- きょうだいが在園中の園への申込み(18番+2)、同時に2人以上の申込(19番+2)・多胎児(20番+3)など、該当する加点は書類で確実に
- 認可外等に預けている加点(22番+2・卒園年度の4月は23番+3)は復職済みが条件で、育休中は対象外。育休中は24・25番の育休加点側という棲み分けです
その2:残Nと81未満の園を保険に混ぜる
持ち点が81でも、83の園と81の激戦園だけで希望を埋めるのは危険です。81の同点勝負は優先事項次第で、結果は読めません。リストには残Nだった園や、81未満で決着した園を必ず2〜3園混ぜてください。注目してほしいのは、残Nの帯に光が丘第十一(募集24人)やグローバルキッズ練馬春日町(募集17人・0歳残2/1歳残4/2歳残2と全年齢で空き)のようなまとまった枠が含まれていること。同じエリアで83の園と残Nの園が隣り合っているのが練馬区です。最低指数は毎年変わる参考値ですが、「どの園に余裕があったか」の地図としては十分に使えます。
⑦ ひとり親世帯——88で、公表された最高値85を上回る
練馬区のひとり親世帯は、調整指数の+8だけではありません。いない側の親に保育指数「不存在」40点が付く二段構えで、フルタイム就労なら40+40で80点。そこにひとり親世帯(調整1番+8)が乗って88点です。
88は、2026年4月1次で公表された最低指数の最高値85(3歳一般枠)を上回る水準。つまり数値が公表されたどのクラスの決着ラインよりも高い持ち点です。さらに、同一指数となった場合の優先事項でも、類型順の比較で「不存在」は就労より上位。点数と優先順位の両面で配慮された設計なので、ひとり親で保活する人は、園の人気を過度に気にするより、通いやすさと園の中身で選んで大丈夫な持ち点です。
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出典:練馬区 令和8年4月1次利用調整の最低指数一覧(区公式・地区別)、令和8年4月1次 施設別倍率表(令和8年2月1日時点・296施設)、令和8年度『保育利用のご案内』(練馬区保育実施基準表・調整指数・同一指数世帯の優先事項)。集計は当サイトによるもので、園・クラス別の最低指数の分布です(区全体の申込者の指数分布ではありません)。最低指数は毎年変動する参考値で、同一指数でも優先事項により内定とならない場合があります。申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。なお練馬区には区公式のLINE指数シミュレーションもあります。