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【2026-2027年度版】練馬区の保育指数(利用調整指数)の計算方法|「81点」の正体と最低指数の読み方

練馬区の保育指数の計算方法のイメージ

※出典は令和8年度『保育利用のご案内』の利用調整基準(練馬区保育実施基準表・調整指数・同一指数世帯の優先事項)と、2026年4月入園1次の最低指数一覧。指数は年度で見直されます。申込前に必ず最新の区資料でご確認ください。

練馬区の保育園は、申込が募集を超えると利用調整指数で優先順位を決めます。先着でも抽選でもなく、点数の勝負です。

練馬区の式は合計指数 = 保育指数(父) + 保育指数(母) + 調整指数。保育指数は保護者1人上限40点で、フルタイム共働きなら合計80点。そこに育休中の1歳児クラス申込に付く+1が乗った81が、2026年4月1次では1歳児のほとんどの園の決着ラインでした。「81」の正体と、練馬区ならではの2つのクセ——休憩込みの就労時間算定クラス年齢で変わる育休加点——を知ることが、練馬区の点数を理解する近道です。

この記事でわかること
  • 保育指数は保護者1人あたり上限40点。月20日以上×1日8時間以上の就労=40点
  • 就労時間は休憩込みで数える。9時〜17時勤務・昼休憩1時間=8時間就労=40点——実労働7時間と数えて37点と誤りやすい、最重要のクセ
  • 育休加点はクラス年齢で変わる:1歳児クラス+1・2歳児クラス以上+2・0歳児クラスは加点なし。最低指数の最頻値が0歳80・1歳81・2歳82と並ぶのはこのため
  • 最低指数一覧の「数値」「残N」「×」「*」「—」の読み方がわかる
  • ひとり親世帯は「不存在」40点+調整+8の二段構えで88=ほぼすべての園の最低指数を上回る
  • 認可外預け加点は+2(卒園年度の4月は+3)で、復職済みが条件・育休中は対象外=育休加点との棲み分け
  • 育休延長を希望しても指数の減点はない(申出書方式)
  • 区公式のLINE指数シミュレーションでも自分の点を確かめられる

① 指数は「保育指数(父)+保育指数(母)+調整指数」

合計指数 = 保育指数(父) + 保育指数(母) + 調整指数

保育指数は、保護者それぞれの状況(就労・出産・疾病・介護など)に応じて「練馬区保育実施基準表」から求めます。上限は1人40点。複数の類型に当てはまっても合算はせず、最も有利な1つで算定します。そこに世帯や児童の状況に応じた調整指数(全26項目)が加減され、同じ希望園の中で指数の高い児童から内定。同点なら7段階の優先事項(後述)で決着します。基準日は各月の申込締切日です。

② 保育指数:フルタイムは40点。そして「休憩込み」で数える

多くの家庭が該当する就労は、月の日数と1日の時間で段階的に決まります。

日数\時間8時間以上7時間以上6時間以上5時間以上4時間以上
月20日以上4037343128
月16〜19日3734312825
月12〜15日3431282522

※練馬区保育実施基準表(類型1 就労)の抜粋。週5日勤務は月20日以上、週4日勤務は月16〜19日として扱われます。就労以外の類型(不存在40、出産24、疾病・負傷20〜40、障害20〜40、介護・看護10〜40、災害40、就労内定15〜27、求職10など)は区資料で確認を。

最重要のクセ:9時〜17時勤務・昼休憩1時間は「8時間就労」=40点です
練馬区は休憩時間も就労時間に含めて算定します(家事・育児にあたる時間は除く)。9時〜17時の勤務なら、昼休憩1時間を引いた実労働7時間ではなく、拘束8時間で「8時間以上」=40点。実労働ベースで数える自治体のつもりで「うちは7時間だから37点」と見積もると、自分の点数を3点も低く誤解することになります。園選びの水準感が丸ごとずれる誤りなので、最初に押さえてください。
なお、就業規則等で「労働時間+休憩=○時間45分以上」を証明できる場合に限り、15分を上限に1段階上の細目を適用できる救済もあります。

ほかに押さえておきたい判定ルールは3つ。

  • 育休中の時短は「契約上の条件」で算定:育児休業中に就労日数・時間を一時的に減らしている場合(月10日以内、または80時間以内)は、契約上の日数・時間で指数が付きます。育休中の実績で下がるわけではありません
  • 契約を超える実績は契約が上限:逆に、直近3か月の実績が契約条件をひと月も満たさない場合は実績ベースに落ちます。転職や働き方を変えた直後は要注意
  • 就労が同一条件で1か月未満だと−3:申込締切日時点で就労等が同一条件で1か月以上継続していないと、調整指数で−3が付きます(前職から1か月以内の同水準転職などの例外あり)

③ 練馬区の核心:育休加点はクラス年齢で変わる

練馬区の調整指数でいちばん重要なのが、育休加点です。保護者のいずれかが申込締切日時点で育児休業を取得している場合、申し込むクラスによって次の加点が付きます。

申込クラス育休加点フルタイム共働きの合計
0歳児クラスなし80
1歳児クラス+181
2歳児クラス以上+282

※調整指数24番(1歳児クラス)・25番(2歳児クラス以上)。両親とも育休中でも重複適用はされません(+1/+2は1回だけ)。

この構造は、選考結果にそのまま表れています。2026年4月1次の最低指数(内定者のうち最も低い指数)の最頻値は、0歳80・1歳81・2歳82——育休加点のぶんだけ1点ずつずれて並ぶのです。

クラス最頻値分布(数値が公表されたクラス・認可)
0歳児(8か月以上)80143クラス中127が80。最高でも82
1歳児81181クラス中135が81。83が29・82が11。最高83
2歳児8287クラス中53が82。84が16。最高84
3歳児(一般枠)8244クラス中16が82。最高85

※2026年4月入園1次・区公表の最低指数一覧より当サイト集計。なお、区が公表する申込状況は転園希望も含む希望園の合算(延べ)で、1人が併願分だけ重複してカウントされます。実際の競争はその数字より緩く、競争の実態はこの最低指数で読むのが正確です。

読み解きのポイントは2つ。まず、1歳の81は「フルタイム共働き(80)+育休加点(+1)」そのもの——特別な世帯の点数ではなく、育休明けの標準装備です。だから135クラスが81の同点勝負で決まりました。83の29クラスは、そこにきょうだい在園(+2)などが乗った帯。無加点の80との差は「届く園の幅」に直結します。

次に、0歳に育休加点はありません。0歳は全員が素点勝負=フルタイム共働きなら80で、最低指数の最頻値も80。つまり0歳で申し込んでも1歳で申し込んでも、標準世帯はちょうどボーダーの点数を持っているのが練馬区の構図です。1歳勝負を選んでも指数上のハンデはありません——ただし枠と申込の集中は年齢で違うので、そこは戦略の問題になります。
▶ 詳しく:0歳・1歳・2歳、いつ入れるべき?

④ 調整指数:全26項目。主なものを一覧で

番号項目指数
1ひとり親世帯+8
3単身赴任の予定(連続3か月以上・60km以上)+1
4/5区外在住(勤務地が区内/区外)−4/−6
7未就学児が3人以上いる世帯+5
8小学3年生までの児童が3人以上いる世帯+2
10保育士等の有資格者が区内保育施設等に就労+1
11保育料の滞納−20
15就労等が同一条件で1か月以上継続していない−3
16申込児童が障害・配慮を必要とする場合+12
17同居予定の65歳未満の祖父母が保育にあたれる場合−4
18きょうだいが在園する園への入園・転園+2
19/20同時に2人以上の申込/多胎児の申込+2/+3
22/23認可外等に預けている/その卒園年度の4月+2/+3
24/25育休取得中(1歳児クラス/2歳児クラス以上)+1/+2

※主な項目の要約。重複適用しない組み合わせがあります(1〜3番/7番と8番/19番と20番/22・23番と24・25番 など)。正確な条件は区資料で確認を。

眺めるとわかるとおり、第一子・共働き世帯が普通に取れる加点は育休加点(+1/+2)だけです。+2以上を積めるのは、きょうだい在園(18番)や認可外利用の実績(22・23番)、多子世帯(7番)などの世帯。練馬区は「加点を大きく積み上げる区」ではなく、80〜81の同点帯にほぼ全員が並ぶ区です。

⑤ 最低指数一覧の読み方:「数値」「残N」「×」「*」「—」

練馬区は、4月1次の選考結果として施設別×クラス別の最低指数を地区別(練馬・光が丘・石神井・大泉)に公表しています。表記は5パターン。ここが読めると、希望園リストの精度が一気に上がります。

表記意味
数値(例: 81)そのクラスの内定者のうち最も低い指数。自分の見積もりと直接比べられる(同じ指数でも優先事項の順位次第で内定しない場合あり)
残N(例: 残4)希望者全員が内定したうえで、定員にN人分の空きが残った=点数勝負にならなかったクラス
×そのクラスに欠員(募集)がなかった
*内定児童が1人の場合など、個人特定を避けるため非表示
そのクラス自体がない

※3歳・4歳には「全員内定」「なし」という表記もあります。これは認可・地域型の卒園児を先に選考する「卒園児優先方式」の卒園枠の列に出るものです。

2026年4月1次の分布を年齢別に見ると——

  • 0歳児(8か月以上):数値143クラス中127が80で、最高でも82。加えて「残N」が34クラス・空き計78人分。80あれば広く届いた年齢です。低月齢(生後100日〜・6か月〜)の区分はさらに空きが目立ちます
  • 1歳児:数値181クラスと最も点数勝負がはっきり出る年齢。81が135クラス・83が29クラス。それでも「残N」が認可7+小規模18の25クラス(空き計69人分)あり、50以下の指数で内定したクラスも実在。人気園と空きの残る園の二極化です
  • 2歳児:「×」が57クラス・「*」が51クラスで、そもそも枠がほとんど動かない年齢。数値87クラスの最頻は82(育休加点+2込みの水準)。一方、小規模の2歳は残Nが17クラスと余裕があります
  • 3歳児:卒園児優先方式の卒園枠を先に選考したあとの一般枠で、数値44クラスの最頻は82。「残N」も51クラス・空き計158人分と幅があります

▶ 詳しく:何点で入れた?最低指数の読み方

⑥ ひとり親世帯:「不存在40点+調整+8」の二段構えで88

練馬区のひとり親世帯は、調整指数の+8だけではありません。いない側の保護者に類型「不存在」の40点が付く二段構えです。フルタイム就労のひとり親なら——

内訳点数
保育指数:月20日以上×1日8時間以上の就労40
保育指数:不存在(死亡・離婚・未婚等)40
調整1番:ひとり親世帯+8
合計88

88は、2026年4月1次の最低指数の最高値(1歳83・2歳84・3歳85)をすべて上回る水準です。同一指数のときの優先事項でも、類型「不存在」は災害に次ぐ2番目の高さ。ひとり親で保活する人は、園の人気を過度に気にするより、通いやすさと園の中身で選んで大丈夫な持ち点だと考えてください。

⑦ 認可外預け加点は+2(卒園年度の4月は+3)。ただし育休中は対象外

「育休のまま加点だけ取る」は練馬区では成立しません
認可外保育施設や認証保育所などに申込児童を預けていると、+2(22番)、その施設の受入年齢が終わる卒園年度の4月申込なら+3(23番)が付きます。
ただし条件がしっかりしています。月あたり保育に必要な時間の6割以上(フルタイムなら月96時間以上)を預けていること、そして類型が就労の場合は復職済みであること。育休中は対象外です。
育休中の世帯には、代わりに育休加点(24・25番=1歳+1/2歳以上+2)が付きます。22・23番と24・25番は重複適用されないので、「育休加点+認可外加点」の二重取りもできません。復職して預けている世帯は22・23番、育休中の世帯は24・25番——きれいな棲み分けです。
だから練馬区での認可外は、点数の道具ではなく園としての価値(方針・特色・0歳から入りやすい柔軟さ)で選ぶのが正解。費用は認可外保育施設保育料補助金(0〜2歳・課税世帯で月額上限80,000円)で大きく抑えられます。
▶ 詳しく:認可外・認証・企業主導型の違い

⑧ 同点のときは?——7段階の優先事項

80〜81の同点帯にほぼ全員が並ぶ練馬区では、同一指数のときの決着ルールが実質的な勝負どころになります。順番はこうです。

  1. 練馬区在住者(転入予定者を含む)
  2. 保育指数(保護者の状況)の高い児童——調整指数を除いた素点で比較。同じ81でも「素点80+調整1」は「素点78+調整3」より上
  3. 保育料に滞納がない世帯
  4. 類型順(災害>不存在>障害>疾病・負傷>就労>介護・看護、就学>出産>就労(内定)>求職)
  5. 希望園にきょうだいが在園している児童
  6. 同時に2人以上の入園を希望する世帯
  7. 特別区民税所得割が低額の世帯(2026年8月入園までは令和6年度、9月からは令和7年度の課税で判定)

注目は2番の「素点比較」。同じ合計でも、フルタイム×2の80を土台にした世帯が、時短水準の素点に調整を積んだ世帯より上に立ちます。そして最後は所得——81同点の最終盤では所得割の低い世帯が先になります。ここは自分で動かせない要素なので、「同点までは持ち込める。その先は運も込み」と構えておくのが健全です。

⑨ 育休延長を希望しても、減点はありません

練馬区には、育休延長希望者の指数を減点する制度はありません。希望園に入れない場合に育児休業の延長を受け入れられる世帯は、『育児休業延長許容の申出書』を提出する方式で、利用調整の対象から外す運用です。「延長を希望すると点数で不利になるのでは」という心配は不要——入園を目指すのか延長を視野に入れるのか、方針をそのまま書類に反映できます。保留通知書の扱いなど実務の流れはスケジュール記事にまとめました。
▶ 関連:保留通知書と申込スケジュール

⑩ よくある誤解

  • 「9時〜17時勤務は実働7時間だから37点」→ 40点です:練馬区は休憩込みで就労時間を数えます。昼休憩1時間を含めて8時間就労=40点。ここを間違えると園選びの水準が丸ごとずれます
  • 「1歳8.68だから8人に1人しか入れない」→ 延べの数字です:区公表の申込状況は転園希望も含む希望園の合算(延べ)で、1人が併願分だけ重複して数えられています。実際の競争はこれより緩く、実態は最低指数(1歳の最頻81)で読みます
  • 「81は特別な家庭の点数」→ 育休明けの標準装備です:フルタイム共働き80+育休加点1。だからこそ135クラスが81の同点勝負でした
  • 「0歳で入れないと1歳は不利」→ 指数上のハンデはありません:0歳に育休加点はなく素点80勝負、1歳はボーダーが81に上がるぶん育休加点+1が全員に付きます。年齢選びは点数ではなく枠の数(1歳1,750人・2歳352人)で考えます
  • 「認可外に預ければ加点で有利」→ 復職済みが条件です:+2(卒園年度の4月+3)は保育必要時間の6割以上を預けたうえで復職していること。育休中は対象外で、育休加点との重複もありません
  • 「育休延長を希望すると減点される」→ されません:練馬区は申出書方式で、指数の減点制度はありません

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あなたの指数は何点?
就労状況や家庭の事情を選ぶだけで、練馬区のルールに沿った指数の目安を計算できます。練馬区には区公式のLINE指数シミュレーション・AIチャットボットもあるので、両方で答え合わせをするのが確実です。

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出典:令和8年度『保育利用のご案内』利用調整基準(練馬区保育実施基準表・調整指数・同一指数世帯の優先事項・留意事項)、2026年4月入園1次 最低指数一覧。最低指数の集計は当サイトの整理を含みます。指数・優先事項は年度で変わるため、申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。