【2026-2027年度版】新宿区の保育園は何点で入れる?指数ボーダーライン

※数字は新宿区「令和8年4月入園内定指数一覧」(区公式)に基づきます。各園・各クラスで内定した児童のうち最も低い指数(=実質ボーダー)を集計したもので、園と年齢で差があります。新宿区は基本指数が保護者1人20点満点・父母合わせて40点、そこに調整指数が加わります。
「何点あれば入れるの?」——新宿区の答えを先に言うと、42点が事実上のボーダーライン。共働きフルタイムの40点に、育休からの復職で入園する場合の+2を足した点数です。令和8年4月の内定指数一覧では、数値が公表された71クラスのうち46クラスでボーダーが42でした。
ただし42点は「持っていれば安心」ではなく、「そこに大勢が並ぶ」点数。並んだあとの決着は16段階の優先順位——実務では認可外の利用期間と待機期間——で付きます。園別データで、この構造を順に見ていきます。
- 42の正体=フルタイム40点+育休復帰の+2
- 数値公表71クラス中46クラスがボーダー42。1歳児はほぼ42一色
- 「44以上」の園=ひとり親・加点持ちの世界もある
- 指数が非公表のクラスが大多数=定員割れ気味の園も多いという事実
- 42を超える打ち手と、同点で勝つための条件(認可外利用期間・待機期間)
① 「42点」の正体——40+育休復帰の+2
新宿区の合計指数は、基本指数(父・母それぞれ20点満点)+調整指数。父母ともフルタイム(月20日以上×月160時間以上)なら20点+20点で40点です。まずはこの40点が土台。
そのうえで、育休からの復職を理由とする新規入園には+2(調整指数の項目11)が付きます。つまり「フルタイム共働き+育休復帰」で42点。認可の4月入園を目指す世帯の多くがこの条件に当てはまるため、42が事実上のスタートラインであり、そのままボーダーの最頻値になっています。
なお新宿区は希望順位が選考に影響しないと明記しています。第1希望でも第9希望でも同じ土俵で指数順。「何点か」と「どの園をリストに入れるか」がすべてで、順番の工夫では当落は変わりません。
② 内定指数の分布——公表71クラス中46が「42」
新宿区は区全体の申込者の指数分布を公表していないかわりに、園・クラスごとの内定最低指数を公表しています。令和8年4月分を集計すると、ボーダーの姿がはっきり見えます。
| クラス | 数値等の公表 | うち42 | 読み方 |
|---|---|---|---|
| 0歳児 | 23クラス | 13 | 人気園は0歳でも42。一方で37〜38や27以下の園も |
| 1歳児 | 44クラス | 31 | 42に大集中。「44以上」の園も1つ |
| 2歳児 | 5クラス | 2 | そもそも公表が少ない=新規枠が薄い |
| 3歳児以上 | 7クラス | 0 | 31〜40に分散。競争は緩い |
数値が公表された71クラスのうち46クラス(約65%)がボーダー42。特に1歳児は、数値が出た39クラス中31クラスが42と、ほぼ一色です。42点で並んだ集団のどこかで線が引かれる——これが新宿の人気園の標準的な決まり方です。
0歳児も、申込が集まる園のボーダーは42。新宿の育休復帰+2は年齢を限定しないため、0歳4月入園でも復職すれば42に乗ります。裏を返すと、人気園は0歳でも「素の40点」では届かないことが多い、ということです。
③ 「44以上」の園——ひとり親・加点持ちの世界
内定指数一覧には「44以上」と表記されたクラスもあります(至誠会保育園・1歳児)。42を超えた世帯だけで枠が埋まった園です。44という数字のつくり方は、たとえば——
- ひとり親世帯:いない側の保護者に基本指数20点が入り、さらに調整+4。フルタイムなら20+20+4=44点
- きょうだい在園の園への入園申込:+2で42→44点
ひとり親のフルタイム世帯は、ボーダー42を制度的に超えられる設計になっています。逆に言えば、44以上が付いた園は共働き42点では届かなかった園。こうした園を志望に入れるなら、他の園との組み合わせが必須です。
④ 非公表のクラスが大多数——「定員割れ気味の園」は実在する
実は、内定指数一覧93施設×6クラス=558セルのうち、数値が公表されたのは71セルだけ。残りは「定員割れのため非公表」が319セル、「内定2名以下のため非公表(若干名)」が63セル、「空きなし(利用調整なし)」が48セルなどです。
特に0歳児は、93施設中49施設が定員割れのため非公表。つまり申込者が募集を下回り、指数勝負にすらならなかった園が半数以上あるということです。42を取れない世帯——育休復帰の加点が付かない、パート勤務で40点に届かない——にも、数値非公表の園・0歳児クラス・小規模保育という現実的なルートがあります。「新宿は42ないと無理」ではありません。42が要るのは、数値が公表されるような人気園です。
⑤ 42を「超える」打ち手——棚卸しリスト
42の同点の海から抜け出せる加点があるか、申込前に棚卸しを。新宿の調整指数から主なものを挙げます。
| 打ち手 | 加点 | 条件の要点 |
|---|---|---|
| 復職して認可外・認証等に預ける | +3 | 項目12。就労実績1か月以上・必要な日時すべて・有償利用。育休復帰+2と択一 |
| きょうだいが在園する園への入園申込 | +2 | 項目14(転園は+4) |
| 育休取得に伴う退園後の再入園等 | +4 | 項目10。育休対象児童の新規入園にも適用 |
| 小規模など年齢上限園の卒園→4月入園 | +2(家庭的保育者は+4) | 項目13 |
| 多胎児の申込み | +4 | 項目15 |
注意したいのは認可外加点の仕組みです。認可外・認証に預けて復職すると+3(項目12)が付きますが、育休復帰の+2(項目11)とは重複せず、高い方だけが適用されます。「42に+3で45」にはならず、43点=上乗せの実感は+1。それでも、42の同点集団を1点抜け出せる意味は小さくありません。なお「育休中に認可外に預けて加点」は成立しません(+3は復職済みで有償利用していることが条件)。
新宿区には減点項目もあります。目立つのは区外在住(転入予定なし)の減点で、勤務地等が区内なら−4、父母とも勤務地等が区外なら−6。区外からの申込は実質的に圏外になる設計です。ほかに資格外活動許可の−2など。加点を数える前に、減点に該当しないかを確認してください。
⑥ 同点で勝つ条件——認可外利用期間と待機期間
42点に乗せても、人気園では同じ42点が並びます。新宿区の同一指数時の優先順位は16段階。上位には新宿区民であること(1位)などが並び、実務で差が付きやすいのが——
- 優先順位9:認可外保育施設等の利用期間が長い順(+3の項目12に該当する利用)
- 優先順位11:待機期間が長い順(間を空けずに継続して申し込んでいる期間。育休期間は除く)
つまり新宿は、早くから申込みを出し続け、復職して認可外に預けながら待つ世帯ほど、同点競争に強くなる制度です。「4月一次で初めて申し込む42点」と「前年から申込みを継続し、認可外利用実績のある43点・42点」では、後者が勝ちます。申込は一度出すと約6か月有効で、期間内は毎月自動的に利用調整されます。迷っているなら、早く出すこと自体に制度上の価値があります。
最後にもう一度。希望順位は選考に無関係なので、入れたい園は遠慮なく全部書き、42点(またはあなたの点数)で現実に届く園を必ずリストに混ぜる——これが新宿のボーダー攻略の結論です。
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出典:新宿区「令和8年4月入園内定指数一覧」「認可保育園等の申込みの手引き【令和8年度版】」。集計は当サイトによるもので、園・クラス別の内定最低指数の分布です(区全体の申込者の指数分布ではありません)。指数・加点・優先順位は年度で変わるため、申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。