【2026-2027年度版】豊島区のエリア別 保活難易度|どの地域が入りやすい?

※各エリアの入りやすさは、そのエリアの認可園の0・1歳児の推定実質倍率(第一希望+他園からの流入見込みを加味した当サイト独自の推定値)の中央値で比較しています(令和8年4月一次)。公式の数値ではなく、エリア間の相対比較の目安です。
同じ豊島区でも、住むエリアで保活の見え方は変わります。区内5エリアの倍率の中央値は1.2〜1.7倍。区全体の1歳児が1.19倍と需要超過の区だけに、「ここなら余裕」というエリアはない一方、エリア差ははっきりあります。
いちばん締まるのは長崎・千川エリア(東長崎・椎名町・要町・千川)。1歳児の第一希望232人に対して募集は142人と、区内で唯一、エリア全体で枠が大きく不足しています。そしてどのエリアにも、募集数名に希望が集中する「極端な園」が点在する——この二層を順に見ていきます。
- 5エリアの入りやすさランキング(0・1歳の推定実質倍率の中央値)
- 最も締まる長崎・千川エリアで何が起きているか
- 需給が拮抗して見える大塚・巣鴨で中央値が高くなる理由(特定園への集中)
- 「希望順位は選考に無関係」の豊島での現実的な志望リストの組み方
① エリア別の入りやすさ(0・1歳児)
豊島区を5つのエリアに分け、認可園の推定実質倍率の中央値を並べると、こうなります(数字が小さいほど入りやすい傾向)。
| エリア | 主な駅 | 倍率の中央値 | 傾向 |
|---|---|---|---|
| 池袋エリア | 池袋・北池袋・東池袋 | 1.2倍 | 園数が多く、区内では穏やかめ |
| 駒込エリア | 駒込 | 1.3倍 | 園数が少なく、1歳の枠が薄い |
| 目白・雑司が谷エリア | 目白・雑司が谷・学習院下 | 1.4倍 | 1歳の需給はほぼ拮抗 |
| 大塚・巣鴨エリア | 大塚・新大塚・巣鴨 | 1.6倍 | 特定園への集中が強い |
| 長崎・千川エリア | 東長崎・椎名町・要町・千川 | 1.7倍 | 区内で最も締まる |
区全体では、0歳児が募集625人に第一希望477人(0.76倍)、1歳児が募集575人に第一希望682人(1.19倍)。0歳児はどのエリアでも募集が第一希望を上回っており、エリア差が本当に効いてくるのは1歳児です。最も穏やかな池袋エリアでも中央値1.2倍——「区内のどこかに逃げれば楽になる」というより、区全体がやや締まった土俵の上で、エリアごとに傾斜があると読むのが実態に近いです。
② 最も締まる長崎・千川エリア:枠そのものが足りない
西武池袋線・有楽町線沿いの長崎・千川エリアは、1歳児で募集142人に第一希望232人。区内で唯一、エリア全体で申込が枠を大きく上回っています。子育て世帯に人気の住宅地に対して、1歳児の枠が追いついていません。
しかもこのエリアには、区内の高倍率園が集中しています。1歳児の推定実質倍率で見ると——
- 豊島区立要町保育園:約14.6倍(募集2名に第一希望16人)
- 椎名町ちとせ保育園:約13.8倍(募集1名に第一希望6人)
- 豊島区立南長崎第一保育園:約7.6倍(募集3名に第一希望15人)
- 太陽の子要町保育園:約6.7倍(募集4名に第一希望11人)
- 豊島区立高松第二保育園:約6.3倍(募集5名に第一希望22人)
このエリアで1歳4月を狙うなら、エリア内で完結させないことです。有楽町線で池袋方面の園を通園圏に入れる、0歳児で動く、小規模保育を組み込む——土俵を広げるほど現実味が増します。
③ 大塚・巣鴨エリア:数字は拮抗、実態は「集中」
大塚・巣鴨エリアの1歳児は募集139人に第一希望137人と、エリア合計ではほぼ拮抗しています。それでも倍率の中央値は1.6倍と高め。理由は特定園への集中です。大塚りとるぱんぷきんずは募集3名に第一希望23人で約12.3倍、南大塚保育園は募集2名に第一希望13人で約10.0倍。駅前の人気園に希望が吸い寄せられ、残りの園との差が極端に開いています。
裏を返せば、このエリアには枠の厚い穏やかな園も同居しています。たとえば若草保育園(1歳募集15名・推定実質倍率約0.6倍)や東進ポップキッズ大塚キャンパス(募集10名・約0.6倍)。「どの園に願書が集中しているか」の粒度で見ると、同じエリアの中に別世界が並んでいるのがわかります。
④ 駒込・目白・池袋:それぞれの注意点
- 駒込エリア:1歳児は募集33人に第一希望51人。倍率以前に園の数も枠の絶対数も少ないエリアです。候補が数園しかないため、1園の人気で状況が大きく変わります。大塚・巣鴨方面など隣接エリアも含めて通園圏を広げに組むのが現実的です
- 目白・雑司が谷エリア:1歳児は募集84人に第一希望79人とほぼ拮抗。ミアヘルサ保育園ひびき高田(1歳募集12名・約0.7倍)など枠の厚い園もあり、区内では比較的組み立てやすい傾向です
- 池袋エリア:区内最多の園数を抱え、1歳児は募集177人に第一希望183人。中央値1.2倍と穏やかめですが、駅近の小規模な枠には集中も起きます。クオリスキッズ東池袋保育園(1歳募集12名・約0.9倍)のような枠の厚い園を軸にすると安定します
⑤ 現実的な志望リストの組み方
豊島区は希望順位が選考に影響しません(第1〜第9希望まで完全に指数順)。「受かりやすい園を上位に書く」という工夫は意味がなく、考えるべきは「どの園をリストに入れるか」だけです。
- 入れたい園は遠慮なく書く:高倍率園を希望に入れても、順位づけで不利になることはありません
- 41点で届く園を必ず混ぜる:内定指数のボーダーが41以下の園・倍率1倍前後の園・小規模保育を現実枠としてリストに入れる(ボーダーの記事参照)
- 0歳で動ける家庭は0歳で:区全体の0歳は0.76倍。どのエリアでも0歳は募集が第一希望を上回っています
- 長崎・千川で厳しければ:池袋方面など隣接エリアの園、認可外・認証も含めて土俵を広げる
募集2〜3名の人気園は、きょうだい加点+4を持つ世帯や41点超の世帯で埋まりやすい別世界です。エリアの数字は出発点にして、園単位の募集枠と倍率で組み立ててください。届く園を1〜2園混ぜてあるかどうかが、全落ちを防ぐ最大の分かれ目です。
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出典:豊島区「令和8年4月入園申込み状況」(第1希望のみ/第1〜第9希望)・入所可能予定数。エリア区分・推定実質倍率は当サイトの集計・推定で、公式の区分ではありません。園ごとの差が大きいため、実際の難易度は各園の状況でご確認ください。