【2026-2027年度版】豊島区の保活完全ガイド|点数・倍率・人気園・認可外の使い方

※本記事は豊島区の公開資料(令和8年度『保育所入所基準指数表』、令和8年4月一次の申込状況・入園内定指数、保育料の無償化に関する区公式ページ)をもとにした情報です。倍率等は当サイトの推定を含みます。申込前に区の最新資料でご確認ください。
豊島区の保活を、この1本で俯瞰できるようにまとめました。スケジュール・点数・ボーダー・人気園・認可外の使い方——それぞれ詳しい記事へのリンクも用意しています。まずは全体像から。
豊島の保活を一言で言うと、「41点」に確実に乗せて、41で届く園を選ぶ。点数を盛る手段が少ない区だからこそ、園選びが勝負を分けます。
- 4月入園は10月1日申込開始・一次11月21日締切。内定は2月2日・3日に電話連絡
- 指数は父母それぞれ20点+調整指数。フルタイム共働き40点+育休復職の+1で41点が事実上のボーダー(内定指数の最頻値)
- きょうだい在園園への申込み+4が別格。44〜45の激戦帯は第二子の世界=第一子はそこで戦わない
- 区全体の第一希望倍率は0歳0.76倍・2歳0.76倍と穏やかで、1歳だけ1.19倍と締まる
- 「育児休業の延長も許容できる」の申出は−40点+他の加点・優先順位もすべて不適用。意味を知らずに選ぶと取り返しがつかない
- 認証保育所・企業主導型は支払った保育料等が全額補助される——豊島の費用面の大きな特徴
① 豊島の全体像:穏やかな区に「1歳」と「特定園」の山がある
豊島区で利用調整(点数選考)の対象になる認可保育施設は110園(認可保育園92・小規模保育17・認定こども園1)。当サイトでは認可外・認証・企業主導型なども含めた131施設を掲載しています。令和8年4月一次の申込状況を年齢別に見ると——
| クラス | 募集 | 第一希望 | 倍率(第一希望÷募集) |
|---|---|---|---|
| 0歳児 | 625 | 477 | 0.76倍 |
| 1歳児 | 575 | 682 | 1.19倍 |
| 2歳児 | 161 | 122 | 0.76倍 |
| 3歳児 | 133 | 116 | 0.87倍 |
募集より第一希望が多いのは1歳児だけ。0歳・2歳は数字の上では募集に余裕があり、「どこにも入れない区」ではありません。ただし注意点が2つ。2歳児の募集枠は161人と、1歳児の3分の1以下に激減すること。そして区全体の平均に隠れて、駅近の少数枠園に第一希望が集中していることです。豊島は「区全体もやや締まる1歳」と「極端な特定園」の二層構造——ここを読み違えると、穏やかなはずの豊島で全落ちが起きます。
② 点数・指数の決まり方:41点がボーダー、その上は「きょうだい+4」の世界
豊島の指数は基準指数(父母それぞれ20点満点)+調整指数。フルタイム(月20日以上・月160時間以上、休憩時間を含む)なら1人20点で、共働きなら40点です。そこに調整指数が乗ります。効くのは育休復職+1、認可外に預けて復職+1(育休復職と択一)、そしてきょうだいが在園する園への申込み+4。
令和8年4月一次の園別内定最低指数では、41が最頻(数値が公表された215クラス中90クラス、1歳児では93クラス中51クラス)。つまり「フルタイム共働き40点+調整1点」が事実上のボーダーです。一方、44〜45で決まったクラスも24あり、この帯はきょうだい在園+4を持つ第二子の世界。第一子が42点以上を積む一般的な手段は乏しいので、豊島の戦略は「点を盛る」より「41で届く園を志望リストに必ず入れる」ことになります。なお、希望順位は選考に影響しません(第1〜第9希望まで完全に指数順)。
▶ 詳しく:保育指数の計算方法 / 何点で入れる?指数ボーダー
③ 保活スケジュール:10月申込開始・11月21日締切
令和8年4月入園では、10月1日申込開始・一次11月21日締切、内定連絡は2月2日・3日に電話という日程でした。二次は2月10日締切・2月27日結果。一次で保留になっても自動的に二次の対象になります。5月以降も毎月選考がありますが、3月入園はなく、1月・2月入園の締切はどちらも11月20日。秋に見学と就労証明書の準備、11月中旬までに申込を終える逆算が基本です。
▶ 詳しく:豊島区の保活スケジュール
④ 年齢別の戦略:0歳は選べる。1歳は41点+園選び。2歳勝負は避ける
- 0歳児:第一希望倍率0.76倍と、募集が申込を大きく上回ります。豊島で園を選べる余地がいちばん大きいのは0歳。人気園に挑むにも、0歳の方が枠があります
- 1歳児:唯一の需要超過(1.19倍)。育休復職の+1で41点に乗せたうえで、41で届く園を組み込めるかが決め手です
- 2歳児:倍率0.76倍と数字は穏やかですが、募集は161人まで細ります。1歳で入りそこねて2歳勝負に回ると選択肢が急減するので、早く動くほど有利な構図は豊島でも変わりません
⑤ 人気園・倍率が高い園:少数枠×駅近に集中する
区全体の1歳は1.19倍でも、園単位では別世界があります。1歳児の推定実質倍率では大塚りとるぱんぷきんずが約12.3倍(募集3名に第一希望23人)、南長崎第一保育園が約7.6倍、太陽の子要町保育園が約6.7倍、高松第二保育園が約6.3倍。さらに募集1〜2名の園では要町保育園が約14.6倍、椎名町ちとせ保育園が約13.8倍という極端な数字も出ています。いずれも「少ない枠×駅近・人気エリア」の掛け算です。志望リストは「憧れの人気園+41点で現実的に届く園」の組み合わせで。
▶ 詳しく:人気保育園・倍率ランキング / エリア別の入りやすさ
⑥ 最大の注意点:「育休延長も許容」の申出は−40点
豊島区の申込書類には「育児休業の延長も許容できる」旨の申出欄があります。これを選ぶと調整指数−40、しかも他の加点も同一指数時の優先順位もすべて適用されなくなります。フルタイム共働きの40点がほぼ消える計算で、実質的に選考対象外に近い扱いです。
これは「入園より育休給付金の延長を優先したい」世帯のための正規の選択肢で、そのために使うなら合理的な制度です。ただし裏を返せば、豊島区では「とりあえず申し込んで、落ちたら延長すればいい」という戦い方が制度的に成立しないということ。意味を理解しないままチェックすると、本気の申込みがまるごと無効に近くなります。申出の可否や給付金の要件は勤務先・ハローワークの制度にもよるので、選ぶ前に必ず確認を。
▶ 詳しく:指数の仕組みと減点
⑦ 認可外は「点数の道具」ではなく、費用面では豊島の目玉
豊島では、認可外に月12日・48時間以上預けて父母とも就労している場合の加点は+1。しかも育休復職の+1とは択一なので、点数面の上乗せはごく小さい設計です。「加点のために預ける」という発想は成り立ちません。そのぶん、保育方針の自由度・英語や運動などの特色・0歳から入りやすい柔軟さといった園そのものの価値で選べます。子に合う園が見つかったら、まず一度入れてみるのがいい選択です。
そして費用面。豊島区では認証保育所・企業主導型保育の保育料等(主食・副食費込み。入園料・延長保育料等は除く)が全額補助されます(契約時間による減額あり・1,000円未満切捨て)。上限額との差額を自己負担する方式ではなく、支払った額がそのまま戻ってくる仕組みです。その他の認可外保育施設も0〜2歳児は月80,000円・3〜5歳児は月77,000円まで補助されます(認可保育園は令和7年9月から第1子でも基本保育料が無償)。1歳で入れなかったときの受け皿としても、認可とは違う保育を選ぶ場としても、費用のハードルはかなり低くなっています。
▶ 詳しく:認可外・認証・企業主導型の違い / 費用と補助
⑧ まとめ:まずやるべきこと
- 自分の点数を知る:40点に届くか、育休復職+1で41点に乗るか、きょうだい在園+4などそれ以上の加点があるかを棚卸し
- 41で届く園を必ず混ぜる:内定指数44〜45の園は第二子中心の世界。第一子なら、ボーダー41以下の園・0歳入園・小規模保育を志望に組み込む
- 秋までに見学・書類:就労証明書は勤務先へ早めに依頼。一次締切は11月21日
- 育休延長の申出欄は慎重に:−40点+加点・優先順位すべて不適用。延長を本当に優先したい場合だけ
- 落ちても動き続ける:二次は自動対象、5月以降も毎月選考(3月を除く)。費用負担の軽い認証・認可外という選択肢もある
豊島の保活は、41点に確実に乗せたうえで「どの園で戦うか」の勝負。制度を理解して志望を設計すれば、数字が示すとおり選択肢は十分にあります。
▶ 落ちたときの次の一手
出典:豊島区『保育所入所基準指数表(令和8年度)』、令和8年4月(一次)の申込状況(第1希望のみ/第1〜第9希望)・入園内定指数、保育料の無償化・認可外保育施設等の補助に関する区公式ページ。倍率・最低指数の集計は当サイトの推定を含みます。制度は年度で変わるため、申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。