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【2026-2027年度版】北区の保育園は何点で入れる?指数ボーダーラインと「表の読み方」

北区の保育園ボーダーライン・指数分布のイメージ

※数字は北区「令和8年4月一次 内定者最低保育指数一覧」(区公式)に基づきます。各園・各クラスで内定した児童のうち最も低い保育指数(=実質ボーダー)を集計したものです。北区は選考指数が保護者1人10点満点・父母合わせて20点、そこに調整指数が加わります。

「何点あれば入れるの?」——北区の答えを先に言うと、20点が事実上のボーダーライン。フルタイム共働きなら乗る点数です。令和8年4月一次の内定者最低保育指数では、数値が公表された177クラスのうち139クラス(約79%)がボーダー20。1歳児に限れば77クラス中66クラス(約86%)が20でした。

ただし北区のボーダー表は、数値のほかに「空きあり」「1名」「22以上」「15以下」「-」「網掛け」と、書き方が7種類あります。読み方を知らないと「この園は無理そう」「ここは狙い目」の判断を誤ります。この記事は、まず表の読み方から。そのうえで、20の下に広がる「届く園」と、上にある「22以上」24園の世界を読み分けます。

この記事でわかること
  • 北区のボーダー表は7種類の書き方がある——まずその読み方
  • 数値公表177クラス中139クラス(約79%)がボーダー20=フルタイム共働きの点数
  • 一方で「空きあり」が236クラス、「15以下」も19クラス——20あれば大半の園に届く
  • 「22以上」は32クラス・24園(公立公営2・公立民営9・私立13)=きょうだい+2・保育士+3・ひとり親23の世界
  • 北区は点を盛る手段がほぼ無い——実戦は「20で届く園を選ぶ+同点優先を整える」
  • ひとり親のフルタイム世帯は23点(不存在10+就労10+調整3)でボーダーを超える設計

① まず「表の読み方」——北区のボーダー表は7種類の書き方がある

北区は毎年、園別×クラス別の「内定者最低保育指数一覧」を公表しています。園ごと・年齢ごとに「何点で決まったか」がわかる貴重な資料ですが、セルに入るのは数値だけではありません。凡例を正しく読めるかどうかで、志望リストの質が変わります。

表記意味実務での読み方
数値(16〜21)内定者の最低保育指数その点数以上で内定した=実質ボーダー
空きあり利用調整の結果、定員に空きがある実質ボーダーなし。狙い目のシグナル
1名内定者が1名(1世帯)のみで指数は非公表枠が極端に少なかったクラス。参考程度に
22以上最低指数が22または23満点20+調整指数の世界。第一子・共働きの20では届かない
15以下最低指数が15以下パート勤務などの点数でも決まった=入りやすかった
入園可能数が0名ボーダーが高いのではなくそもそも新規の枠が無かった
網掛け当該クラスなしその園にその年齢のクラス自体が無い

間違えやすいのは「-」と「網掛け」。どちらも「難しい」のではなく「枠が無い」という意味で、点数を積んでも入れません。逆に「空きあり」「15以下」は、点数に不安がある世帯ほど注目すべきサインです。

② 分布——数値公表177クラスのうち139が「20」

令和8年4月一次の一覧(127園)を集計すると、ボーダーの姿がはっきり見えます。

※「1名」(非公表)・「-」(入園可能数0)・網掛け(クラスなし)はグラフから除いています。

クラス数値の公表うち20空きあり22以上
0歳児47クラス41431
1歳児77クラス661013
2歳児36クラス25234
3歳児14クラス74014

数値が公表された177クラスのうち139クラス(約79%)がボーダー20。出てくる数値は16〜21の範囲で、21で決まったクラスはわずか8つ。つまり北区のボーダーは、「フルタイム共働きの20点」の一点にほぼ張り付いています。20点で並んだ集団のどこかで線が引かれる——これが北区の人気クラスの標準的な決まり方です。

年齢別のクセも読み取れます。0歳児は「空きあり」が43クラスと広く、「22以上」は区内でたった1クラス。2歳児は「-」(新規枠ゼロ)が31クラスと、申込が集中する0〜3歳では最多です。0歳の入りやすさと2歳の枠の少なさは、年齢の壁の記事で詳しく扱います。

③ 「20あれば大半の園に届く」——空きあり・15以下の広さ

ボーダー20の園がほとんど、と聞くと厳しく感じるかもしれませんが、逆です。20はフルタイム共働きなら自動的に乗る点数。そして表の全体では、「空きあり」が236クラス、「15以下」が19クラス、数値でも16〜19で決まったクラスが30あります。

つまり、フルタイム共働きの20点は「多くの園で戦えるスタートライン」であり、パート勤務などで20に届かない世帯にも、「15以下」「空きあり」のクラスという現実的な受け皿が存在します。「北区は何点ないと無理」という一律の線はなく、園を選べば自分の点数で届く場所が見つかる構造です。園ごとの申込の集中度は人気園ランキングの記事で確認できます。

④ 「22以上」24園——調整指数を持つ世帯の世界

分布の右端、「22以上」で決まったクラスは32あり、これを持つ園は24園(公立公営2・公立民営9・私立13)。1歳児で13クラス、3歳児で14クラスと、この2つの年齢に集中しています。

22以上の数字のつくり方は限られています。北区の調整指数は加点が合算されず、最も高い1つだけが適用されるため——

世帯の型計算保育指数
きょうだい在園・同時申請10+10+222
区内保育施設に保育士勤務(週3日以上かつ週30h以上)10+10+323
ひとり親(フルタイム)10+不存在10+323
小規模等の卒園→4月入園10+10+222(4月のみ)

1歳児で「22以上」が出たのは、赤羽・桜田・西ケ原東・桐ケ丘・キッズタウン東十条・フレーベル西が丘みらい園など、駅近や歴史のある人気園。3歳児で14クラスと最多なのは、新規の枠がもともと少ないところに、きょうだい+2や小規模卒園+2(4月のみ)を持つ世帯の申込が重なるためと考えられます。0歳児で「22以上」が出たのはフレーベル西が丘みらい園の1クラスだけでした。

第一子・共働きの20点でこの帯に勝つのは、制度の構造上むずかしい。だから「22以上」の園は挑戦枠と割り切り、ボーダー20以下・「空きあり」の園を必ず併記する——これが北区の志望リストの基本形です。

ひとり親世帯はフルタイムで23点
北区では、ひとり親・両親不存在の世帯は不存在側の保護者に選考指数「不存在」10点が入り、さらに調整指数+3が付きます。フルタイムで働くひとり親なら就労10+不存在10+調整3=23点。「22以上」の帯にも届く水準で、同一指数のときの優先項目でも1段階目(ひとり親世帯)と最上位。点数と優先順位の両面で守られた、制度的に強い設計になっています。

⑤ 点は「盛れない」——だから同点優先12段階を整える

ボーダーが20に張り付いているなら、21・22に上げれば有利では?と考えたくなりますが、北区にはその手段がほとんどありません。調整指数の加点は最も高い1つだけ(合算不可)で、育休復帰の加点も、認可外に預けた場合の加点も無い。第一子・共働きが点を積み上げる道は、事実上閉じています。

そのぶん北区の実戦は、20点で並んだときの同一保育指数時の優先項目12段階で決まります。自分で整えられる・確認できるものを挙げると——

  • 2段階目:保育できる60歳未満の祖父母と同居していない(同居の予定がある場合は影響を確認)
  • 3段階目:保育料の滞納がない
  • 4段階目:調整前の選考指数が高い——時短やパートで素点が下がると、同点勝負で一歩後ろに
  • 5段階目:多子世帯(就学前の子が3人以上)
  • 11段階目:認可外に月48時間以上・有償で預けている(育休中・求職は対象外)
  • 12段階目:税額が低い
唯一の「合算される」項目は減点
調整指数の加点は1つだけですが、保育料の滞納−4だけは別枠で合算されます。たとえばきょうだい+2があっても、滞納−4が付けば20+2−4=18で、ボーダー20のクラスには届きません。同一指数時の優先項目でも「滞納がない」は3段階目に置かれており、二重に効きます。加点を数える前に、まず減点に当たらないことを確認してください。

最後にもう一度。北区は希望園の順位が選考に影響しません(先着でも抽選でもありません)。入れたい園は遠慮なく書き、「22以上」の挑戦枠と「20で届く園」を組み合わせ、同点条件を整えておく——これが北区のボーダー攻略の結論です。

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出典:北区「令和8年4月一次 内定者最低保育指数一覧」『令和8年度 保育利用案内』。集計は当サイトによるもので、園・クラス別の内定最低指数の分布です(区全体の申込者の指数分布ではありません)。内定指数の水準は年度・時期で変わるため、申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。