【2026-2027年度版】中野区の保育園は何点で入れた?入園下限合計指数「42」と「-」の読み方

※数字は中野区「2026年4月入園の第1次選考結果(入園下限合計指数)」(区公式・認可保育園/こども園/小規模保育等の113施設×6クラス)に基づきます。園別×クラス別に「そのクラスで内定した児童の最も低い合計指数」を示した一覧で、中野区の指数は基本指数(保護者1人あたり最大20点・父母合わせて40点)+調整指数で決まります。下限指数は毎年変動する参考値です。
「何点あれば入れるの?」——中野区の答えを先に言うと、決着ラインはほぼ「42」です。42=フルタイム共働きの40点に、調整指数①「3か月以上の就労継続」+1が父母それぞれに付いた点数。2026年4月1次で数値が公表された140クラスのうち、92クラスがこの42で埋まりました。1歳児に絞ると、数値78クラス中58クラスが42です。
ただ、それは片面にすぎません。同じ一覧に「-」——1次選考で定員が埋まらなかったクラスが187セルあります。1歳児でも18クラス・募集140人分、0歳児なら46クラス・募集323人分。中野区のボーダー攻略は点数を積み上げる戦いではなく、42を確実に取り切って、「-」の園を保険に混ぜる戦いです。まず表の読み方から順に整理します。
- 下限指数表の表記は数値・「-」・空きなし・申込なし・若干名・空欄(クラスなし)の6パターン——まずその読み方
- 数値140クラスの分布は42が92クラスで最頻。1歳児は78クラス中58が42、43〜44は8クラス
- 42の分解=フルタイム20+20に、就労継続3か月以上の+1×2人。「特別な点数」ではなく共働きの標準装備
- 「-」(定員割れ)は0歳46クラス・1歳18クラス——42未満でも入れた園がはっきり実在する
- 実務は「42を確実に固めて、『-』・低指数の園を保険に混ぜる」の2本立て
- ひとり親世帯はフルタイムで44=42の同点勝負を上から抜ける設計。区民優先も強い
① まず「表の読み方」——数値・「-」・空きなし・申込なし・若干名の意味
中野区は4月1次の選考結果として、施設別×クラス別の入園下限合計指数を公表しています。何点で決まったかが園ごとにわかる貴重な資料ですが、欄に入る表記は数値だけではありません。ここを正しく読めるかどうかで、希望園リストの質が変わります。
| 表記 | 意味 | 実務での読み方 |
|---|---|---|
| 数値(例: 42) | そのクラスで内定した児童のうち、最も低い合計指数 | 自分の見積もりと直接比べられる。42なら「フルタイム共働きの標準点」で埋まったということ |
| - | 1次選考で定員が埋まらなかった | 点数勝負にならなかったクラス。保険枠の有力候補 |
| 空きなし | 空き枠がなく、選考の対象にならなかった | 激戦ではなく「今年は募集の出なかった枠」。進級で埋まる2歳以上に多い |
| 申込なし | 申込者がいなかった | 募集はあったが誰も申し込まなかった枠。4〜5歳と家庭的保育事業に多い |
| 若干名 | 入園者が少数のため指数非公開 | 小さな枠のしるしと読む。難易度の情報はない |
| 空欄 | そのクラス自体がない | 対象外。1歳スタートの園の0歳欄など |
間違えやすいのは「空きなし」と「-」です。空きなしは選考そのものがなかった枠、「-」は募集したのに埋まらなかった枠——意味は正反対に近い。もうひとつの注意は、中野区が公表するのは園・クラス別の下限合計指数のみだということ。申込者全体の点数分布は公表されないので、「自分の点数と各園の下限を照らす」のがこの表の唯一にして十分な使い方です。
② 分布——最頻は「42」の92クラス。その裏に「-」187クラス
2026年4月1次の入園下限合計指数、113施設×6クラス=678セルの全体像はこうなっています。
| 表記 | セル数 |
|---|---|
| 数値 | 140 |
| -(定員が埋まらなかった) | 187 |
| 申込なし | 125 |
| 空きなし | 89 |
| 若干名 | 71 |
| 空欄(クラスなし) | 66 |
数値140クラスの中身は、42が92クラスで最頻。次いで41が12クラス、44が6クラス、43が4クラスで、範囲は27〜48です。区内最高値の48が付いたのは、678セルの中でたった1クラス(3歳児)でした。年齢別に見ると——
※当サイト集計。「空欄(クラスなし)」のセル(0歳21・3歳15など)は除いています。
| クラス | 41以下 | 42 | 43以上 | - | 空きなし | 申込なし | 若干名 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0歳児 | 14 | 28 | — | 46 | — | 3 | 1 |
| 1歳児 | 12 | 58 | 8 | 18 | 4 | 3 | 10 |
| 2歳児 | 8 | 4 | — | 19 | 38 | 9 | 35 |
| 3歳児 | 1 | 2 | 5 | 50 | 17 | 3 | 20 |
読み取れることは3つ。まず1歳の同点勝負が最もはっきり出る——数値78クラスのうち42が58で、43以上はわずか8クラス。次に、0歳は43以上がひとつもなく、「-」が46クラスと全表記で最多だということ。そして2歳は「空きなし」38・「若干名」35で、そもそも枠がほとんど動かないこと。この構図の年齢別の攻め方は年齢の壁の記事で詳しく扱います。
③ 42の正体——フルタイム共働き40点に、就労継続+1×2人
中野区の基本指数は保護者1人あたり最大20点。フルタイム(月20日以上×1日7時間以上)で20点、共働きフルタイムで40点です。そこに、共働き世帯の多くが該当する調整指数①「3か月以上(月48時間以上)の就労継続」+1が保護者ごとに付いて、40+1+1=42。最頻の42は、標準的な共働き世帯がみんな持っている「実質的な満点ライン」です。
| 世帯の型 | 計算 | 指数 |
|---|---|---|
| フルタイム共働き(素点) | 20+20 | 40 |
| +就労継続3か月以上(調整①・父母それぞれ) | 40+1+1 | 42 |
| +きょうだいが在園中の園への申込み(調整⑫) | 42+2 | 44 |
| ひとり親(フルタイム・就労継続あり) | 20+20(不存在)+3(調整⑤)+1 | 44 |
だから「42」の園は、42点の世帯同士の同点勝負になった園です。同一指数のときは8段階の優先順位——①区民 ②基本指数の高い世帯 ③ひとり親世帯……の順で決まり、最後は所得の低い世帯が優先されます。42を持っていても結果が読み切れないのはこのためで、だからこそ「42で届く園を広く書く」設計が効きます。
▶ 詳しく:中野区の保育指数(利用調整指数)の計算方法
区民以外(転入予定なし)には減点があります。勤務地が区内なら−4、区内にないなら−8。42の同点勝負の世界で4点・8点のマイナスは決定的で、同一指数となった場合の優先順位も1番目が「中野区民(転入予定含む)」です。中野区の園を狙うなら、区民になってから(または転入予定を固めてから)が前提です。
④ 43〜44の帯——「働き方でどうにかなる差」ではない
42を超える43〜44は、きょうだい在園(+2)やひとり親などの上積みを持つ世帯で埋まった帯です。1歳児では43が4クラス・44が4クラス。顔ぶれを見ると、ぽけっとランドさぎのみや保育園(44・募集4人に延べ72人)、南台保育園(44)、中野みなみ保育園(44)、アルテ子どもと木幼保園(43・募集3人に延べ62人)、太陽の子中野桜花保育園(43)など、申込の集中する園が並びます。3歳児には47〜48も出ていますが、これは募集が数人しかない枠に加点世帯が重なった結果です。
大事なのは、この帯が働き方では埋まらない差だということ。基本指数は父母フルタイムで40点が上限なので、42と44の差は調整指数——主にきょうだいの有無で決まります。第一子の保活で43〜44の園を狙うなら、「届いたら幸運」の位置づけで希望に入れつつ、勝負の主軸は42で届く園に置くのが現実的です。
▶ 申込が集まる園はどこ?人気園ランキング
⑤ 「-」の実在——延べ申込が募集を超えていても、埋まらなかった園がある
中野区のデータでいちばん誤解されやすいのがここです。区が公表する申込状況の申込者数は希望順位を問わない延べ——1人の子が併願した希望園の数だけカウントされます。だから「申込が募集の3倍」に見えても、実際には埋まらないことがある。1歳児の「-」18クラスから、募集の大きい園を並べます。
| 園名(1歳・「-」の例) | 募集 | 申込(延べ・希望順位問わず) |
|---|---|---|
| マミーズエンジェル新中野保育園 | 19 | 20 |
| めばえの森保育園 | 12 | 45 |
| ナーサリー中野の森 | 12 | 38 |
| きゃんばす中野 | 12 | 10 |
| みらいえ保育園中野富士見町 | 11 | 16 |
| 幼保園シャローム東中野 | 10 | 33 |
| 鷺宮クローバー保育園 | 10 | 19 |
※2026年4月1次・区公表資料より当サイト再集計。申込者数は希望順位を問わない延べ人数で、1人の子が併願した園の数だけカウントされます。実際の競争はこの数字より緩く、上の7園はいずれも「-」(定員が埋まらなかった)で1次を終えました。
募集12人に延べ45人——見た目は3倍超の集中です。それでも「-」。つまり延べ申込の大半は、他園を本命にした世帯の併願の後ろのほうの希望だったということです。全年齢では「-」が187セル。0歳児は46クラス・募集合計323人(0歳の募集全体679人のほぼ半分)、1歳児でも18クラス・募集合計140人が「点数勝負にならないまま」残っていました。このほか1歳児には「申込なし」(誰も申し込まなかった)も3クラスあります。42未満でも入れる園は、はっきり実在します。
⑥ 実務——「42を確実に」+「『-』・低指数の園を保険に混ぜる」
中野区のボーダー攻略は、この2本立てに尽きます。
その1:42を確実に取り切る
- フルタイム20点の要件は「月20日以上×1日7時間以上」(休憩時間を除く・月48時間以上が土台の条件)。時短勤務の設計や就労証明書の記載次第で19点・18点に欠けるので、勤務先と早めに確認を
- 調整①「3か月以上の就労継続」+1×2人は共働き世帯の標準装備。転職直後などで3か月に満たないと、42の土俵に1〜2点欠けて立つことになります
- きょうだいが在園中の園への申込み(⑫+2)、認可外等の有料利用6か月以上(⑭+2・復職済みが条件)など、該当する加点は書類で確実に。指数は書類提出締切日時点で判定されます
その2:「-」と42未満の園を保険に混ぜる
持ち点が42でも、43〜44の園と42の激戦園だけで希望を埋めるのは危険です。42の同点勝負は優先順位次第で、結果は読めません。リストには「-」だった園や、42未満で決着した園を必ず2〜3園混ぜてください。2026年4月1次で42未満の数値が付いたクラスには、こんな例があります。
- 0歳児:本町保育園(38・区立)・ピオニイ保育園(32)・さくらさくみらい弥生町(28)・キッズガーデン中野上高田(33)など14クラス
- 1歳児:アートチャイルドケア中野南台森の保育園(36・募集14人)・スターチャイルド《東中野ナーサリー》(40・募集10人)・クオリスキッズ東中野保育園(41・募集12人)・田中ナースリー若宮保育園(38・募集12人)・沼袋西保育園(41)・江古田ここわ保育園(41)など12クラス
注目してほしいのは、この帯に募集10人超のまとまった枠が含まれていること。クオリスキッズ東中野は延べ58人の申込を集めながら、決着は41でした。同じ園でも年齢で景色が変わり、同じエリアで42の園と「-」の園が隣り合っているのが中野区です。下限指数は毎年変わる参考値ですが、「どの園に余裕があったか」の地図としては十分に使えます。
⑦ ひとり親世帯——44で42の帯を上から抜ける設計
中野区のひとり親世帯は、調整指数の+3だけではありません。いない側の親に基本指数「不存在」20点が付く二段構えで、フルタイム就労なら20+20で40点。そこにひとり親世帯(調整⑤+3)と就労継続(①+1)が乗って44点です。
44は、1歳児で数値が付いた78クラスの最高値と同じ水準。つまり共働き42の同点勝負を、上から抜けられる持ち点です。さらに、同一指数となった場合の優先順位でも「ひとり親世帯」は3番目(区民・基本指数の高い世帯の次)。点数と優先順位の両面で配慮された設計なので、ひとり親で保活する人は、園の人気を過度に気にするより、通いやすさと園の中身で選んで大丈夫な持ち点です。
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出典:中野区 2026年4月入園の第1次選考結果(入園下限合計指数・2026年5月公表)、2026年4月1次 入園申込状況(延べ・1月7日時点)、募集予定数(2025年9月1日時点)、『2025〜2026年度 保育所等を利用される方へ(保育所等のごあんない)』利用調整基準。集計は当サイトによるもので、園・クラス別の下限合計指数の分布です(区全体の申込者の指数分布ではありません)。下限指数は毎年変動する参考値で、同一指数でも優先順位により内定とならない場合があります。募集予定数は見込みで、実際の利用調整は空き状況を追加して行われます。申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。