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【2026-2027年度版】中野区の保活完全ガイド|「42点」と申込データの正しい読み方

中野区の保活完全ガイドのイメージ

※本記事は中野区の公開資料(『保育所等のごあんない』、2026年4月入所1次の募集予定数・申込状況・入園下限合計指数、認証保育所等保護者補助金の区公式ページ)をもとにした情報です。集計には当サイトの整理を含みます。申込前に区の最新資料でご確認ください。

中野区の保活を、この1本で俯瞰できるようにまとめました。スケジュール・点数・申込データの読み方・認可外の使い方——それぞれ詳しい記事へのリンクも用意しています。まずは全体像から。

中野区の保活で最初に知ってほしいのは、「区が公表する申込者数は"延べ"」だということ。区公表の申込状況(延べ)は希望順位を問わない合算で、1歳児は募集625人に対し延べ3,786人=6.06という数字が出ます。でも、1人の子が併願した希望園ぶんまとめて数えられた数字なので、実際の競争はこれより緩い。競争の実態を示すのは選考結果の「入園下限合計指数」で、中野区のラインは42=フルタイム共働きが標準的に届く、実質的な満点。しかも「-」(1次で定員が埋まらなかった)の園も実在します。数字の見た目ほど、怖い区ではありません。

結論:中野区の保活はこう動く
  • 指数は父母それぞれ最大20点・合算40点+調整指数。フルタイム共働きに就労継続3か月以上の+1×2人が乗った42が実質的な満点ライン。2026年4月1次の下限指数は1歳児でほぼ全園42
  • 区民優先が強い。区民以外(転入予定なし)は−4/−8の減点、同一指数でも優先順位の1番目が区民。区外からの申込は実質圏外
  • 4月入園の1次は受付10月2日〜10月31日——10月末締切は23区でも早い部類。結果は1月30日
  • 区公表の申込状況(延べ・希望順位を問わない合算)は0歳3.06・1歳6.06・2歳6.80・3歳6.41。1人が併願分だけ重複して数えられるため、実際の競争はこの数字より緩い
  • 2歳・3歳の募集は各105人・101人と、1歳(625人)の約6分の1しかない。「0歳・1歳で決める」が中野区の型
  • 認可外利用の加点は+1〜+2で育休中は対象外=点数の道具にならない。代わりに認証保育所等保護者補助金が月額上限70,000円と手厚い

① 中野区の全体像:申込データは「延べ」で読む

中野区は、施設別×クラス別の募集予定数・申込状況と、選考結果の入園下限合計指数を公表する、データの読める区です。2026年4月入所1次(認可保育園・こども園・小規模保育等の113施設)の区全体の数字はこうなっています。

クラス募集申込(延べ・希望順位問わず)延べ申込÷募集
0歳児6792,0773.06
1歳児6253,7866.06
2歳児1057146.80
3歳児1016476.41

※2026年4月入所1次・区公表の申込状況(延べ・1月7日時点)と募集予定数(2025年9月1日時点)より当サイト再計算。申込者数は希望順位を問わない延べ人数で、1人の子が併願した希望園の数だけカウントされます。実際の競争はこの数字より緩く、実態は後述の「入園下限合計指数」が正確です。募集予定数は見込みで、実際の利用調整は空き状況を追加して行われるため選考枠は表より増えることがあります。4歳・5歳の募集は区全体で15人・29人とごくわずかです。

読み方のポイントは2つ。まず、公表される申込者数は第1希望も第5希望も全部足した延べなので、数字が構造的に膨らみやすいこと。次に年齢のかたち。0歳・1歳に枠が集中し、2歳・3歳の募集は極端に細い——2歳105人・3歳101人は、1歳625人の約6分の1です。

「1歳6.06だから絶望」は誤読です
6.06は希望順位を問わない延べ——併願した園がすべて足された数字で、「6人に1人しか入れない」という意味ではありません。実際に何点で入れたかを示す入園下限合計指数を見ると、1歳児でも「-」(1次で定員が埋まらなかった)園が18、「申込なし」の園が3実在し、42未満の指数で内定が出たクラスも12あります。0歳児にいたっては「-」が46クラスと全表記で最多。延べの見た目と、点数の現実は別物です。中野区は「正しくデータを読めば、届く園がちゃんと見つかる区」です。
▶ 詳しく:何点で入れた?下限指数の読み方

② 点数の決まり方:「42」=フルタイム共働き40点に、就労継続+1×2人

中野区の指数は基本指数(父)+基本指数(母)+調整指数。基本指数は保護者1人あたり最大20点で、フルタイム(月20日以上×1日7時間以上)なら20点。共働きフルタイムで40点です。

ここに、共働き世帯の多くが該当する調整指数①「3か月以上(月48時間以上)の就労継続」+1が保護者ごとに付きます。つまりフルタイム共働きで3か月以上働いていれば40+1+1=42。2026年4月1次の下限指数は、1歳児で数値が公表された78クラスのうち58クラスが42(43〜44は8クラス)。42は「特別な加点を積んだ点数」ではなく、標準的な共働き世帯がみんな持っている実質的な満点ライン——だからこそ、多くの園が42の同点勝負で決まります。
▶ 詳しく:中野区の保育指数(利用調整指数)の計算方法

③ 中野区のクセ:区民優先が強い。そして「育休延長の申立て」は−40でも内定があり得る

区外からの申込は実質圏外。「区民であること」が前提です
中野区の調整指数には区民以外(転入予定なし)への減点があります。勤務地が区内なら−4、区内にないなら−8。42の同点勝負の世界で4点・8点のマイナスは決定的です。さらに、同一指数で並んだときの優先順位の1番目も「中野区民(転入予定含む)」。区外から中野区の園を狙うのは実質的に難しく、「中野区に住んでから(または転入予定を固めてから)申し込む」が前提と考えてください。
もうひとつ、中野区固有の最重要注意が「育児休業延長を許容できるとき」の申立書=−40です。大きな減点ですが、減点後でも空きがあれば内定してしまい、その場合「保留通知」は発行されません(区が明記)。「とりあえず申し込んで、落ちたら育休延長」という動き方が制度的に成立しない場合がある——入園したいのか、延長したいのか、方針を先に決めてから申込書を書くのが中野区の分岐点です。
▶ 詳しく:調整指数と「−40」の申立ての仕組み

④ 保活スケジュール:1次締切は10月31日。秋に動き始めては遅い

2026年4月入所の1次は、受付が2025年10月2日〜10月31日でした。10月末の締切は23区でも早い部類です。結果は2026年1月30日に発送され、HPでも確認できます。2次は11月1日〜2026年2月10日受付で、結果は3月10日。3月入所の募集はありません

「秋から保活」では間に合わない区です
締切が10月末ということは、見学は春〜夏、就労証明書などの書類準備は9月までに終えておく必要があるということ。指数は書類提出締切日時点で判定されるので、加点の要件確認も締切から逆算して動きます。紙の申請は区役所必着・17時まで(電子申請は曜日を問わず受付)。
▶ 詳しく:中野区の保活スケジュール

⑤ 年齢別の戦略:0歳は「-」が最多。1歳は42の同点勝負。2歳からは枠が細い

  • 0歳児:募集679人。下限指数が数値で付いた42クラスのうち28クラスが42で、43以上は1つもありません。42未満で内定したクラスも14あり、そして「-」(定員が埋まらなかった)が46クラスと全表記で最多。42を持つ世帯なら広く届く、現実的な入り口です。ただし0歳クラス自体がない園も21あり、受入月齢(生後57日〜が多いものの、6か月〜・8か月〜の園もあります)は園ごとの確認が必要です
  • 1歳児:募集625人。育休明けの申込が集中し、数値78クラスのうち42が58クラス——ほぼ全園が42で埋まる、全年齢で最も同点勝負がはっきり出る年齢です。43〜44の8クラスは、きょうだい在園などの加点世帯の帯。一方で「-」も18クラスあり、人気園と埋まらない園の二極化が明確です。42の持ち点なら「集中する園だけで希望を埋めない」が鉄則
  • 2歳児:募集105人と極端に細ります。「空きなし」(空き枠なし)が38クラス、「若干名」(入園者少数のため指数非公開)が35クラスで、そもそも枠がほとんど動かない年齢。2歳からの参入は織り込んで、持ち上がりのある小規模保育等も含めた設計を
  • 3歳児:募集101人。「-」が50クラスある一方、数値が付いた8クラスは28〜48と幅広く、募集の少ない園は加点世帯の高得点勝負になります。小規模保育等の最終年齢クラスからの転園には+5の加点があります
  • 4・5歳児:募集自体が区全体で15人・29人とごくわずか。新規入園の場となる年齢ではありません

まとめると——勝負は0歳か1歳。1歳は42を確実に持って届く園を見極める戦い、0歳は「-」の広さを活かせる年齢です。2歳・3歳の募集は1歳の約6分の1しかなく、「2歳からでいいや」が最も危ない区です。
▶ 詳しく:0歳・1歳・2歳、いつ入れるべき?

⑥ 集中の構図:延べで20近い園でも、下限指数は42〜44

区全体では届く園が広くある一方、園単位では申込が極端に集中する一角があります。1歳児の区公表の申込状況(延べ・希望順位を問わない合算)を募集3人以上の園で見ると、上位はこうなります。

園名募集延べ申込延べ申込÷募集下限指数
アルテ子どもと木幼保園36220.743
まなびの森保育園鷺ノ宮47518.842
ぽけっとランドさぎのみや保育園47218.044
仲町保育園34615.342
聖ピオ保育園68714.542
キッズハーモニー・ひがしなかの保育園68514.242

※2026年4月入所1次・区公表資料より当サイト再計算。申込は希望順位を問わない延べ人数で、1人が併願分だけ重複してカウントされるため、実際の競争はこの数字より緩くなります。実態は右列の入園下限合計指数で読んでください。

注目してほしいのは、延べで20近い集中を見せる園でも、下限指数は42〜44だということ。42はフルタイム共働きの標準点なので、「何十点も上の別世界」ではありません。ただし42の園は同点勝負——同一指数のときは区民か、基本指数が高いか、といった8段階の優先順位で決まります。延べの派手さに気圧されず、自分の持ち点と下限指数を照らすのが中野区の園選びです。

▶ 詳しく:人気保育園ランキングエリア別の入りやすさ

⑦ 認可外・認証の位置づけ:点数の道具ではなく、価値で選ぶ選択肢

子どもに合う園なら、まず入れてみるのがいい選択
認証保育所や認可外保育施設には、保育方針の自由度・英語や運動などの特色・0歳から入りやすい柔軟さといった園そのものの価値があります。42の同点勝負が続く1歳の勝負帯では、認可の結果に関わらず動ける現実的な受け皿でもあります。
費用面では、中野区の認証保育所等保護者補助金は月額上限70,000円(2025年4月に引き上げ。国の施設等利用費との差額を区が補助し、合計で最大70,000円。条件は区公式で最新を確認)。認可側も2025年9月から月額保育料が全世帯で実質無償(延長保育料は対象外)になっており、どちらに進んでも費用のハードルは大きく下がっています。
制度上の加点は、認可外等を有料で月48時間以上・6か月以上利用で+2、3か月以上で+1。ただし育休中・求職中は加算されません——復職済みが条件なので、「加点のために預ける」動き方は中野区では成立しにくい。だからこそ順序は明快です——①子に合う園か ②費用はどうか ③制度はおまけ。この順で選べば、認可外は「妥協」ではなく積極的な選択肢になります。
▶ 詳しく:認可外・認証・企業主導型の違い費用と補助

⑧ まとめ:まずやるべきこと

  1. 自分の点数を知る:基本は父母20点ずつの40点。就労継続3か月以上の+1×2人で42が実質的な満点ライン。きょうだい在園+2などの加点が乗るかを確認する
  2. 下限指数と照らす:1歳はほぼ全園42、加点世帯の帯が43〜44。「-」(定員が埋まらなかった)の園も実在します。42の持ち点なら集中する園だけで希望を埋めないこと
  3. 延べの数字に振り回されない:区公表の申込状況は希望順位を問わない延べ。実際の競争はこの数字より緩く、実態は下限指数で読む
  4. 夏までに見学・9月までに書類:1次の受付は10月2日開始、締切は10月31日。就労証明書は勤務先へ早めに依頼を
  5. 0歳・1歳で決める前提で設計する:2歳・3歳の募集は各105人・101人と極端に細い。育休の設計もここから逆算を
  6. 認可外・認証も並行して見る:0歳から入りやすく、補助は月額上限70,000円。子に合う園が見つかれば、それ自体が良い選択です

中野区は、園別の申込状況も下限指数も公表される、データで戦える区です。「延べの数字」と「点数の現実」を区別して読む——これができれば、保活は運任せではなくなります。
▶ 落ちたときの次の一手

まずは、あなたの点数から
就労状況と家庭の事情を入れるだけで、中野区のルールに沿った指数の目安と、入れそうな園がわかります。

▶ 中野区の点数計算ツールで確認する / 施設一覧・地図で探す

出典:『2025〜2026年度 保育所等を利用される方へ(保育所等のごあんない)』(利用調整基準・申込スケジュール)、2026年4月入所1次の募集予定数(2025年9月1日時点)・申込状況(延べ・1月7日時点)・入園下限合計指数(2026年5月公表)、認証保育所等保護者補助金の区公式ページ。集計は当サイトの整理を含みます。制度は年度で変わるため、申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。