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【2026-2027年度版】世田谷区の保育指数の計算方法|基本指数・調整指数・同点の決まり方

保育園の点数・指数を計算するイメージ

世田谷区の保育園は、希望が定員を超えると保育指数の高い順に決まります。共働きフルタイムなら世帯100点、ここに育休明けの+5が乗って105点。1歳児の内定者は9割超がこの105点以上に並ぶ、いわばボリューム層です。

だからこそ「自分が何点で、どこで差がつくのか」を分解しておくと、動き方が変わります。指数は基本指数+調整指数で決まり、最後に同点時の優先順位がある。この3段階を順に見ていきます。

この記事でわかること
  • 指数の式は「基本指数+調整指数」。基本は就労でほぼ決まる
  • 差がつくのは調整指数。認可外+6は条件付きで、単純な上乗せではない
  • 同点なら所得や認可外の利用期間で順位がつく
  • 区は選考前に各家庭の指数を教えてくれない=自分で見積もる

① 指数は「基本指数+調整指数」で決まる

世田谷区の選考指数は、父母それぞれの基本指数(利用基準指数)を合算し、家庭の事情に応じた調整指数を足し引きして決めます。式にするとシンプルです。

指数の式
選考指数 = 基本指数(父)+ 基本指数(母)+ 調整指数
高い順に内定。基本指数は保護者1人あたり50点が上限です。

「同じ共働きなら同じ点数」ではありません。勤務日数や時間、在宅か外勤か、そこに調整指数が加わって、世帯構成が同じでも結果は変わります。まず土台の基本指数から押さえます。

② 基本指数:就労状況でほぼ決まる

基本指数は、就労・出産・疾病・介護・求職など「保育が必要な理由」を点数化したものです。多くの家庭が該当するのは就労。フルタイムを上限に、日数と時間で段階的に下がります。

就労状況(1人あたり)指数
週5日以上・週40時間以上50
週5日以上・週37時間以上45
週4日以上・週35時間以上40
週3日以上・週25時間以上30
月48時間以上15

押さえておきたいルールが2つあります。ひとつ、通勤時間は就労時間に含まない。長距離通勤で家を空ける時間が長くても、基本指数には反映されません。もうひとつ、算定の基準日は入園月の1日時点。申込時の状況だけでなく、入園後の働き方の見通しもそろえておく必要があります。

共働きフルタイムで50+50=100。これが多くの家庭の出発点になります。

③ 調整指数:ここで数点が動く

基本指数が固まったあとに加わるのが調整指数です。家庭の事情に応じて加点・減点され、同じ100点の世帯でもここで差がつきます。世田谷で効く主なものを挙げます。

条件加減点
ひとり親世帯・保護者不存在+20
育休からの復園を前提に一時退園 → 復職で再入園+20
認可外等に有償で月96時間以上預けている+6
認可外等に有償で月48〜96時間未満預けている+5
申込児の産休明け・育休明け予定+5
きょうだいが在園・同時申込(多胎は+6)+5
区外在住で勤務地のみ区内−10
加点は単純な足し算ではない
調整指数は、全部をそのまま足せるわけではありません。とくに育休明けの+5(復帰予定)と、認可外などの有償利用による+6/+5は、同時には成立しません。+6は「申込締切日の時点ですでに復職して有償利用している」のが条件で、育休中はそもそも対象外。一方の+5は、これから復帰する人向け。どちらの状態にいるかで片方しか取れない仕組みで、仮に重なっても高いほうだけが付きます。
だから認可外ルートは「105にさらに+6」ではなく、早めに復職して+5を+6に置き換え、106点で1点だけ上回る動き。なお、きょうだい加点(+5)などはこの枠とは別で、独立して乗ります。

加点には書類や条件が伴うものもあります。認可外加点は受託証明書の提出が前提ですし、単身赴任加点は会社命令であることが必要です。「表を見て自分で足した点数」が、そのまま適用されるとは限りません。

④ 同点ならどうなる?優先順位

最終的な指数が並んだとき、抽選ではなく優先順位で段階的に絞られます。世田谷区の順番はおおむね次のとおりです。

  1. 年齢上限園の卒園など、特定要件に該当する世帯
  2. 基本指数(利用基準指数)が高い世帯
  3. 所得階層が低い順
  4. 認可外に有償で預けてきた期間が長い順
  5. 区内に継続して住んでいる期間が長い世帯

競り合いで効きやすいのは3番目の所得です。基本指数で並んだら、所得割課税額の低い順に優先される。そこも同じなら4番目、認可外に有償で預けてきた期間の長さが見られます。所得は動かしにくい一方、認可外の利用実績は早く動くほど積み上がる——同点をにらむなら、ここが数少ない打ち手です。

⑤ よくある誤解

最後に、つまずきやすい3点を整理します。

「共働きフルタイムなら自動で受かる」わけではない。 100点・105点は出発点で、同点が大量に並ぶのが世田谷です。差がつくのは調整指数と優先順位。

「100点あれば安心」でもない。 年齢やエリアで必要なラインは動きます。0歳と1歳でも難しさが違います。

区は選考前に指数を教えてくれない。 自分が何点になりそうかは、案内資料をもとに自分で見積もるしかありません。だからこそ、制度の構造を理解して書類を正確にそろえることが、いちばんの備えになります。

※指数の項目や点数は年度で改定されることがあります。実際の申込みでは、世田谷区が毎年発行する最新の案内資料で必ず確認してください。

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