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【2026-2027年度版】渋谷区の保育園は何点で入れる?内定最低指数「44pt・40pt未満・内定者なし」の読み方

渋谷区の保育園の内定最低指数・ボーダーラインのイメージ

※数字は渋谷区「令和8年4月一次 申込み・内定状況一覧」(区公式・認可保育園/幼保一元化施設/認定こども園/小規模保育の74施設)に基づきます。園別×クラス別の「最後に内定された方の指数」(=内定最低指数)の一覧です。渋谷区の指数は、基本指数(保護者1人あたり上限20点・父母合わせて40点)+調整指数で決まります。

「何点あれば入れるの?」——渋谷区の答えを先に言うと、激戦園のボーダーは44ptです。44=基本40+就労実績6か月(+1×2人)+復職前提(+2)。つまりフルタイム共働きの現実的な満点で、1歳児クラスでは74園中30クラスがこの44ptで埋まりました。

ただ、それは片面にすぎません。同じ1歳に「40pt未満でも内定」の園が26クラスあり、募集数で数えるとむしろ44ptの園より多い。渋谷区のボーダー攻略は「点数を積み上げる」戦いではなく、表記の読み方を覚えて、44で届く園と余裕のある園を正しく仕分ける戦いです。まず表の読み方から順に整理します。

この記事でわかること
  • 内定最低指数の表記は44pt・43pt以下の数値・40pt未満・内定者なし・非公開+「兄弟同園/受託」サフィックス——まずその読み方
  • 1歳児は44pt系が30クラスで最激戦。44を超える「46pt系」は2クラスだけ=きょうだい等の上乗せ帯
  • 0歳児は44ptの19クラスと「40pt未満」の26クラスに二極化——選ばなければ届く年齢
  • 2〜3歳は「内定者なし」が33〜39クラス。指数勝負の場ではない
  • 実務は「44を確実に取り切る+40pt未満の園を保険に混ぜる」の2本立て
  • ひとり親世帯はフルタイムで44超の最優先帯。そして44同点の最後の砦は渋谷区での在住年数

① まず「表の読み方」——44pt・40pt未満・内定者なし・非公開の意味

渋谷区は毎年、園別×クラス別の募集数・申込数・倍率と「最後に内定された方の指数」を公表しています。何点で決まったかが園ごとにわかる貴重な資料ですが、欄に入る表記は数値だけではありません。ここを正しく読めるかどうかで、希望園リストの質が変わります。

表記意味実務での読み方
44pt内定最低指数が44テンプレ満点(共働きフルタイム+就労実績+復職前提)の世帯で埋まった=激戦園。同点内は優先順位で決着
40〜43ptの数値44に満たない指数でも内定テンプレ満点でなくても入れた(就労実績6か月未満・時短水準など)
40pt未満40点未満でも内定余裕のあった園のしるし。保険枠の有力候補
内定者なし内定が出なかった激戦ではなく、募集はあったが申込側の状況等で埋まらなかったケースを含む
非公開内定者が1名等のため伏せられている家庭状況の推測を避けるための措置。小さな枠のしるしと読む
「兄弟同園」「受託」付き(例: 44pt受託)同一指数内の優先順位で決着その指数で同点者が並び、兄弟在園(優先4位)や認可外受託(優先5位)まで使って決まった=同点勝負が実際に起きた園

間違えやすいのは「内定者なし」です。点数が高すぎて誰も入れなかったのではなく、多くは2歳以上の小さな募集枠に申込が集まらなかった結果。逆に「44pt兄弟同園」「44pt受託」のサフィックスは、44点の世帯が同点で並び、優先順位の下の方まで使ってようやく決着した——つまり見た目の数値以上に競ったことを教えてくれます。

② 分布——1歳は「44pt」に30クラス、その裏に「40pt未満」も26クラス

令和8年4月一次の内定最低指数を、クラス別に集計しました。

※当サイト集計。「44pt系」は44pt受託・44pt兄弟同園を含み、「40〜43ptの数値」は0歳の40pt兄弟同園1クラスを含みます。0歳クラスは57園(0歳クラスのない園が17園)。

クラス44pt系46pt系40〜43ptの数値40pt未満内定者なし非公開
0歳児(57クラス)19102611
1歳児(74クラス)30242657
2歳児(74クラス)6533327
3歳児(70クラス)1663918
4歳児(70クラス)2617
5歳児(70クラス)655

読み取れることは3つ。まず1歳の44pt系30クラスは全年齢で最多=最激戦。次に、その1歳でも「40pt未満」が26クラスあり、激戦園と余裕のある園への二極化がはっきりしている。そして2歳からは「内定者なし」「非公開」が大半で、指数データとして意味があるのは実質0〜1歳です。年齢ごとの構図は年齢の壁の記事で詳しく扱います。

③ 44の正体——「テンプレ満点」がそのままボーダーになる区

渋谷区の基本指数は保護者1人あたり上限20点。フルタイム(週5日・1日8時間以上)で20点、共働きフルタイムで40点です。そこに多くの共働き世帯が満たす調整指数が2つ——調整13「就労実績6か月以上」(保護者ごとに+1=+2)調整14「復職前提」(+2)。合計40+2+2=44。これが「共働きテンプレ満点」で、育休から復帰するフルタイム世帯ならほぼ全員が持っています。

世帯の型計算指数
フルタイム共働き(素点)20+2040
フルタイム共働き+就労実績6か月(2人)+復職前提40+1×2+244
上記+きょうだいが希望園に在園(調整9)44+246
ひとり親(フルタイム・同居者なし)+就労実績+復職前提20+20(不存在)+4+1+247

だから「44pt」の園は、44点の世帯同士の同点勝負になった園です。44を超えられるのはきょうだい在園・同時申込(+2)やひとり親などに限られ、実際に44超のボーダーが付いたのは1歳の46pt系2クラスだけ(代々木至誠こども園の「46pt兄弟同園」と、はるの小川ちとせ保育園の「46pt受託」)。この2クラスは、44に+2の上乗せを持つ世帯で埋まり、その同点内でも優先順位まで使って決着しました。第一子・共働きの44では構造的に届かない帯です。
▶ 詳しく:渋谷区の保育指数の計算方法と調整指数22項目

「認可外に預けて加点」は渋谷区では上乗せになりません
認可外預けの加点(調整8)は+2ですが、復職前提の+2(調整14)と重複不可(重複時は14を適用)。復職前提の+2を持つ育休明け世帯は、認可外に預けても総点は44のままです。効くとすれば点数ではなく、同一指数の優先順位5位「既に復職して有償で預けている」の場面。44同点の世界では小さくない要素ですが、点数の道具にはなりません。

④ 年齢別に読む——0歳は二極化、1歳は最激戦、2歳からは別世界

0歳児:44ptが19クラス、「40pt未満」が26クラス

0歳クラスのある57園のうち、テンプレ満点で埋まった44ptは19クラス。一方で「40pt未満でも内定」が26クラスと最多です。その26クラスの募集数を合計すると227人——0歳の募集全体(504人)の4割以上が「余裕のあった園」でした。44を超えるボーダーは0歳にはひとつもありません。園を選ばなければ、0歳は持ち点44の世帯にとって現実的な入り口です。

1歳児:44pt系30クラス。ただし募集数では「40pt未満」側が多い

育休明けの申込が集中する1歳は、44pt系が30クラスと全年齢で最多。さらに46pt系が2クラスあり、渋谷の激戦はここに凝縮されています。ただし数字をもうひとつ。44pt系30クラスの募集合計が199人なのに対し、「40pt未満」26クラスの募集合計は259人余裕のあった園の枠のほうが、激戦園の枠より多いのが1歳の実像です。「1歳=全滅リスク」と一括りにする必要はありません。

2〜3歳:内定者なしが33〜39クラス。指数勝負の場ではない

2歳は「内定者なし」33クラス・「非公開」27クラスで、指数の表記が付いたのは14クラスだけ。3歳も「内定者なし」39クラスが最多です。2歳の「内定者なし」33クラスを合計すると募集91人に対して延べ申込は49人——募集はあったのに、申込のほうが引いていました。2歳以上は点数の戦いではなく「募集のある園を探す」戦いです。

⑤ 実務——「44を確実に取り切る」+「40pt未満の園を保険に混ぜる」

渋谷区のボーダー攻略は、この2本立てに尽きます。

その1:44を確実に取り切る

  • 調整13(就労実績6か月以上・各保護者+1):利用希望日時点の実績で判定。転職直後だとここが欠けて43や42になります。転職のタイミングは保活と直結
  • 調整14(復職前提+2):休業前の就労実態がない場合は対象外。復職時期・時短の設計(正規の勤務時間で指数が付く条件)も申込前に確認を
  • 指数は利用調整会議で決まり、事前に個別には教えてもらえません。書類の不備で指数が下がることもあるため、就労証明書は早めに正確に

その2:40pt未満の園を保険に混ぜる

持ち点が44でも、44ptの園だけを7園並べるのは危険です。44の同点勝負は優先順位次第で、結果は読めません。希望リスト(最大7園)には「40pt未満」の園を必ず1〜2園混ぜてください。1歳で「40pt未満」だった園には、募集の大きい園が並びます。

園名(1歳・40pt未満の例)募集延べ申込
笹塚第二保育園(区立)2038
グローバルキッズ代々木八幡園1414
太陽の子代々木西参道保育園1418
グローバルキッズ代々木上原園1424
代官山保育園(区立)1425
キッズハーモニー・よよぎの杜1317
幡ヶ谷第二保育園(区立)1332

※令和8年4月一次・区公表資料より。申込数は最大7園希望の延べ人数で、1人の子が最大7園分カウントされます。実際の競争はこの数字より緩く、いずれも「40pt未満でも内定」で一次を終えた園です。

注目してほしいのは、この「40pt未満」の園が代々木上原・幡ヶ谷・代官山といった人気エリアの内側にもあること。同じ駅圏で44ptの園と40pt未満の園が隣り合っているのが渋谷区です。憧れの園と保険の園を同じ生活圏で組める——これはデータを読む家庭の明確なアドバンテージです。
▶ 申込が集まる園はどこ?人気園ランキング

⑥ ひとり親世帯——44超の最優先帯。優先順位でも2番目

渋谷区のひとり親世帯は、調整指数だけの扱いではありません。不存在側の保護者に基本指数20点が立ち、フルタイム就労なら20+20で40点。そこに調整4(不存在・同居者無し+4)が乗って44点、就労実績(+1)と復職前提(+2)まで揃えば47点——テンプレ満点44を明確に超える最優先帯です。

さらに、同一指数となった場合の優先順位でも「ひとり親世帯」は2番目(生活保護世帯の次)。点数と優先順位の両面で優位に立てる設計なので、ひとり親世帯は44pt・46ptの激戦園も現実的な選択肢として検討できます。

⑦ 44同点の最後の砦——渋谷区での在住年数

44ptの園では、44点の世帯が横一線に並びます。決着をつけるのは同一指数となった場合の優先順位。生活保護世帯、ひとり親世帯、基本指数が高い世帯、兄弟姉妹在園(調整9)、復職して有償で預けている(調整8)……と続き、保護者の状況(保育士として区内就労は優遇)や祖父母の状況、子どもの人数、保育料階層を経て、最後の11番目が「渋谷区での引き続く住民登録期間が長い世帯」です。

つまり44の同点勝負を最後に分けるのは、在住年数。内定状況一覧の「44pt兄弟同園」「44pt受託」という表記は、この優先順位の4番目・5番目まで使って決着したしるしでした。在住歴は今から変えられませんが、「同じ44でも並び順がある」ことを知っていれば、激戦園に何園割くか・保険をどれだけ厚くするかの判断が変わります。自分の世帯がこのリストのどこに立つか、申込前に一度確認してみてください。

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出典:渋谷区「令和8年4月一次 申込み・内定状況一覧」(園別×クラス別の募集数・申込数・最後に内定された方の指数)、『令和8年度 保育園入園のご案内』(利用調整基準表・調整指数・同一指数となった場合の優先順位)。集計は当サイトによるもので、園・クラス別の内定最低指数の分布です(区全体の申込者の指数分布ではありません)。内定最低指数は一次利用調整分のみで、毎年変動する参考値です。同一指数でも優先順位により入所とならない場合があります。申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。