【2026-2027年度版】品川区は何点で入れた?「最下指数×税階層」の読み方

※本記事は品川区が公表する「令和8年4月一次選考 内定最下指数(合計指数・階層)」と『令和8年度 保育園のご案内』の利用調整基準に基づき、当サイトで読み取り・集計したものです。最下指数は各園×クラスで「内定できた最も低い指数」を示す参考値で、年度・園・クラスで変わります。園別の申込者数や競争率は公表されていません。申込前に区の最新資料でご確認ください。
「何点あれば入れるの?」——品川区でこの問いに答えられる公式データが、園別×年齢別の「内定最下指数」と、その世帯の「税階層」です。区は毎年、4月一次入園について「その園のそのクラスで、いちばん低い点の内定者が何点・どの階層だったか」を公表しています(2017年から10年分蓄積)。園別の申込者数や競争率は非公表。読める材料は、この「点数」と「階層」のセットです。
そして品川区でいちばん大事なのが、公表セルが「40・D19」のように点数と税階層の2つで書かれていること。40点で並んだ先は税階層で決着する——この読み方さえつかめば、品川区のボーダーは正しく読めます。
- 公表セルは4つの型——数値+階層(40・D19)/定員割れ/空きなし/公表不可を最初に押さえる
- 「40・D19」は40点で並び、税階層D19まで内定したという意味。自分の階層がそれより上(所得が高い)なら40でも届かない
- 1歳児クラスで数値が出た128園のうち、40が75園・41以上が39園・40未満が14園。ほかに定員割れが24園
- 満点40を上回る激戦園(こっこる45・キッズタウンにしおおい45・クオリスキッズ大井町44 ほか)が実在する
- 一方で定員割れの園・クラスも多数実在。満点に届かなくても入れた受け皿園が現実的な入口
- ひとり親・両親不存在は46点に届く別格の持ち点
① まずセルの型を読む——公表資料の4つの表記
品川区の公表資料は、園を縦に、クラス(0歳〜5歳)を横に並べた表です。各セルには、そのクラスで内定した人のうち最も低い合計指数と、その世帯の税階層が入ります。表記は次の4つを押さえれば読めます。
| 表記 | 意味 |
|---|---|
| 数値+階層(例:40・D19) | そのクラスで内定した人のうち最も低い指数と、その世帯の税階層(=これ以上あれば届いた目安) |
| 定員割れ | 申請者が募集枠に収まった。最下指数の概念が生じない=実質的に入りやすい |
| 空きなし | そのクラスの募集が0(在園児が持ち上がって新規枠が出なかった等) |
| 公表不可 | 内定が1名で、個人が特定されるため非公開 |
※このほか、当該年齢クラスの設定がない園はセル自体がありません。階層は住民税所得割額による区分で、AからC3は「C」、以降はD1〜D25まであります(数字が大きいほど所得割額が高い)。
点数だけを見ても、品川区のボーダーは半分しか読めません。同じ40点でも、決着をつけるのは税階層だからです。「40・D19」なら、40点まで来た人の中で税階層D19の世帯まで内定した、という一枚の情報。点数と階層をひとまとまりで読むのが、品川区の内定データの正しい使い方です。
② 「40・D19」を深掘りする——同点は税階層で決着する
品川区の指数は基本指数(保護者①・上限20)+基本指数(保護者②・上限20)+調整指数。フルタイム共働きなら20+20=40点で、これが事実上の満点です。だから人気園では40が横並びになり、最後は同点勝負になります。品川区の同一指数の優先順位は次の4段階で、2番目が肝心です。
| 順位 | 基準 |
|---|---|
| ① | 基本指数の高いもの |
| ② | 階層(住民税所得割額)の低いもの |
| ③ | 同居の祖父母のいないもの |
| ④ | 区内在住年数の長いもの |
つまり40点で並んだら、まず①で差がつかなければ、税階層の低い(=所得の低い)世帯が優先されます。だから公表される最下指数には、その決着ラインの世帯の階層が併記されるわけです。
これは40点で並び、税階層D19の世帯まで内定したという意味です。D階層は数字が大きいほど所得割額が高いので、自分の階層がD19より上(D20以上=所得が高い)なら、同じ40点でもこの園には届かなかったと読めます。逆に、自分がD19以下なら40点で届いた可能性が高い。
=品川区のボーダーは「40点があるか」だけでなく、「40点の中で自分の階層が内定ラインより低いか」までを見る。この二段構えの読み方が、品川区でいちばん大切なところです。
ちなみに、1歳児クラスで最下指数が40だった園の階層を当サイトで並べると、D18・D19あたりに山があり、下はD2、上はD25まで幅がありました。同じ「40の園」でも、内定ラインの階層は園ごとにばらけます。第一希望の園の点数と階層の両方を、過去数年ぶんの公表値で確かめておくと、自分の階層で届きそうかの見当がつきます。
③ 分布を自分で数える——1歳は「40」に山、でも定員割れも多い
では、その40が実際にどれだけ必要だったのか。1歳児クラスで最下指数の数値が出た128園を当サイトで集計すると、こうなりました。
| 1歳の最下指数(令和8年4月一次) | 園数 |
|---|---|
| 40(事実上の満点) | 75 |
| 41 | 11 |
| 42 | 16 |
| 43 | 9 |
| 44 | 1 |
| 45 | 2 |
| 40未満(25〜39) | 14 |
※令和8年4月一次入園の内定最下指数より当サイト集計(1歳児クラスに指数の数値が付いた128園を分類)。このほかに、定員割れ24園・空きなし3園・公表不可10園・クラス設定なし2園があります。
数値が出た128園のうち、ちょうど40が75園と最も多く、40を上回る園が39園、40未満で内定できた園が14園。品川区の1歳は「40が最頻ライン」で、そこから上は同点+階層の勝負、41以上が要る園は加点を積める世帯でないと厳しい、という構図です。
ただし、これは数値が出た園だけの話。1歳では定員割れが24園あり、そこは満点に届かなくても申請者が枠に収まっています。さらに0歳児クラスは、数値が出た82園に対して定員割れが70園と桁が違い、0歳は全体として入りやすいのが品川区の特徴です。「1歳の壁」が最も高く、区全体でも不承諾383人のうち231人(約6割)が1歳児でした(区全体の一次では申込2,611・内定2,228・待機児童0)。狙う年齢によって景色がまるで違う、とまず知っておきましょう。
④ 満点40を上回った激戦園
まずは、1歳の最下指数が40を上回った激戦園から。同じ40超えでも点数と階層はさまざまで、目黒駅・大崎・中延・大井町の駅近に集まる傾向があります。1歳児クラスの実データを、園の特色とあわせて見てみましょう。
| 園(区内の実在園) | 1歳の最下指数・階層 |
|---|---|
| 認定こども園こっこる | 45・D23 |
| キッズタウンにしおおい | 45・D21 |
| クオリスキッズ大井町保育園 | 44・D8 |
| 認定こども園品川区立五反田保育園 | 43・D24 |
| グローバルキッズ中延園 | 43・D20 |
| 花房山目黒駅前保育園333 | 42・D25 |
※令和8年4月一次入園の内定最下指数より。特色は各園公式サイトの公開情報および当サイトのデータによります。
認定こども園こっこるは、モンテッソーリ教育やはだし保育、専門講師による英語・音楽・芸術、園庭・プールつきの自園給食まで備えた目黒駅徒歩4分の保育所型認定こども園。1歳の最下指数は45・D23で、満点40に加点を積んでようやく届く区内最上位クラスです。キッズタウンにしおおいも1歳45・D21で、広い園庭での戸外活動や併設介護施設との世代間交流が特色。クオリスキッズ大井町保育園は1歳44・D8と、40超えでも階層が低め=40点を上回る加点を持つ世帯どうしの勝負だったことがうかがえます。目黒駅前タワー内の花房山目黒駅前保育園333は1歳42・D25で、40点+加点でも階層が高い世帯まで内定が回った珍しいケースです。
最下指数が41以上ということは、共働きフルタイムの40だけでは内定側に入れなかったということ。40は満点なので、上乗せするには育休退園→再入園(+4)、きょうだい在園(+3)、認可外に月48時間以上預けて就労(+2)などの調整加点が要ります。こうした激戦園を第一希望に置くなら、40に上乗せできる加点があるかを先に確かめ、なければ次の受け皿園を必ず希望に混ぜましょう。加点の作り方は指数の記事で扱っています。
⑤ 定員割れ・受け皿の園——満点に届かなくても入れた現実的な入口
激戦園ばかりに目が行きがちですが、品川区には満点40に届かなくても内定できた園が広く実在します。1歳で最下指数が40未満だった園や、そもそも定員割れだった園を、特色つきで見てみましょう。
| 園(区内の実在園) | 令和8年4月一次の状況 |
|---|---|
| 大崎ひまわり保育園 | 0〜5歳の全クラスが定員割れ |
| にじいろ保育園大崎 | 0〜5歳の全クラスが定員割れ |
| 太陽の子西五反田保育園 | 0〜5歳の全クラスが定員割れ |
| 八潮中央保育園 | 1歳28(満点未満でも内定) |
| Gakkenほいくえん 大崎 | 0歳40/1〜5歳は定員割れ |
※令和8年4月一次入園の内定最下指数より。「定員割れ」は申請者が募集枠に収まり、最下指数の概念が生じなかったクラスです。特色は各園公式サイトの公開情報および当サイトのデータによります。
大崎ひまわり保育園は、和食中心の国産・低農薬食材の給食や陶製食器など「食」を大切にした園で、令和8年4月一次は0〜5歳の全クラスが定員割れ。満点に届かない指数でも入れた受け皿的な園です。にじいろ保育園大崎や太陽の子西五反田保育園も、大崎広小路エリアで全クラス定員割れでした。八潮中央保育園は1歳の最下指数が28と低く、満点に届かない世帯でも内定が出た園。Gakkenほいくえん 大崎のように、0歳は40でも1歳以上が定員割れ、と同じ園でもクラスで景色が変わる例もあります。
品川区の内定データを読むときの基本は、クラス単位で見ること。認定こども園品川区立一本橋保育園のように、0歳43・1歳42と激戦の一方で2歳は28と満点未満で内定が出る園もあります。0〜1歳で入った子が持ち上がって定員を埋めると、上のクラスの新規枠は絞られ、逆に枠が空けば満点未満でも入れる。希望する園の「申し込むクラスの列」だけを拾って、満点+加点が要る園か・定員割れで入りやすい園かを仕分けましょう。
⑥ ひとり親・両親不存在は「46」——満点40を上回る持ち点
品川区のひとり親・両親不存在の世帯は、独自の計算で持ち点が変わります。区は、いない側の保護者に基本指数「不存在」20点を認めた上で、さらに調整指数でひとり親世帯+6(住民票が別で離婚成立の場合。調停中などは+4)を加えます。在の保護者が就労中フルタイムなら——
| 内訳 | 点数 |
|---|---|
| 在の保護者の基本指数:月20日・週40時間以上の就労 | 20 |
| いない側の基本指数「不存在」 | +20 |
| 調整指数:ひとり親世帯(離婚成立) | +6 |
| 合計 | 46 |
46点は、共働き満点の40を上回り、40超えの激戦園にも手が届きうる水準です。ひとり親で保活する人は、園の人気を過度に気にするより、通いやすさと園の中身で選んで大丈夫な持ち点だと考えて構いません。書類の提出が要件になるので、申込時に区分が正しく反映されるよう確認しておきましょう。
▶ 詳しく:指数の計算とひとり親の扱い
⑦ 実務:40を固め、階層で読み、定員割れを保険に
品川区のボーダー攻略は、点数をむやみに積む話ではありません。使えるデータが最下指数と税階層だけである以上、やることはシンプルです。
1. まず40を固める——フルタイム共働きなら父母それぞれ20点で40(事実上の満点)。品川区は就労の該当行のうち最も高い点を採るので、時短でも下がりにくい。まず就労証明の内容を確かめましょう。
2. 希望園の「点数と階層」を過去数年ぶん読む——「40・D19」のように、点数だけでなく内定ラインの税階層まで見る。自分の階層がそのラインより低ければ40で届く見込み、高ければ加点か別の園を考える、と判断できます。
3. 定員割れ・満点未満の園を保険に混ぜる——激戦園だけで希望を埋めない。大崎ひまわり・にじいろ大崎・八潮中央のように、満点に届かなくても内定できた園を必ず実線として加えます。0歳児クラスは定員割れが多く、狙う年齢の選択肢も広い。
希望リストは「憧れの園」ではなく「自分の点数と階層で、内定側に入れそうな園」で組む。品川区で確実にできるのは、この最下指数+階層の読み解きです。
※最下指数・階層は年度・園・クラスで変動する参考値です。同一の指数でも、同点時の優先順位により内定とならない場合があります。園別の申込者数・競争率は公表されていません。申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。
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出典:品川区「令和8年4月一次選考 内定最下指数(合計指数・階層)」、『令和8年度 保育園のご案内』(利用調整基準・同一指数時の優先順位)、区の文教委員会資料(区域別の申請・入園・不承諾数)。内定データの読み取り・集計・分類は当サイトの整理を含みます。最下指数は毎年変動する参考値で、同一指数でも優先順位により内定とならない場合があります。園別の申込者数・競争率は非公表です。申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。