【2026-2027年度版】認可外・認証・企業主導型はどう違う?杉並区の保育施設タイプ比較

※出典は杉並区「保育施設利用のご案内(令和8年度)」、認証保育所・認可外保育施設等の保育料助成制度(区HP ページID:19941)。金額・条件は令和8年度時点。年度で変わるため、申込前に区の最新資料でご確認ください。
「認可外」とひとくくりにされますが、中身は認証保育所・その他の認可外・企業主導型などさまざま。杉並区は認可外への助成が手厚いので、タイプごとの違いを知っておくと選択肢がぐっと広がります。
認可外は「認可に落ちたときの受け皿」だけではありません。子に合う園なら、まず一度入れてみるのもいい選択。その前提でタイプを整理します。
- 認可と、それ以外(認証・認可外一般・企業主導型)の違い
- 杉並の実例で見る、タイプごとの特色・入り方・費用
- 助成は0〜2歳課税世帯で月80,000円まで
- 杉並には認可外利用による加点がない——だからこそ純粋に園で選べる
① まず全体像:認可と、それ以外
保育施設は大きく「認可」と「それ以外(認可外)」に分かれます。認可は区に申し込み、保育指数の選考を経て入園。認可外は施設と直接契約するのが基本で、区の選考を経ません。認可の結果を待たずに動ける、0歳から入りやすい、というスピード感が認可外の持ち味です。
認可外の中に、東京都の基準を満たした「認証保育所」、国の指導監督基準を満たす「その他の認可外」、企業が主体の「企業主導型」などがあります。
② 認証保育所(東京都の制度)
東京都独自の基準を満たし、施設と直接契約するタイプ。駅近の立地や長めの開所時間など、働く家庭向けのサービス設計が特徴です。
たとえば保育園夢未来 井荻園は井荻駅徒歩3分・定員38名の認証保育所。1歳児クラス以上は週1回の英語教室と体操教室があり、月極は週4〜6日・契約時間8〜13時間から選べます。「フルタイムじゃないから認可の指数が伸びない」という家庭でも、働き方に合わせて契約を組めるのが認証の強みです。
③ 認可外(一般)
国の指導監督基準を満たす認可外保育施設。保育方針の自由度が高く、特色のある園が多いのがこのタイプです。
たとえば保育所Agape 八幡山園は2001年開設・八幡山駅徒歩2分。ほぼ毎日園バスで自然度の高い公園へ出かける「自然あそび」中心の保育で、0〜5歳の異年齢混合という、認可ではなかなか出会えないスタイルです。こうした「園の個性」に惚れて選ぶ家庭も少なくありません。
④ 企業主導型
企業が従業員向けに設けた保育施設で、地域枠として一般の子どもも利用できる場合があります。認可並みの基準で運営され、保育料も比較的抑えめなことが多いタイプです。
たとえばりとるうぃず阿佐ヶ谷駅前保育園は阿佐ケ谷駅徒歩3分・0〜5歳児対象。3〜5歳児は週4日のネイティブ講師による英語レッスンがあり、日曜も開園します。シフト勤務や日曜勤務のある家庭には、認可にない使い勝手です。
⑤ 3タイプを一覧で
| タイプ | 入り方 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 認証保育所 | 施設に直接契約 | 施設設定+助成 | 0歳から入りやすい。契約時間が柔軟 |
| 認可外(一般) | 施設に直接契約 | 施設設定+助成 | 方針の自由度が高く特色豊か |
| 企業主導型 | 施設に申込(地域枠) | 比較的抑えめ+助成 | 認可並みの基準。日曜開園などの園も |
⑥ 費用:助成は「月80,000円」まで
国の施設利用費+都の利用支援補助金で、認可と同等の負担を目指す助成が受けられます。月額上限は次のとおりです。
| 施設タイプ | 区分 | 助成上限(月額) |
|---|---|---|
| 認証保育所・認可外保育施設等 | 0〜2歳・課税世帯 | 80,000円 |
| 0〜2歳・非課税世帯 | 80,000円(国42,000円+都38,000円) | |
| 3〜5歳 | 77,000円(国37,000円+都40,000円) | |
| 企業主導型保育事業 | 0〜2歳・課税世帯 | 80,000円 |
| 0〜2歳・非課税世帯 | 38,000円(利用料は事前に減額) | |
| 3〜5歳 | 40,000円(同上) |
主な要件は保育の必要性の認定と施設との定期利用契約の2つ。この助成があると、認証などは実質負担が月0〜2万円台に収まるケースもあります(施設・世帯により異なります)。詳しくは費用と補助の記事で。
⑦ 「加点」の話——杉並には、そもそもない
杉並区の調整指数25項目には、認可外・認証の利用による加点が存在しません。認可外に預けて復職しても、次の認可の選考で指数が上がることはありません。
これは裏を返せば、「点数のために預ける」という損得勘定から自由だということ。まず①子に合う園か(特色・0歳から入りやすいか)、次に②費用(助成込みで負担が軽いか)——この2つだけで純粋に選べます。認可に落ちた場合も、認可外で復職して足場を固め、翌年の0〜2歳で再挑戦するという動き方は変わらず有効です。
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出典:杉並区「保育施設利用のご案内(令和8年度)」(調整指数・認可外助成)/杉並区HP「認証保育所等の保育料助成」(ページID:19941)/各園の公式サイト。金額・条件は年度で変わるため、申込前に区の最新資料・各施設で必ずご確認ください。