【2026-2027年度版】台東区のエリア別 保活難易度|どの地域が入りやすい?

※倍率は台東区「令和8年4月入園申請状況」(令和7年11月13日現在)と「令和8年4月入園可能人数」(令和7年10月10日現在)をもとにした当サイトの集計です。台東区の申請数は第1希望のみの集計で、審査時には第2希望以降の方が加わります。エリア区分も当サイトの整理で、公式の区分ではありません。園ごとの差が非常に大きいため、エリア間の相対比較の目安(傾向)としてご覧ください。
同じ台東区でも、住むエリアで保活の見え方は変わります。区全体の1歳児は1.41倍(第1希望÷入園可能人数)の需要超過。これをエリア別に割ると、蔵前・浅草橋の約2.1倍から、浅草・千束の約0.9倍まで、はっきりした傾斜が見えてきます。おおづかみに言えば、区の南側——蔵前・浅草橋方面が締まり、北側の浅草・千束方面が相対的に緩いという構図です。
ただし台東区の本当の主役はエリア差ではなく、こども園2園への極端な集中。1歳児22.0倍のたいとうこども園と16.4倍のことぶきこども園を除くと、エリアの数字は一変します。エリアの倍率は出発点にして、園単位まで下りて見ていきます。
- 4エリアの入りやすさ比較(0歳・1歳の第1希望倍率)
- 締まるのは蔵前・浅草橋(1歳 約2.1倍)、緩めなのは浅草・千束(約0.9倍)という傾向
- エリアの数字を動かしているのはこども園2園への集中——除くと谷中・根岸・入谷は0.89倍まで下がる
- 駅別では新御徒町0.50倍・南千住0.54倍が穏やか、入谷2.03倍が最も締まる
- 「第1希望倍率が低い=入りやすい」ではない——ボーダー表との併読のしかた
① 大きな構図:南の蔵前・浅草橋が締まり、北の浅草・千束が緩い
当サイトでは台東区の保育施設を地理的に4エリアに分けて掲載しています。令和8年4月一次の認可保育施設(閉園予定園を除く)をエリア別に集計すると——
| エリア | 認可園数 | 0歳児 募集/第1希望 | 0歳児 倍率 | 1歳児 募集/第1希望 | 1歳児 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 蔵前・浅草橋 | 19 | 102/75 | 0.74 | 94/194 | 2.06 |
| 谷中・根岸・入谷 | 16 | 104/76 | 0.73 | 85/139 | 1.64 |
| 上野・御徒町 | 14 | 75/38 | 0.51 | 74/84 | 1.14 |
| 浅草・千束 | 16 | 77/38 | 0.49 | 119/104 | 0.87 |
※募集=入園可能人数、第1希望=第1希望申請数(いずれも認可保育施設・当サイト集計)。閉園予定園を除くため、区全体の公表値(1歳児 523人など)とはわずかに差があります。
1歳児で見ると、蔵前・浅草橋は募集94人に第1希望194人(2.06倍)と頭ひとつ抜けた厳しさ。谷中・根岸・入谷が1.64倍で続き、上野・御徒町は1.14倍、浅草・千束は0.87倍と唯一1倍を下回ります。0歳児はどのエリアも1倍未満で、とくに上野・御徒町と浅草・千束は0.5倍前後——0歳で動けば、エリアを問わず選べる余地が大きいのが台東区です。
上位2エリアの数字は、実は2つの園が押し上げています。たいとうこども園(1歳児 募集3人に第1希望66人=22.0倍)とことぶきこども園(募集5人に82人=16.4倍)です。試しにこの2園を除いて計算し直すと、谷中・根岸・入谷の1歳児は1.64倍→0.89倍、蔵前・浅草橋は2.06倍→1.26倍まで下がります。つまり「エリアが厳しい」というより、エリア内の1〜2園に希望が集中しているのが台東区の実態。こども園を外して組み立てれば、景色はかなり変わります。
② 蔵前・浅草橋:1歳2.06倍——区内でいちばん締まるエリア
蔵前・浅草橋・鳥越・三筋あたり。リノベーションの街として子育て世帯が流入するエリアで、1歳児は4エリアで最も高い2.06倍。ことぶきこども園(1歳児16.4倍・ボーダー51点)が中心にあり、アスクくらまえ保育園(募集6人に第1希望26人・4.3倍・ボーダー52点)、レイモンド鳥越保育園(募集3人に15人・5.0倍・50点)と、ボーダー50点超の園が並びます。フルタイム共働き+育休復帰の47点では正面から届かない帯です。
それでも受け皿はあります。さくらさくみらい蔵前は1歳児で募集10人に第1希望2人、はぐはぐキッズ浅草橋アネックスも募集3人に1人。ただしどちらもボーダーは48点——第1希望が少なくても、第2希望以降の48点勢で席が埋まるのがこのエリアの特徴です(後述の三筋保育園の例も同じ)。持ち点47点なら、次に見る北側エリアや「空有」の園まで視野を広げたいところです。
③ 谷中・根岸・入谷:たいとうこども園を除けば0.89倍
根岸・入谷・下谷・谷中あたり。1歳児1.64倍は区内2番目の高さですが、①で見たとおりたいとうこども園(22.0倍・ボーダー53点=区内最高)を除くと0.89倍と、実は募集が第1希望を上回ります。ほかに集中するのはさくらさくみらい入谷(1歳児 募集2人に10人・5.0倍)くらいで、「別格の1園+落ち着いた残り」という二層構造のエリアです。
受け皿側も厚めです。1歳児ではフレンドキッズランド三ノ輪園が「空有」で一次を終え、こどもヶ丘保育園根岸園は募集6人に第1希望4人(ボーダー48点)、さくらさくみらい下谷は募集7人に第1希望0人でした(ボーダー50点=第2希望以降で埋まった典型例)。0歳児は坂本保育園がボーダー31点と、低い点数で入れたクラスもあります。
④ 上野・御徒町:1.14倍。小規模・「空有」の園が点在する
東上野・台東・小島・御徒町あたり。1歳児1.14倍と区全体(1.41倍)より穏やかで、集中も限定的です。目立つのは東上野乳児保育園(1歳児 募集1人に7人=7.0倍。ただし0歳児はボーダー27点と対照的)と忍岡こども園(募集5人に23人・4.6倍・ボーダー51点)、東上野保育園(募集4人に14人・3.5倍・50点)。ここでもこども園と乳児専門園に希望が寄る構図です。
一方で、1歳児の「空有」がまとまってあるのもこのエリア。シンシア保育園・ベベ・ア・パリ保育園未来・ベベ・ア・パリ保育園東上野(募集5人に第1希望1人)と、小規模保育を中心に一次後も空きが残りました。上野保育園も募集10人に第1希望5人(ボーダー48点)と枠に厚みがあります。人気園と受け皿が徒歩圏に同居する、リストを組みやすいエリアと言えます。
⑤ 浅草・千束:0.87倍——唯一の1倍未満。ただし「緩い=無条件」ではない
浅草・花川戸・千束・清川・橋場あたり。1歳児は募集119人に第1希望104人(0.87倍)と、4エリアで唯一募集が上回ります。区立園の大きな枠——玉姫保育園(1歳児 募集15人・「空有」)、清川保育園(募集10人・「空有」)、花川戸保育園(募集10人・ボーダー49点)——が需給を支えています。0歳児も0.49倍で、康保会乳児保育所は0歳児だけで募集35人と区内最大級。ボーダー40点の共生保育園・32点のウィズブック保育園入谷など、47点未満で入れたクラスもこのエリアに集まっています。
ただし「緩いエリア」の中にも締まる園はあります。チェリッシュ浅草保育園は1歳児2.8倍(ボーダー50点)、千束保育園2.3倍・待乳保育園2.0倍(いずれも50点)。エリアの平均ではなく、最後は園単位——この原則はどこでも変わりません。
⑥ 駅で見る:新御徒町・南千住は穏やか、入谷は「こども園込み」で最高値
通勤動線で考える人向けに、主要5駅の徒歩圏(最寄り駅ベース・当サイトのgeo判定)でも集計しました。
| 駅 | 認可園数 | 0歳児 倍率 | 1歳児 倍率 |
|---|---|---|---|
| 入谷駅 | 11 | 0.76 | 2.03 |
| 浅草橋駅 | 8 | 0.63 | 1.55 |
| 蔵前駅 | 5 | 1.00 | 1.07 |
| 南千住駅 | 5 | 0.59 | 0.54 |
| 新御徒町駅 | 6 | 0.20 | 0.50 |
※第1希望申請数÷入園可能人数(当サイト集計)。南千住駅は区境の駅で、台東区側(清川・橋場方面)の施設群の集計です。
入谷駅の2.03倍はたいとうこども園を含む数字で、除くと0.96倍まで下がります。目を引くのは新御徒町駅(0歳0.20倍・1歳0.50倍)と南千住駅(1歳0.54倍)。新御徒町は佐竹商店街周辺に小規模・私立園が集まり、南千住駅の台東区側は玉姫・清川など枠の大きな区立園が並ぶ、どちらも数字の上では最も入りやすい徒歩圏です。
⑦ エリアの数字を、志望リストに落とす
台東区は希望園の順位が選考に影響しません(選考指数の高い順。同点のときだけ優先項目)。考えるべきは「どの園をリストに入れるか」だけです。
- 入れたい園は遠慮なく書く:22.0倍のこども園を第1希望にしても、順位づけで不利になることはありません
- 「空有」・低ボーダーの園を必ず混ぜる:玉姫・清川・シンシア・フレンドキッズランド三ノ輪園、ボーダー40点の共生保育園——受け皿は北側エリアを中心に実在します(ボーダーの記事参照)
- 0歳で動ける家庭は0歳で:0歳児はどのエリアも1倍未満(0.49〜0.76)。区全体でも0歳0.64倍と1歳1.41倍の差は大きい(年齢の壁の記事参照)
- エリアをまたぐ:台東区は東西約4km・南北約5kmのコンパクトな区。蔵前・浅草橋で厳しければ、上野・御徒町や浅草・千束の受け皿まで通園圏を広げる選択が現実的です
台東区の申請数は第1希望のみの集計です。三筋保育園(蔵前・浅草橋エリア)の1歳児は募集10人に第1希望2人(0.2倍)でしたが、ボーダーは48点——第1希望で埋まらなかった席は、第2希望以降の48点勢で埋まりました。倍率の低さは「並ぶ人が少ない」ことしか意味しません。入りやすさの最終確認は、下限指数表の「空有」かどうか・何点で決まったかで行ってください。
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出典:台東区「令和8年4月入園申請状況」(令和7年11月13日現在・第1希望のみ)、「令和8年4月入園可能人数」(令和7年10月10日現在)、「令和8年4月一次利用調整結果〈入所下限合計指数一覧〉」。エリア区分・倍率は当サイトの集計・整理で、公式の区分・数値ではありません。申請数は第1希望のみの集計のため、審査時には第2希望以降が加わり、実際の競争は表より厳しくなる園があります。園ごと・年度ごとの差が大きいため、実際の難易度は各園・最新の資料でご確認ください。