【2026-2027年度版】台東区の保活完全ガイド|点数・倍率・人気園・認可外の使い方

※本記事は台東区の公開資料(『令和8年度 保育利用のご案内』、台東区保育所入所基準、令和8年4月入園申請状況・入園可能人数・一次利用調整結果〈入所下限合計指数〉、認証保育所等保育料助成制度の区公式ページ)をもとにした情報です。倍率等は当サイトの集計・推定を含みます。申込前に区の最新資料でご確認ください。
台東区の保活を、この1本で俯瞰できるようにまとめました。スケジュール・点数・ボーダー・人気園・認可外の使い方——それぞれ詳しい記事へのリンクも用意しています。まずは全体像から。
台東区の保活を一言で言うと、「満点40点では届かない」区。1歳児クラスのボーダーは概ね48〜53点で、フルタイム共働きの素点満点40点をはるかに超えます。カラクリは「子どもの保育状況」の調整指数。ここを理解すれば、打ち手は見えてきます。
- 4月入園の一次は郵送・電子が11月14日必着、窓口が11月28日締切(受付開始はどちらも10月2日)。希望園の変更は一次のみ12月5日23:59まで
- 指数は父母それぞれ20点満点+調整指数。フルタイム共働き40点に「子どもの保育状況」の調整(育休復帰+7、認可外委託+8など・いずれか1つ)が乗った47〜48点が実質のスタートライン
- 年齢別の第1希望倍率は0歳0.64・1歳1.41・2歳1.36・3歳0.54。需要超過は1〜2歳に集中し、0歳と3歳は明確に緩い
- 人気はこども園2園が別格——たいとうこども園1歳22.0倍・ことぶきこども園16.4倍。ボーダーも1歳53点・51点と区内最高水準
- 認可外・認証への委託(週3日昼間4時間以上)には調整+8が付き、育休復帰の+7とは択一。助成は0〜2歳児で月額上限80,000円
① 台東区の全体像:競争は1〜2歳に集中。0歳と3歳は明確に緩い
台東区は園別×クラス別の第1希望申請数・入園可能人数(募集枠)・入所下限合計指数(内定最低指数)をすべて公開する、データの豊かな区です。令和8年4月一次の認可保育施設(区立14・私立38・地域型13・家庭的4=計69施設)を区全体で集計すると——
| クラス | 入園可能人数 | 第1希望 | 第1希望倍率 |
|---|---|---|---|
| 0歳児 | 358 | 228 | 0.64倍 |
| 1歳児 | 372 | 523 | 1.41倍 |
| 2歳児 | 85 | 116 | 1.36倍 |
| 3歳児 | 158 | 85 | 0.54倍 |
※令和8年4月入園申請状況(令和7年11月13日現在)と入園可能人数(令和7年10月10日現在)より当サイト集計。台東区の申請数は第1希望のみの集計で、審査時にはこの他に第2希望以降の方が加わります。実際の競争は表の数字より厳しくなる園があります。
構図ははっきりしています。1歳児は第1希望523人に対し枠372で1.41倍、2歳児も1.36倍と需要超過。一方、0歳児は0.64倍、3歳児は0.54倍と、区全体では枠に余裕があります。「競争は0〜2歳、とりわけ1歳」——これが台東区の基本形です。2歳児は倍率こそ1歳と近いものの、募集が85人と1歳の4分の1以下。選択肢の少なさでは2歳が最も厳しいと言えます。
② 点数の決まり方:満点40点は「スタートラインですらない」
台東区の指数は選考指数=基本指数(父)+基本指数(母)+調整指数。基本指数は保護者1人あたり最大20点で、週5日・1日8時間(休憩込み)の就労なら20点。フルタイム共働きで40点満点です。
ところが、令和8年4月一次の1歳児クラスの入所下限合計指数(ボーダー)は概ね48〜53点に集中。満点の40点では8点以上足りません。カラクリは調整指数の「子どもの保育状況」(項目1〜13・いずれか1つを適用)にあります。育休中で復職予定なら+7、認証・認可外等への委託なら+8、自宅で保育(求職中)なら+3——申込世帯のほぼ全員に、この調整のどれかが付くのです。つまり台東区では「40点+保育状況の調整」が実質の素点。フルタイム共働き+育休復帰の47点が多数派の持ち点で、区の公式計算例も40+育休7+祖父母遠方1=48点です。
▶ 詳しく:保育指数(選考指数)の計算方法 / 何点で入れる?指数ボーダー
③ 台東区のクセ:認可外委託の+8が育休復帰の+7より1点高い
1歳児クラスの数値ボーダーで最も多いのは48点と50点。フルタイム共働き+育休復帰の47点は、この48点ボーダーに1点届きません。一方、認証・認可外等に週3日昼間4時間以上預けている場合の調整は+8=ちょうど48点。台東区は、認可外委託の加点が育休復帰を上回る設計の区です。
注意したいのは、この2つが択一だということ。「子どもの保育状況」(項目1〜13)はいずれか1つしか適用されず、「育休+7と認可外+8の両取り」はできません。両方に該当すれば高い方の+8が付きます。
なお、ボーダー40の共生保育園・44の谷中保育園など47点未満で入れた園も実在します。「48がないから無理」ではなく、届く園を志望リストに混ぜるのが基本です。
▶ 詳しく:「子どもの保育状況」調整の全13項目
④ 保活スケジュール:郵送・電子は11月14日、窓口は11月28日締切
令和8年4月入園の一次は、受付開始が令和7年10月2日。締切は郵送・電子が11月14日(金)必着、窓口が11月28日(金)と、方法によって2週間違います。提出後の希望園の変更は一次のみ、12月5日(金)23:59まで受け付けられます。
二次は12月1日受付開始で、郵送・電子が令和8年1月30日(金)必着、窓口が2月13日(金)締切。入園は原則毎月1日付で、4月入園に限り出生前の申込もできます。結果通知の時期は区の案内でご確認ください。
▶ 詳しく:台東区の保活スケジュール
⑤ 年齢別の戦略:0歳で動く。3歳からは楽になる
- 0歳児:第1希望倍率0.64倍。募集358人と枠は最多で、ボーダーも27〜39点で入れた園や「空有(空きあり)」の園が点在します。選べる余地が最も大きいのは0歳です
- 1歳児:1.41倍で最激戦。第1希望523人に対し募集372人。ボーダーは48〜53点に集中し、持ち点が47点なら「48の壁」を意識した園選びが要ります
- 2歳児:1.36倍。倍率以上に、募集85人という絶対数の少なさが効きます。2歳勝負は選択肢が最も狭く、避けたい構図です
- 3歳児:0.54倍。ボーダー表では3〜5歳児の大半が「空有」か「−(募集なし)」で、区全体としては入りやすい年齢です。ただし、こども園の3歳児枠は募集0(下の年齢からの持ち上がりで埋まる)なので、こども園狙いなら0〜2歳のうちに
1歳の壁を正面から登るより、0.64倍の0歳で動く——台東区では、これが最も分の良い選択です。育休を早く切り上げる負担との天秤にはなりますが、0歳と1歳で倍率が2倍以上違う構図は知ったうえで判断を。3歳からは明確に楽になるので、「0〜2歳をどう乗り切るか」が台東区の保活の核心です。
▶ 詳しく:0歳・1歳・2歳、いつ入れるべき?
⑥ 人気園:こども園2園が別格。1歳で22.0倍・16.4倍
区全体の1歳は1.41倍でも、園単位では別世界があります。1歳児クラスの第1希望倍率で見ると、たいとうこども園が22.0倍(募集3に第1希望66人)、ことぶきこども園が16.4倍(募集5に82人)——この2園だけ桁が違います。ことぶきこども園は全クラス合計の第1希望も147人と区内最多。幼保一体で就学前まで通えるこども園に人気が集中するのが台東区の特徴です。ボーダーも、たいとうこども園は1歳53点・0歳52点と区内最高水準、ことぶきこども園も1歳51点。きょうだい加点などの上乗せがないと現実的には届かない点数帯です。
以下、東上野乳児保育園7.0倍(募集1に7人)、レイモンド鳥越保育園5.0倍、さくらさくみらい入谷5.0倍、忍岡こども園4.6倍、アスクくらまえ保育園4.3倍と続きます。志望リストは「憧れの人気園+持ち点で現実的に届く園+空有・低ボーダーの園」の組み合わせで。
▶ 詳しく:人気保育園・倍率ランキング / エリア別の入りやすさ
※倍率は「第1希望申請数÷入園可能人数」の当サイト集計です。台東区の申請数は第1希望のみの集計で、審査時には第2希望以降の方が加わるため、実際の競争はこれより厳しくなる園があります。
⑦ 認可外・認証の位置づけ:受け皿であり、選択肢であり、結果として+8
認証保育所や認可外保育施設には、保育方針の自由度・英語や運動などの特色・0歳から入りやすい柔軟さといった園そのものの価値があります。認可の結果待ちの「保険」としてだけ見るのはもったいない存在です。
費用面では、認証保育所等(月極120時間以上)の保育料に対する区の助成が0〜2歳児クラスで月額上限80,000円(住民税課税世帯を含む)、3〜5歳児クラスで月額上限77,000円と手厚く、実質負担はかなり抑えられます(上限額・条件は年度で見直されるため区公式で確認を)。認可保育園側も3〜5歳は無償、0〜2歳も第1子の無償化が進んでおり、どちらに進んでも費用のハードルは下がっています。
そして制度上の事実として、認証・認可外等に週3日昼間4時間以上預けて復職している場合、翌期以降の認可申込では調整+8が付きます(育休復帰の+7と択一)。点数のために預けるものではありませんが、認可外で復職して翌年の認可に申し込む道が、台東区では制度としてきちんと機能します。
▶ 詳しく:認可外・認証・企業主導型の違い / 費用と補助
⑧ まとめ:まずやるべきこと
- 自分の点数を知る:基本は父母20点ずつ。そこに「子どもの保育状況」の調整(育休復帰+7・認可外委託+8・求職中の自宅保育+3など、いずれか1つ)が乗って、実質の持ち点になります
- ボーダーと照らす:1歳の数値ボーダーは48〜53点が中心。47点なら「48の壁」を前提に、40点・44点で入れた園や「空有」の園を必ずリストに混ぜる
- できれば0歳で動く:0歳0.64倍に対し1歳1.41倍。こども園や人気私立を狙うなら、なおさら早い年齢が有利です
- 秋までに見学・書類:就労証明書は勤務先へ早めに依頼。受付開始は10月2日、郵送・電子の締切は11月14日必着です
- 認可外・認証も並行して見る:0歳から入りやすく、助成も手厚い。子に合う園が見つかれば、それ自体が良い選択です
- 落ちても動き続ける:二次(郵送・電子1月30日/窓口2月13日締切)、その後も毎月1日付の利用調整が続きます。6か月以上待機すると+2の加点もあります
台東区は、園別の第1希望申請数・募集枠・下限指数まで公表される、データで戦える区です。「40点+保育状況の調整」という点数の構造と、1〜2歳に集中する需要の構図——この2つを押さえて園を選べば、保活は運任せではなくなります。
▶ 落ちたときの次の一手
出典:台東区『令和8年度 保育利用のご案内』、台東区保育所入所基準(基本指数・調整指数・優先項目)、令和8年4月入園申請状況(令和7年11月13日現在・第1希望のみ)、令和8年4月入園可能人数(令和7年10月10日現在)、令和8年4月一次利用調整結果〈入所下限合計指数〉、認証保育所等保育料助成制度の区公式ページ。倍率・ボーダーの集計は当サイトの推定を含みます。制度は年度で変わるため、申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。