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【2026-2027年度版】台東区の保育園は何点で入れる?入所下限指数のボーダーラインと「空有・非公開」の読み方

台東区の保育園ボーダーライン・指数分布のイメージ

※数字は台東区「令和8年4月入園 第一次利用調整結果〈入所下限合計指数一覧〉」(区公式・全69施設)に基づきます。各園・各クラスで内定した児童のうち最も低い合計指数(=実質ボーダー)の一覧です。台東区の選考指数は、基本指数(保護者1人あたり上限20点・父母合わせて40点)+調整指数で決まります。

「何点あれば入れるの?」——台東区の答えを先に言うと、1歳児クラスのボーダーは48〜53点に集中しています。数値が公表された48クラスのうち44クラス(9割超)が48〜53。フルタイム共働きの満点40点では、そもそも届かない数字です。

カラクリは、育休復帰+7や認可外委託+8といった「子どもの保育状況」の調整指数がほぼ全世帯に付くこと。台東区のボーダーは「40点+保育状況の調整」を前提に読む必要があります。この記事では、まず下限指数表の記号(空有・非公開・−・斜線)の読み方から。そのうえで48〜53の正体と、その外側にある「届く園」を読み分けます。

この記事でわかること
  • 台東区の下限指数表は数値・空有・非公開・−・斜線の5種類——まずその読み方
  • 1歳児は数値公表48クラス中44クラスが48〜53。最多は50(20クラス)、次いで48(15クラス)
  • 48の正体=40点+認可外委託+8。育休復帰の47点は48に1点届かない
  • 0歳児は数値の中心こそ48だが、「空有」16クラス・27〜39点で入れた園も5つと選択肢が広い
  • 3〜5歳児はほぼ「空有」と「−」=数値ボーダーがある方が例外
  • ひとり親のフルタイム世帯は45点+保育状況の調整で、優先項目でも守られる設計

① まず「表の読み方」——空有・非公開・−・斜線の意味

台東区は毎年、園別×クラス別の「入所下限合計指数」(一次調整の内定最低指数)を公表しています。園ごと・年齢ごとに「何点で決まったか」がわかる貴重な資料ですが、セルに入るのは数値だけではありません。凡例を正しく読めるかどうかで、志望リストの質が変わります。

表記意味実務での読み方
数値(例: 48)内定者の下限合計指数その点数以上で内定した=実質ボーダー
空有一次調整後に空きあり実質ボーダーなし。狙い目のシグナル
非公開内定者が1〜2名のため個人情報保護で非公開高い・低いの情報はない。募集の小さい枠のしるしと読む
そのクラスの募集がなかったボーダーが高いのではなくそもそも新規の枠が無かった
斜線その年齢のクラス自体がない点数を積んでも入れない(対象外)

間違えやすいのは「空有」と「−」。「空有」は一次が終わっても席が残った=チャンスの印で、「−」は募集ゼロという意味です。もうひとつが「非公開」。内定者が1〜2名だと個人情報保護のため点数が伏せられるだけで、「非公開=激戦」とは限りません。1歳児では非公開が10クラスありますが、その多くは募集1〜2名の小さな枠です。

② 分布——1歳児は数値公表48クラスのうち44が「48〜53」

令和8年4月一次の下限指数(69施設)を集計すると、ボーダーの姿がはっきり見えます。

※「斜線」(クラスなし)と、その施設に当該クラスの設定がない場合は集計から除いています。

クラス数値の公表うち48〜53空有(空きあり)非公開−(募集なし)
0歳児31クラス231610
1歳児48クラス448102
2歳児7クラス282622
3歳児12クラス6161210

1歳児の数値ボーダーは最多が50点(20クラス)、次いで48点(15クラス)。51〜53点はこども園や駅近の人気私立園です。47点以下で決まったのは、共生保育園40・谷中保育園44・家庭保育室ふわふわ41・ウィズブック保育園入谷32の4クラスだけ。台東区の1歳は「48〜53のどこに線が引かれるか」の世界だとわかります。

年齢別のクセも読み取れます。0歳児は「空有」が16クラスあり、数値でも27〜39点で入れた園が5つ(東上野乳児27・坂本31・浅草橋32・共生37・さくらさくみらい下谷39)。2歳児は「−(募集なし)」が22クラスと、点数以前に枠そのものが少ない年齢です。そして3〜5歳児は「空有」「−」が大半(4歳は空有30・5歳は空有36)で、数値ボーダーがある方が例外。年齢ごとの構図は年齢の壁の記事で詳しく扱います。

③ 48〜53の正体——「40点+保育状況の調整」が実質の素点

台東区の基本指数は保護者1人あたり上限20点。フルタイム共働きで40点満点です。ではなぜボーダーが48〜53になるのか。答えは調整指数の「子どもの保育状況」(項目1〜13・いずれか1つを適用)です。育休中で復職予定なら+7、認証・認可外等への委託(週3日昼間4時間以上)なら+8、求職中の自宅保育でも+3——申込世帯のほぼ全員に、この調整のどれかが付きます。区の公式計算例も、フルタイム共働き40+育休中+7+祖父母遠方+1=48点です。

世帯の型計算合計指数
フルタイム共働き+育休復帰40+747
フルタイム共働き+認可外委託で復職済み40+848
上記+祖父母が遠方(区の公式例の型)40+7+148
上記+きょうだいが認可保育園に在園40+7〜8+451〜52
ひとり親(フルタイム)+保育状況の調整20+20+5+3〜848〜53
47点は、48点ボーダーに1点届かない
最大集団である「フルタイム共働き+育休復帰」の持ち点は47点。ところが1歳児の数値ボーダーで48点未満はわずか4クラスで、47点では大半の園に届きません。一方、認証・認可外等に預けて復職している世帯の調整は+8=ちょうど48点。台東区は認可外委託の+8が育休復帰の+7を上回る、めずらしい設計の区です。
注意したいのは、この2つが択一だということ。「子どもの保育状況」(項目1〜13)はいずれか1つしか適用されず、「育休+7と認可外+8を合わせて+15」はできません。両方に該当する場合は高い方の+8だけです。
▶ 詳しく:「子どもの保育状況」調整の全13項目と指数の計算方法

50〜53の帯は、47〜48点にきょうだい在園+4(調整21)・多子世帯+2(調整22)・祖父母遠方+1(調整30)などの上乗せが重なった世帯で構成されます。区内最高はたいとうこども園の1歳53点(0歳も52点)。ことぶきこども園・忍岡こども園の51点、アスクくらまえ保育園の52点が続きます。この帯は、第一子・共働きの47〜48点では構造的に届きません。人気園の顔ぶれと倍率は人気園ランキングの記事で確認できます。

④ ひとり親世帯——45点+保育状況の調整。優先項目でも守られる

台東区では、保護者が1人の世帯(ひとり親・保護者不存在)は在の保護者の基本指数に20を加えるルールです。フルタイム就労なら20+20=40点となり、ふたり親のフルタイム共働きと同じ土俵に立ちます。さらに調整指数14(ひとり親世帯)で+5、合計45点

45点単体では48ボーダーに届きませんが、保育状況の調整(+3〜+8のいずれか)はひとり親世帯にも同様に付くため、実際の持ち点は48〜53点になります。たとえば認可外に預けて復職していれば45+8=53点で、区内最高ボーダーのたいとうこども園にも届く水準です。加えて、同一指数で並んだときの優先項目14段階でも「ひとり親世帯」は第4位。点数と優先順位の両面で配慮された設計と言えます。

⑤ 「空有」と低ボーダーの園を保険に混ぜる——48が無くても入れる園は実在する

分布の反対側を見てください。1歳児でも「空有」が8クラス——玉姫保育園・清川保育園の区立2園に、ベベ・ア・パリ保育園東上野・シンシア保育園・フレンドキッズランド三ノ輪園などの小規模保育。数値でも共生保育園40・谷中保育園44など、47点未満で決まったクラスが4つあります。0歳児なら空有は16クラス、27〜39点で入れた認可園も5つ。48点が無くても入れる園は、はっきり実在します

「第1希望倍率が低い=入りやすい」ではない——三筋保育園の例
台東区が公表する申請数は第1希望のみの集計で、審査時にはこの他に第2希望以降の方が加わります。たとえば三筋保育園の1歳児は、募集10名に第1希望2人(0.2倍)でしたが、ボーダーは48。第1希望では埋まらなかった席が、第2希望以降の48点勢で埋まったということです。倍率だけを見て「ここは緩い」と判断せず、下限指数表の「空有」かどうかまで確認するのが確実です。
志望リストは「挑戦+実線+保険」の3層で組む
台東区は希望園の順位が選考に影響しません(選考指数の高い順。同点のときだけ優先項目)。だから——
挑戦枠:ボーダー50〜53のこども園・人気私立園。書くこと自体のリスクはゼロ
実線枠:自分の持ち点(47か48か、上乗せありか)で届く数値のクラス
保険枠「空有」のクラスと40・44などの低ボーダー園を最低1〜2園
とくに持ち点47点の世帯は、48の壁の内側だけでリストを埋めないこと。届く園を混ぜた3層構成が、台東区のボーダー攻略の結論です。

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出典:台東区「令和8年4月入園 第一次利用調整結果〈入所下限合計指数一覧〉」、台東区保育所入所基準(基本指数・調整指数・優先項目・公式計算例)。集計は当サイトによるもので、園・クラス別の内定下限指数の分布です(区全体の申込者の指数分布ではありません)。指数は一次調整分のみで、下限指数は毎年変動する参考値です。同一指数でも優先項目により入所とならない場合があります。申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。