【2026-2027年度版】中央区は何点で入れた?「内定最低指数×指数分布」の読み方

※本記事は中央区が公表する「令和8年4月第1回利用調整結果」(申込児童の指数分布と、園別×クラス別の入所最終順位・内定最低指数)と『令和8年度 保育園のごあんない』の利用調整基準に基づき、当サイトで読み取り・集計したものです。内定最低指数は各園×クラスで「内定できた最も低い指数」を示す参考値で、年度・園・クラスで変わります。園別の申込者数や競争率は公表されていません。申込前に区の最新資料でご確認ください。
「何点あれば入れるの?」——中央区でこの問いに答えられる公開データが2つあります。ひとつは園別×クラス別の「内定最低指数」、もうひとつは申込児童の「指数分布」(クラスごとに、どの指数帯に何人いたか)。区は毎年、この2つを利用調整の結果とともに公表しています。園別の申込者数や競争率は非公表。読める材料は、この「園ごとの最低指数」と「全体の分布」の重ね合わせです。
そして中央区でいちばん大事なのが、多くの園の最低指数が「40」に並ぶこと。フルタイム共働きの40点で並び、そこから同一指数の優先順位で決着する——この構図さえつかめば、中央区のボーダーは正しく読めます。
- 園別セルの型——数値/43点以上/38点以下/空(まだ空きあり)/-(定員到達)を最初に押さえる
- 分布と重ねると、1歳児は836人中500人が40点。40に並んで、決着は同一指数の優先順位
- 1歳児クラスで最低指数の数値が出た57園のうち40が56園。ほかに43点以上が7園・空が18園・38点以下が5園
- 満点40を上回る激戦園(十思・人形町・阪本こども園 ほか=43点以上)が実在する
- 一方で「空」「38点以下」の園・クラスも多数。満点に届かなくても入れた受け皿が現実的な入口
- ひとり親の世帯は45点で、40の帯を上回る持ち点
① まずセルの型を読む——園別データの5つの表記
中央区の園別データは、園を縦に、クラス(0歳〜5歳)を横に並べた表です。各セルには、そのクラスで内定した人のうちいちばん低かった指数(内定最低指数)が入ります。ただし数値だけではありません。次の5つの表記を押さえれば読めます。
| 表記 | 意味 |
|---|---|
| 40(など数値) | そのクラスで内定した人のうち、いちばん低かった指数(=これ以上あれば届いた目安) |
| 43点以上 | 内定最低指数が43点以上(区は上端を出さず、範囲でのみ公表)=競争が強かったクラス |
| 38点以下 | 内定最低指数が38点以下(区は下端を出さず、範囲で公表)=40より低い指数でも入れたクラス |
| 空 | 利用調整のあとも、まだ定員に空きがあるクラス |
| - | 利用調整の時点で、すでに定員に達していたクラス |
※このほか、当該クラスの受け入れがない園はセルが斜線(クラスなし)になります。0歳児は「57日〜」と「7か月〜」の2区分に分かれ、内定の順位は両区分の総合順位で示されます。
点数だけを追うと、中央区のボーダーは半分しか読めません。多くのクラスは「40」——40点で並んで優先順位で決着した状態です。しかし同じ表の中に、「43点以上」でないと届かなかったクラスと、「空」「38点以下」で40より低くても入れたクラスが同居しています。希望園のクラスがどの型かをまず見分けるのが、中央区の内定データの正しい使い方です。
② 分布と重ねて読む——「40で並ぶ」を分布で確かめる
園別の最低指数が「40」に多い理由は、申込児童の指数分布を見るとはっきりします。中央区は毎年、クラスごとに、どの指数帯に何人が申し込んだかを公表しています。令和8年4月第1回でいちばん申込の多い1歳児クラス(836人)の分布はこうでした。
| 1歳児の指数帯 | 43点以上 | 42・41点 | 40点 | 39点 | 38点以下 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 申込児童数 | 157 | 49 | 500 | 19 | 111 | 836 |
※令和8年4月第1回利用調整結果「申込児童の指数分布」より。転園申込・育児休業延長希望を含む速報値で、年度により変わります。
1歳児は836人のうち500人(約6割)が40点。フルタイム共働き(保護者それぞれ20点)の標準形が、この40点にそろいます。中央区は育休復帰そのものへの加点がないため、40点が実質の上限帯。だから500人が横並びになり、園別の最低指数も自然と「40」に集まります。
500人が40点で並ぶと、そこから先は同じ指数のときの優先順位(12段階)で決まります。中央区の優先順位は、生活保護と同程度の世帯・ひとり親世帯が上位、「養育する子どもの人数が多い(⑩)」「区内に長く住んでいる(⑪)」が中位、「区民税所得割課税額が低い(⑫)」がいちばん最後。つまり中央区の40点勝負は、所得の高さそのものより、多子・長期在住の世帯が同点競争に強い設計です。優先順位の全12段階は指数の記事で扱っています。
一方で43点以上が157人いることも見逃せません。この層は、ひとり親(45点)や複数の調整加点が重なった世帯で、人気クラスの内定ラインを押し上げます。38点以下も111人——40に届かない層も、定員に余裕のあるクラスなら内定が回ります。
③ 分布を自分で数える——1歳は「40」に山、でも「空」も多い
では、園別に見るとどうなっているか。1歳児クラスの87園について、内定最低指数を当サイトで分類すると、こうなりました。
| 1歳児の内定最低指数(令和8年4月第1回・87園) | 園数 |
|---|---|
| 43点以上 | 7 |
| 41 | 1 |
| 40(実質の上限帯) | 56 |
| 38点以下 | 5 |
| 空(利用調整後も空きあり) | 18 |
※令和8年4月第1回利用調整結果の内定最低指数より当サイト集計(1歳児クラスを持つ87園を分類)。「空」は利用調整後も定員に空きが残ったクラスです。
1歳児は「40」が56園と圧倒的多数。ここは40点で並び、同一指数の優先順位で決着したクラスです。その上に「43点以上」の激戦が7園、そして見落としがちなのが「空」が18園・「38点以下」が5園——あわせて23園が、40点に満たなくても入り口が開いていたことになります。「40がないと入れない」でも「40があれば安心」でもなく、園ごとに景色がまるで違う、とまず知っておきましょう。
④ 43点以上——満点40を上回った激戦園
まずは、1歳児の内定最低指数が「43点以上」だった激戦園から。40点(共働きフルタイム)だけでは届かず、加点かひとり親などの持ち点が要ったクラスです。区内の実在園を、特色とあわせて見てみましょう。
| 園(区内の実在園) | 1歳児の内定最低指数 |
|---|---|
| 十思保育園 | 43点以上 |
| 人形町保育園 | 43点以上 |
| アイグラン保育園日本橋 | 43点以上 |
| アスク勝どき保育園 | 43点以上 |
| 阪本こども園 | 43点以上 |
※令和8年4月第1回利用調整結果の内定最低指数より。このほか浜町保育園・晴海こども園の1歳児も「43点以上」でした。特色は各園公式サイトの公開情報および当サイトのデータによります。
十思保育園は、日本橋小伝馬町の複合施設「十思スクエア」3階にある区立認可(社会福祉法人清香会が運営)。小伝馬町駅徒歩2分で、1歳児・3歳児がいずれも「43点以上」と、加点がなければ内定に届かない区内最上位クラスです。阪本こども園は日本橋兜町の公私連携こども園(学校法人渋谷教育学園)で、教育志向の園として1歳児が「43点以上」。アイグラン保育園日本橋は自園調理の給食やリトミック・オンライン英会話を無償提供する園で、1歳児が「43点以上」(2歳児も41点)。同じ40超えでも、園の立地や年齢によって景色が変わります。
内定最低指数が「43点以上」ということは、共働きフルタイムの40点だけでは内定側に入れなかったということ。40は実質の上限帯なので、そこを上回るには、ひとり親(45点)や、育休で一時退園→再入所(+4)、きょうだいが在園する園への転園希望(+3)などの持ち点が要ります。こうした激戦園を希望に置くなら、自分に40を上回る指数があるかを先に確かめ、なければ次の受け皿園を必ず希望に混ぜましょう。加点の作り方は指数の記事で扱っています。
2歳児以上まで広げると、昭和こども園(東京ミッドタウン八重洲内・2歳児43点以上/3歳児42点)、京橋こども園(2歳児43点以上)、TKチルドレンズファーム湊校(2歳児43点以上)、コビープリスクールはこざき(3歳児・4歳児が43点以上)なども、特定のクラスで満点を上回る内定ラインになっていました。同じ園でもクラスによって激戦度が変わる——これが中央区の内定データを読むときの基本です。
⑤ 「空」「38点以下」——満点に届かなくても入れた現実的な入口
激戦園ばかりに目が行きがちですが、中央区には40点に届かなくても内定できた園が広く実在します。1歳児で「空」や「38点以下」だった園を、特色つきで見てみましょう。
| 園(区内の実在園) | 令和8年4月第1回の状況 |
|---|---|
| さくらさくみらい佃 | 0〜5歳の全クラスが「空」 |
| クオリスキッズ月島保育園 | 1〜5歳の全クラスが「空」 |
| 築地保育園 | 1歳・0歳(7か月〜)・3〜5歳が「空」 |
※令和8年4月第1回利用調整結果の内定最低指数より。「空」は利用調整後も定員に空きが残ったクラスです。特色は各園公式サイトの公開情報および当サイトのデータによります。
さくらさくみらい佃は「おうちのようなほいくえん」を掲げる私立認可で、月島駅徒歩4分。令和8年4月第1回は0〜5歳の全クラスが「空」で、40点に届かない指数でも入れた受け皿的な園です。クオリスキッズ月島保育園も、栄養士による食育や英語・体操・言語教育などを行う園で、1〜5歳の全クラスが「空」でした。区立の築地保育園は、2歳児は40点だった一方、1歳児や3〜5歳児は「空」で、同じ園でもクラスで入りやすさが変わる例です。
中央区の内定データを読むときの基本は、園まるごとでなく、申し込むクラスの列だけを拾うこと。1歳児では56園が「40」で並ぶ一方、「空」18園・「38点以下」5園が、満点未満でも入れる入り口として残っています。希望リストを「43点以上」の人気園ばかりで固めると保留に近づきます。「40で届く園」「空・38点以下の園」を必ず混ぜておくのが、中央区で保留を避ける近道です。
⑥ ひとり親の世帯は「45点」——40の帯を上回る持ち点
中央区のひとり親(離婚・死別・行方不明など、保護者の一方がいない)世帯は、独自の計算で持ち点が変わります。区は、いない側の保護者に基本指数「ひとり親家庭」20点を認めた上で、さらに調整指数でひとり親世帯+5を加えます。在の親がフルタイム就労なら——
| 内訳 | 点数 |
|---|---|
| 在の保護者の基本指数:月20日・8時間以上の就労 | 20 |
| いない側の基本指数「ひとり親家庭」 | +20 |
| 調整指数:ひとり親世帯 | +5 |
| 合計 | 45 |
45点は、共働きの40点帯を上回る「43点以上」の水準です。ひとり親で保活する人は、園の人気を過度に気にするより、通いやすさと園の中身で選んで大丈夫な持ち点だと考えて構いません。書類の提出が要件になるので、申込時に区分が正しく反映されるよう確認しておきましょう。
▶ 詳しく:指数の計算とひとり親の扱い
⑦ 実務:40を固め、分布で読み、空・38点以下を保険に
中央区のボーダー攻略は、点数をむやみに積む話ではありません。使えるデータが「内定最低指数」と「申込児童の指数分布」だけである以上、やることはシンプルです。
1. まず40を固める——フルタイム共働きなら保護者それぞれ20点で40(実質の上限帯)。まず就労証明の内容が「月20日・8時間以上」に当たるかを確かめましょう。
2. 希望園のクラスの最低指数を型で読む——「40」なら同一指数の優先順位勝負、「43点以上」なら加点かひとり親などの持ち点が要る、「空・38点以下」なら40未満でも入り口が開いていた、と仕分けます。分布(40が多数派・でも43点以上も157人)を頭に置くと、立ち位置が見えます。
3. 「空」「38点以下」の園を保険に混ぜる——激戦園だけで希望を埋めない。さくらさくみらい佃・クオリスキッズ月島・築地のように、満点に届かなくても入れたクラスを必ず実線として加えます。
希望リストは「憧れの園」ではなく「自分の点数で、内定側に入れそうな園」で組む。中央区で確実にできるのは、この内定最低指数と指数分布の重ね読みです。
※内定最低指数・指数分布は年度・園・クラスで変動する参考値です。同一の指数でも、同点時の優先順位により内定とならない場合があります。園別の申込者数・競争率は公表されていません。申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。
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出典:中央区「令和8年4月第1回利用調整結果」(申込児童の指数分布・園別の入所最終順位・内定最低指数)、『令和8年度 保育園のごあんない』(利用調整基準・同一指数時の優先順位)。内定データの読み取り・集計・分類は当サイトの整理を含みます。内定最低指数は毎年変動する参考値で、同一指数でも優先順位により内定とならない場合があります。園別の申込者数・競争率は非公表です。申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。