【2026-2027年度版】江東区の保育園は何点で入れる?指数ボーダーと「なし・残・ー」の読み方

※数字は江東区「令和8年4月一次 入所指数ボーダー表」(区公式・認可保育施設213施設)に基づきます。各園・各クラスで入所内定した方の最低利用指数(=実質ボーダー)の一覧です。江東区の利用指数は、基準指数(保護者1人あたり上限12点・父母合わせて24点)+調整指数で決まります。
「何点あれば入れるの?」——江東区の答えを先に言うと、1歳児クラスの最頻ボーダーは26点です。数値ボーダーが付いた138園のうち103園が26。そして0歳児クラスはほぼ全園24——共働きフルタイムの素点そのままで入れています。
26の正体は「24+育休復帰+2」。つまり1歳の26は多数派の標準装備で、勝負を分けるのは27〜28の人気園帯と、その反対側にある「残(空きあり)」579セル・「なし(全員入所)」68セルの存在です。この記事では、まずボーダー表の6種類の表記の読み方から。そのうえで26の正体と、持ち点で届く園の見つけ方を順に整理します。
- 江東区のボーダー表は数値・なし・残・空欄・斜線・ー の6種類——まずその読み方
- 1歳児は数値ボーダー138園中103園が26(=24+育休復帰+2)。27〜28は15園だけ
- 0歳児は数値79園中65園が24。24を超えたのはわずか3園=同一指数の優先順位勝負になる年齢
- 全クラス合計で「残(空きあり)」が579セル・「なし(全員入所)」が68セル——入りやすい園は広く実在する
- ひとり親世帯は「不存在」の基準指数12点+調整+2=フルタイムで26点。ボーダー水準に単独で到達
- 持ち点26の志望リストは「挑戦(27〜28)+実線(26)+保険(残・なし)」の3層で組む
① まず「表の読み方」——なし・残・空欄・斜線・ー の意味
江東区は毎年、施設別×クラス別の「入所指数ボーダー表」(一次利用調整で内定した方の最低利用指数)を公表しています。園ごと・年齢ごとに「何点で決まったか」がわかる貴重な資料ですが、セルに入るのは数値だけではありません。6種類の表記を正しく読めるかどうかで、志望リストの質が変わります。
| 表記 | 意味 | 実務での読み方 |
|---|---|---|
| 数値(例: 26) | 内定した方の最低利用指数 | その点数以上で内定した=実質ボーダー |
| なし | 申込者全員が入所できた | ボーダーなし。確実性の高いしるし |
| 残N | 利用調整後の空き人数(N人) | 実質ボーダーなし。狙い目のシグナル |
| 空欄 | そのクラスの募集(空き)がなかった | ボーダーが高いのではなくそもそも新規の枠が無かった |
| 斜線 | その年齢のクラス自体がない園 | 点数を積んでも入れない(対象外) |
| ー | 入所可能数が1のため非公開 | 個人特定を避けるための伏せ字。募集1人の小さな枠のしるしと読む |
間違えやすいのは「空欄」と「残」。「残」は一次が終わっても席が残った=チャンスの印で、「空欄」は募集ゼロという意味。正反対です。もうひとつが「ー」。入所可能数1の枠は、内定者の点数を出すと個人が特定できてしまうため伏せられているだけで、「ー=激戦」とは限りません。数字の見えないセルにも、それぞれ意味があります。
② 分布——1歳は「26」に103園が並び、0歳は「24」に65園が並ぶ
令和8年4月一次のボーダー表(213施設×6クラス=1,278セル)を集計すると、ボーダーの姿がはっきり見えます。
※「斜線」(クラスなし)は集計から除いています。1歳児には原本でボーダー欄が空白の1園(小名木川第二)があり、上記いずれにも含めていません。
| クラス | 数値ボーダー | うち最頻値 | 残(空きあり) | なし(全員入所) | ー(非公開) | 空欄(募集なし) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 0歳児 | 79園 | 24が65園 | 53 | 12 | 0 | 0 |
| 1歳児 | 138園 | 26が103園 | 53 | 6 | 9 | 3 |
| 2歳児 | 56園 | 26が25園・24が20園 | 81 | 26 | 22 | 22 |
| 3歳児 | 29園 | 24が9園・26が8園 | 112 | 9 | 9 | 27 |
| 4歳児 | 1園 | 24 | 128 | 14 | 6 | 37 |
| 5歳児 | 0園 | — | 152 | 1 | 1 | 32 |
読み取れることは3つ。まず1歳の数値ボーダーは26に一極集中(138園中103園)。26を超えたのは27が5園・28が10園の計15園だけで、逆に26未満で決まった園も20園あります。次に0歳は24に集中(79園中65園)で、24を超えたのは25が2園・26が1園の計3園のみ。16〜22で入れた園も11園あります。そして3歳以上は「残」が大半——3歳112園・4歳128園・5歳152園と、数値ボーダーがある方が例外です。年齢ごとの構図は年齢の壁の記事で詳しく扱います。
③ 26の正体——「24+育休復帰+2」が1歳の標準装備
江東区の基準指数は保護者1人あたり上限12点。フルタイム(週40時間以上・月20日以上)で12点、共働きフルタイムで24点です。ではなぜ1歳のボーダーが26になるのか。答えは育休復帰の調整指数+2(調整12番)です。育休中でも基準指数は「就労中と同じ」(外勤に準じて最大12点)で評価され、1歳児クラス以降の育休復帰にはさらに+2が付く——「フルタイム共働き+育休復帰」の26点が、1歳の多数派の持ち点です。
| 世帯の型 | 計算 | 利用指数 |
|---|---|---|
| フルタイム共働き(素点) | 12+12 | 24 |
| フルタイム共働き+育休復帰(1歳児クラス以降) | 24+2 | 26 |
| フルタイム共働き+認可外預けで復職済み | 24+2 | 26 |
| 上記+きょうだいが希望園に在園 | 24+2+2 | 28 |
| ひとり親(フルタイム) | 12+12(不存在)+2 | 26 |
認可外・認証等に月極(月12日・1日4時間以上)で預けている場合の加点(調整14番・+2、申込児2人以上は各+3)は、育休復帰の+2(調整12番)と重複しません。育休対象の子はそもそも14番の対象外で、「育休中に認可外へ預けて両取り」はできない設計です。どちらのルートでも持ち点は26——だからこそ26に103園が並びます。
▶ 詳しく:調整指数18項目と重複ルール
27〜28の帯は、この26にきょうだい在園+2(調整13番)などの上乗せが重なった世帯で構成されます。1歳で区内最高のボーダー28が付いたのは次の10園です。
- 白河・清澄白河エリア:白河かもめ・白河
- 湾岸(東雲・豊洲):東雲キャナルコート ナーサリースクール・さくらさくみらい豊洲
- 亀戸:コビープリスクールかめいど・おはよう保育園亀戸
- 住吉・西大島・砂町・南砂:毛利・まなびの森プチ・ナーサリー西大島・小名木川・城東
27は塩浜・アイグラン保育園豊洲・亀戸第三・大島第五・亀高の5園。この15園は、第一子・共働きの26では構造的に届きません。「26で届くか、27〜28の上乗せ帯か」——志望順を組む前に、自分の持ち点がどちら側かを確認してください。人気園の顔ぶれと申込の集中ぶりは人気園ランキングの記事で扱います。
④ 0歳は「24の横一線」——加点勝負ではなく、優先順位勝負
0歳児クラスの景色は1歳と別物です。育休復帰の+2は1歳児クラス以降にしか付かないため、0歳で申し込む共働き世帯の多くは素点24が上限。実際、数値ボーダー79園のうち65園が24で、24を超えたのは3園だけでした。
これは「0歳は入りやすい」と同時に、「0歳は24点の横一線で並ぶ」ことを意味します。同じ指数で並んだときは、抽選ではなく優先順位12段階で決着します。上位から、①江東区民 ②ひとり親・父母不存在世帯 ③単身赴任世帯 ④世帯基準指数の高い世帯……と続き、⑨養育している児童の人数、⑫江東区在住期間の長さまで順に適用されます。0歳の24点勝負で最後に効くのはこのリストです。時短勤務などで基準指数が12点に届かない場合は、④の「世帯基準指数」で差が付く点にも注意してください。
▶ 詳しく:同一指数時の優先順位12段階
⑤ ひとり親世帯——「不存在」の12点+調整+2で、フルタイムなら26点
江東区のひとり親(父母不存在)世帯の計算は、調整指数だけではありません。不存在側の保護者に基準指数「不存在」の12点が入ります。フルタイム就労のひとり親なら、12(就労)+12(不存在)=24点でふたり親フルタイムと同じ土俵に立ち、さらに調整指数8番で+2。合計26点——1歳の最頻ボーダーに、上乗せなしで到達する水準です。
加えて、同一指数時の優先順位でも「ひとり親世帯・父母不存在世帯」は第2位。24で並ぶ0歳の同点勝負でも、26で並ぶ1歳のボーダー上の競り合いでも、優位に立てる設計です。点数と優先順位の両面で配慮されていることは、ひとり親世帯の園選びの前提として知っておいてください。
⑥ 「残」579セル・「なし」68セル——保険になる園は広く実在する
分布の反対側を見てください。全クラス合計で、利用調整が終わっても空きが残った「残」セルが579、申込者全員が入所した「なし」セルが68あります。最激戦の1歳児クラスでも「残」は53園、「なし」も6園(さくらさくみらい三好・さくらさくみらい木場・ほっぺるランド東陽町・あーと&えいごが好きになる保育園しおはま・メリーポピンズ南砂ルーム・南砂あら川)。26点が無くても入れた園は、はっきり実在します。
1歳の「残」には、子供の村(残12・募集12)、深川愛隣(残11・募集15)、キッズスマイル江東塩浜(残10・募集15)といった空きの大きい園から、募集33人に対し残9だった小学館アカデミーしんとよす保育園のような大規模園まで並びます。豊洲・東陽・南砂など、人気エリアの中にも「残」の園はあります。
江東区は希望園の順位が選考に影響しません(利用指数の高い順。同点のときだけ優先順位)。だから——
① 挑戦枠:ボーダー27〜28の人気園。書くこと自体のリスクはゼロ
② 実線枠:自分の持ち点(26か、上乗せありか)で届く「26」の園
③ 保険枠:「残」「なし」の園を最低1〜2園
とくに1歳で持ち点26の世帯(=多数派)は、27〜28の園だけでリストを埋めないこと。26のボーダー上では同点の競り合いになるため、「残」「なし」の保険を混ぜた3層構成が、江東区のボーダー攻略の結論です。
区が公表するもうひとつの資料に、施設別の申込倍率表があります。ただしこの申込数は第1〜第5希望の延べ(重複を含む)で、1人の子が最大5園分カウントされます。実際の競争はこの数字より緩く、「実際に何点で決まったか」はこのボーダー表が正確です。延べの申込データは園の注目度の広さとして参考にしつつ、届くかどうかの判断はボーダーで——この使い分けが江東区の基本です。
▶ 申込データとボーダーのクロスで見る人気園ランキング
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出典:江東区「令和8年4月一次 入所指数ボーダー表」(施設別×クラス別の入所可能数・内定した方の最低利用指数)、『令和8年度江東区保育園等入園のしおり』利用調整(基準指数・調整指数・優先順位)。集計は当サイトによるもので、園・クラス別の内定最低指数の分布です(区全体の申込者の指数分布ではありません)。ボーダーは一次利用調整分のみで、毎年変動する参考値です。同一指数でも優先順位により入所とならない場合があります。申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。