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【2026-2027年度版】江東区の保活と年齢の壁|0歳は24点で広く届く。1歳は26点が標準装備

年齢によって保育園の入りやすさが変わるイメージ

※本記事の倍率はすべて区公表の申込倍率(第1〜第5希望の延べ・重複を含む)です。1人の子が最大5園分カウントされるため、実際の競争はこの数字より緩くなります。「実際に何点で入れたか」は入所指数ボーダー表で確認します(令和8年4月一次・江東区公式データより)。

江東区の保活で、年齢はどれくらい効くのか。区公表の申込倍率(第1〜第5希望の延べ)は0歳3.22・1歳3.93・2歳2.77・3歳1.46。数字だけ見ると全年齢が激戦に見えますが——これは延べ、つまり併願5園ぶんが全部足された数字です。

実態はボーダー表が教えてくれます。0歳はほぼ全園がボーダー24=共働きフルタイムの素点で入れていて、1歳は26(24+育休復帰+2)が標準装備。そして3歳からは明確に緩みます。年齢ごとの壁の正体と、江東区ならではの「育休+2が0歳に付かない」構造の意味を、順に見ていきます。

この記事でわかること
  • 区公表の申込倍率(延べ)は0歳3.22・1歳3.93・2歳2.77・3歳1.46——ただし延べは重複を含むため、実際の競争はこれより緩い
  • 0歳はボーダー24がほぼ全園(数値79園中65園)=素点で広く届く。ただし24の横一線=同点勝負
  • 1歳は募集1,658人と全年齢で最多。ボーダーは26が最頻(138園中103園)で、27〜28は15園だけ
  • 2歳の募集は549人=1歳の約3分の1に細る。それでも「残(空きあり)」が81園
  • 3歳からは明確に緩む——数値ボーダー29園に対し「残」112園。4歳・5歳はほぼ全園に空き
  • 育休復帰の+2は1歳児クラス以降しか付かない——0歳は素点勝負・1歳は加点勝負という構造

① 年齢別の募集と申込——「延べ」の数字に振り回されない

令和8年4月一次の、江東区全体の募集(入所可能数)と申込数です。

クラス募集(入所可能数)申込(第1〜第5希望の延べ)区公表倍率(延べ)
0歳児1,0403,3493.22
1歳児1,6586,5163.93
2歳児5491,5192.77
3歳児6299201.46
4歳児5761750.30
5歳児750690.09

※申込数は第1〜第5希望の延べ人数(受託・転園希望を含む)。1人の子が最大5園分カウントされるため、実際の競争はこの数字より緩くなります。実態は後述のボーダー(何点で入れたか)で読んでください。

まず目に入るのは募集の絶対数の大きさです。1歳児だけで1,658人、0歳児も1,040人。そのうえで倍率の読み方——「1歳3.93」は延べなので、「4人に1人しか入れない」という意味ではありません。実際、利用調整の結果を示すボーダー表では、空きが残った「残」セルが全クラス合計で579もあります。江東区の年齢戦略は、延べの見た目ではなく「点数の現実」で立てるのが正解です。

② 0歳——ほぼ全園がボーダー24。素点で届くが「横一線の同点勝負」

0歳児クラスは募集1,040人。ボーダー表を見ると、数値ボーダーが付いた79園のうち65園が24——共働きフルタイムの素点(12+12)そのままで入れています。24を超えたのは3園だけで、16〜22で入れた園も11園。さらに空きが残った「残」が53園、全員入所の「なし」が12園あります。点数の壁が実質ない——それが江東区の0歳です。

ただし裏面があります。0歳には育休復帰の+2が付かないため(後述)、多くの世帯が24点の横一線で並びます。ボーダー上の決着は加点ではなく、優先順位12段階(①江東区民 ②ひとり親世帯 ④世帯基準指数の高い世帯……⑨子の人数 ⑫在住期間)。0歳で申し込むなら、自分の世帯がこのリストのどこに立つかを知っておくこと。そしてもうひとつ、0歳クラス自体がない園が213施設中69園ある点も要注意です。候補園に0歳クラスがあるか、受入月齢は何か月からかは早めに確認してください。

③ 1歳——募集1,658人は最多。26が標準装備で、差がつくのは27〜28の15園だけ

育休明けの申込が集中する1歳児クラス。延べ申込6,516は区内最大で、区公表倍率(延べ・重複含む)も3.93と最高です。ただ、ここでも実態はボーダーで読みます。数値ボーダーが付いた138園のうち103園が26——つまり「フルタイム共働き24+育休復帰+2」の持ち点があれば、大半の園のボーダーに乗ります。26を超えたのは27が5園・28が10園の計15園だけ。しかも1歳でも「残(空きあり)」が53園、「なし(全員入所)」も6園ありました。

注意すべきは、26が「標準装備」だという点です。ボーダー26の園では26点の世帯同士の同点競り合いが起き、優先順位で決着します。だから1歳の設計は——26で届く園を実線に、27〜28の人気園は挑戦枠に、「残」「なし」の園を保険に。この3層構成が基本です。
▶ 詳しく:何点で入れる?指数ボーダーと表の読み方

④ 2歳——募集549人、1歳の約3分の1。ただし「残」も81園

2歳児クラスの本当の壁は、点数より絶対数です。募集549人は1歳(1,658人)の約3分の1。0歳・1歳で入った子が在園し続けるため、2歳から新たに開く枠は構造的に細ります。ボーダー表でも「募集なし(空欄)」が22園、募集1人でボーダー非公開の「ー」が22園と、小さな枠が目立ちます。

一方で、悲観一色でもありません。数値ボーダーは24〜26が中心(26が25園・24が20園)で、1歳と水準は変わらず、「残(空きあり)」が81園・「なし(全員入所)」が26園と、空きの残った園はむしろ1歳より多い。「通える範囲に募集のある園があるか」を早めに洗い出せば、2歳にも道はあります。ただし選択肢の幅は明らかに狭まるので、2歳を本命の入口にする設計は避けたいところです。

⑤ 3歳からは明確に緩む——数値ボーダー29園に対し「残」112園

3歳児クラスは募集629人に延べ申込920。区公表倍率(延べ)でも1.46まで下がり、重複を含む数字でこれなら、実際の競争はさらに緩やかです。ボーダー表では数値が付いたのは29園だけで、「残(空きあり)」が112園。4歳は128園、5歳は152園が「残」で、数値ボーダーは4歳の1園(24)のみ。幼児クラスは「空きがある方が普通」の世界です。

この見通しは、0〜2歳の判断を落ち着かせてくれます。仮に0〜2歳を認可外・認証でつないでも、3歳の4月には選択肢が大きく開ける——「0歳で入れないと終わり」ではないし、「2歳で決まらないと詰み」でもありません。壁は0〜2歳、特に1歳に集中していて、そこを越えれば緩む。これが江東区の年齢構造です。

⑥ 江東区のクセ——育休の+2が0歳に付かないことの戦略的な意味

0歳は「素点勝負」、1歳は「加点勝負」——申込む年齢でルールが変わる
育休復帰の+2(調整指数12番)が付くのは1歳児クラス以降の申込だけ。0歳児クラスには付きません。この一点が、江東区の年齢戦略の分かれ目です。
0歳で申し込む=全員が加点なしの素点勝負。フルタイム共働きの24点で、ほぼ全園のボーダーに乗る。決着は優先順位
1歳で申し込む=育休復帰+2で26が標準装備。26で並ぶ同点競争か、27〜28(きょうだい在園等の上乗せ帯)に届くかの勝負
つまり「0歳で出遅れると1歳で不利」という構造ではありません。1歳には1歳の持ち点(26)がきちんと用意されていて、募集も1,658人と最多。育休を1歳まで取る計画は、江東区では制度的に支えられています。
育休をいつまで取るかのトレードオフ
0歳4月で動く:ボーダー24で届く園が最も広く、「残」53園・「なし」12園の余裕もある。そのかわり復職が早まり、0歳クラスのない園(69園)は選べない。
1歳4月まで取る:子と過ごす時間は長く、持ち点は26に上がる。募集1,658人と枠も最多。そのかわり申込も最も集中し、ボーダー26の園では同点の競り合いになる。
どちらも成立するのが江東区です。大事なのは、どちらを選んでも「残」「なし」の園を保険に混ぜること。そして避けたいのは、募集549人の2歳勝負への先送りだけです。
なお育休復帰で入園した場合は入園月の月末までの復職が必須(復職証明書を復職後2週間以内に提出)。復帰時期は勤務先と早めにすり合わせてください。

⑦ 入れなかったときの備え——認可外の+2/+3は「育休+2の代わり」

それでも一次で決まらないことはあります。江東区は二次募集(令和7年11月21日〜令和8年2月13日受付・結果3月2日発送)があり、その後も毎月1日付の利用調整が続きます。そして認可外・認証まわりの制度も知っておきたいところです。

認可外に預けて復職すれば+2(2人以上は各+3)——ただし育休+2と択一
認可外・認証保育所等に月極(月12日・1日4時間以上)で預けて復職している場合、認可申込の調整指数に+2(申込児2人以上は各+3)が付きます(調整14番)。育休復帰の+2(12番)とは重複しないため「両取り」はできませんが、「育休の+2の代わりに、認可外で復職して+2/+3」という道が制度としてきちんと機能します。
そして順序を間違えないでください。認証・認可外には、保育方針の自由度・英語や運動などの特色・0歳から入りやすい柔軟さといった園そのものの価値があります。子に合う園が見つかったら、認可の結果を待つだけでなく、まず一度入れてみるのはいい選択です。費用面も、江東区の認可外保育施設等への補助は0〜2歳児クラスで月額上限80,000円・3〜5歳児クラスで月額上限77,000円(課税状況によらず)と手厚く、実質負担は大きく抑えられます(上限額・条件は年度で見直されるため区公式で確認を)。
▶ 詳しく:認可外・認証・企業主導型の違い

スケジュールの全体像と、落ちた場合の動き方は保活スケジュールの記事落ちたときの次の一手の記事で確認してください。

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出典:江東区 令和8年4月一次の施設別申込倍率表(申込数は第1〜第5希望の延べ・受託/転園希望を含む)、入所指数ボーダー表(内定した方の最低利用指数)、『令和8年度江東区保育園等入園のしおり』。延べの申込倍率は重複を含むため、実際の競争はこれより緩くなります。ボーダー等の集計は当サイトの整理を含みます。募集枠・制度は年度で変わるため、最新は区の公式資料でご確認ください。