【2026-2027年度版】港区は何点で入れた?園別・クラス別「内定最低指数」の読み方

※本記事は港区が公表する「令和8年4月入所1次利用調整における、内定発表時の入所者最低指数」(園×クラス別)と『令和8年度 保育園入園のごあんない』の利用調整基準をもとに、当サイトで読み取り・集計したものです。内定最低指数は各園×クラスで「内定できた最も低い指数」を示す参考値で、年度・園・クラスで変わります。港区は園別の申込者数・募集数を公表していません。申込前に区の最新資料でご確認ください。
「何点あれば入れるの?」——港区でこの問いに答えられる公開データは、実はひとつだけです。それが園別・クラス別の「内定最低指数」(そのクラスで内定した人のうち、いちばん低かった指数)。区は毎年、利用調整の結果としてこれを園ごとに公表しています。
一方で港区は、園別の競争の激しさや申込者数・募集数を公表していません。申込のしおりでも「保育園ごとの競争の程度は出していない」「一人でいくつもの園を希望できるので、どの園が人気か・何点で入れるかといった回答はできない」と明言しています。だから港区のボーダーは、この「内定最低指数」を正しく読むことがすべて。まずはセルの読み方から始めましょう。
- セルの型——数値/22点以下(一括表記)/非公開(内定1名など)/−(そのクラスの内定なし)をまず押さえる
- 1歳児の内定最低指数を当サイトで集計すると、数値公表75園のうち40点が45園と最頻。最小16・最大42
- 40を上回る高ボーダー園(太陽の子芝浦二丁目の1歳42点が区内最上位・本村・高輪夢・しばうら ほか)が実在する
- 一方で「22点以下」で入れたクラスも10園。40に届かない指数でも入れた受け皿が現実的な入口
- ひとり親の世帯は42点で、40の帯を上回る持ち点
① まずセルの型を読む——内定最低指数の4つの表記
港区の内定最低指数は、園を縦に、クラス(0歳〜5歳)を横に並べた表で公表されます。各セルには、そのクラスで内定した人のうちいちばん低かった指数が入ります。ただし数字だけではありません。次の4つの表記を押さえれば読めます。
| 表記 | 意味 |
|---|---|
| 40(など数値) | そのクラスで内定した人のうち、いちばん低かった指数(=これ以上あれば届いた目安) |
| 22点以下 | 内定最低指数が22点以下(区は実点を出さず一括で表記)=40より低い指数でも入れたクラス |
| 非公開 | 内定者が1名などで、個人が特定されるため非公表のクラス |
| − | そのクラスの募集・内定がなかった(=比較の対象にならない) |
※港区は園別の競争の程度・申込者数を公表していないため、園ごとの「◯番目に人気」といった順位は出せません。読めるのは、この内定最低指数だけです。0歳児クラスは誕生日により申込可能園(生後43日園・57日園・3か月園)が分かれます。
数字だけを追うと、港区のボーダーは半分しか読めません。多くのクラスは「40」——共働きフルタイムの40点で並んで、同一指数の優先順位で決着した状態です。しかし同じ表の中に、40では届かず加点が要ったクラス(41・42点)と、「22点以下」で40より低くても入れたクラスが同居しています。希望園のクラスがどの型かをまず見分けるのが、港区の内定データの正しい使い方です。
② 1歳児の分布を自分で数える——「40」に山、でも上下に幅がある
港区でいちばん申込が集まる1歳児クラスについて、内定最低指数を当サイトで集計しました。数値で公表された園は75。その内訳はこうです。
| 1歳児の内定最低指数(令和8年4月1次・数値公表75園) | 園数 |
|---|---|
| 41〜42点 | 5 |
| 40点(最頻) | 45 |
| 39点以下(16〜37点) | 25 |
※このほか、内定最低指数が「22点以下」だった園が10、「非公開」だった園が13あります(数値公表75園には含みません)。当サイトで園×クラス別の内定最低指数を集計。数値の内訳は16点1園・26点1園・28点4園・31点4園・32点3園・34点8園・37点4園・40点45園・41点4園・42点1園で、最も低い内定指数は16点、最も高くて42点。速報値で年度により変わります。
1歳児は40点が45園と圧倒的多数。港区の基準指数はフルタイム就労で保護者1人20点、共働きなら20+20=40点で、そこに育休復帰への一律加点がないため、40点が実質の上限帯になります。多くの世帯が40点にそろい、園別の内定最低指数も自然と「40」に集まります。
40点で並ぶと、そこから先は同じ指数のときの優先順位(13段階)で決まります。港区の優先順位は、在住実態・新規申込・ひとり親・障害や疾病の世帯が上位、「養育する小学生以下の子どもの数が多い」が中位、「経済的困窮度(区市町村民税所得割額の低さ)」「港区の在住年数」がいちばん下位。つまり港区の40点勝負は、所得の高さそのものより、多子・長期在住の世帯が同点競争に強い設計です。優先順位の全13段階は指数の記事で扱っています。
③ 40を上回った高ボーダー園——加点かひとり親が要ったクラス
まずは、1歳児の内定最低指数が41〜42点だった園から。共働きフルタイムの40点だけでは内定側に入れず、加点かひとり親などの持ち点が要ったクラスです。区内の実在園を、特色とあわせて見てみましょう。
| 園(区内の実在園) | 1歳児の内定最低指数 |
|---|---|
| 太陽の子芝浦二丁目保育園 | 42(区内最上位) |
| 本村保育園 | 41 |
| 高輪夢保育園 | 41 |
| しばうら保育園 | 41(2歳児も41) |
※令和8年4月1次利用調整の内定最低指数より。特色は各園公式サイトの公開情報および当サイトのデータによります。
太陽の子芝浦二丁目保育園は、ブランズタワー芝浦2階にあるHITOWAキッズライフ運営の認可園(ゆりかもめ芝浦ふ頭駅徒歩6分)。「つながり保育」を掲げ、自園調理の食育や月2回程度の英語プログラムを取り入れています。1歳児の内定最低指数42点は、当サイトが集計した数値公表園のなかで最も高いラインで、加点がなければ内定に届かない区内最上位クラス。一方で同じ園の0歳児は38点で、クラスによって景色が変わります。
本村保育園(区立・広尾駅徒歩6分)は、地域の子育て家庭向けプログラムや離乳食の試食会も行う園で、1歳児が41点(0歳児・2歳児は40点、3歳児37点)。高輪夢保育園(社会福祉法人夢工房・高輪台駅徒歩5分)は、自己肯定感と自主性を育む保育を掲げる園で、1歳児が41点(0歳児は40点)。しばうら保育園(区立・田町駅徒歩3分/指定管理者は小学館アカデミー)は、4階に園庭を備えた園で、1歳児・2歳児がいずれも41点。ただし同じしばうら保育園でも0歳児は「22点以下」で、年齢による差が大きい園です。
内定最低指数が41点・42点ということは、共働きフルタイムの40点だけでは内定側に入れなかったということ。40は実質の上限帯なので、そこを上回るには、ひとり親(42点)や、きょうだいの同時・在園加点などの持ち点が要ります。こうした園を希望に置くなら、自分に40を上回る指数があるかを先に確かめ、なければ次の受け皿園を必ず希望に混ぜましょう。加点の作り方は指数の記事で扱っています。
④ 「22点以下」「低い指数」——40に届かなくても入れた現実的な入口
高ボーダー園ばかりに目が行きがちですが、港区には40点に届かない指数でも内定できた園が広く実在します。1歳児で「22点以下」や、40を下回る指数で内定していた園を、特色つきで見てみましょう。
| 園(区内の実在園) | 1歳児の内定最低指数 |
|---|---|
| グローバルキッズ虎ノ門保育園 | 22点以下(2歳児も22点以下) |
| ふたばクラブ港南保育園 | 22点以下(0歳児も22点以下) |
| みつばち保育園 | 26(0歳31・2歳25) |
| ニチイキッズ芝公園保育園 | 28(0歳児は23) |
| 芝公園二丁目保育室 | 28(港区保育室) |
※令和8年4月1次利用調整の内定最低指数より。「22点以下」は、内定最低指数が22点以下だったことを区が一括で表記したものです。特色は各園公式サイトの公開情報および当サイトのデータによります。
グローバルキッズ虎ノ門保育園は「子どもたちの第二の家」を掲げる少人数の認可園(神谷町駅徒歩2分)で、1歳児・2歳児がいずれも「22点以下」。ふたばクラブ港南保育園(品川駅徒歩4分)は、全園児対象の英語などの専科授業がある少人数園で、0歳児・1歳児がいずれも「22点以下」でした。みつばち保育園(白金台駅徒歩6分)は、年間を通じた自然体験と手作り給食を大切にする園で、0歳児31点・1歳児26点・2歳児25点。ニチイキッズ芝公園保育園(芝公園駅徒歩2分)はSTEAM教育やリトミックを取り入れる小規模園で、0歳児23点・1歳児28点。いずれも40点に届かない指数でも入れた受け皿です。
芝公園二丁目保育室のような「港区保育室」は、名前は認可外のようですが区の利用調整(点数選考)の対象で、内定最低指数も公表されます。ここは1歳児が28点で、40未満でも入れたクラス。認可保育園・認定こども園・港区保育室をまとめて「点数で入る施設」として希望に並べ、そのなかに内定最低指数の低い園を混ぜておくのが、港区で保留を避ける近道です。
⑤ ひとり親の世帯は「42点」——40の帯を上回る持ち点
港区のひとり親(離婚・死別など、保護者の一方がいない)世帯は、独自の計算で持ち点が変わります。区は、父又は母の基準指数に20を加算した上で、調整指数で新規申込のひとり親世帯+2を加えます。在の親がフルタイム就労なら——
| 内訳 | 点数 |
|---|---|
| 在の保護者の基準指数:月20日・8時間以上の就労 | 20 |
| ひとり親としての基準指数の加算 | +20 |
| 調整指数:新規申込のひとり親世帯 | +2 |
| 合計 | 42 |
42点は、共働きの40点帯を上回り、1歳児で公表された内定最低指数の最大(42点)と同じ水準です。ひとり親で保活する人は、園の人気を過度に気にするより、通いやすさと園の中身で選んで大丈夫な持ち点だと考えて構いません。区分が正しく反映されるよう、申込時に書類を確認しておきましょう。
▶ 詳しく:指数の計算とひとり親・単身赴任の扱い
⑥ 実務:40を固め、型で読み、22点以下を保険に
港区のボーダー攻略は、点数をむやみに積む話ではありません。読める材料が「内定最低指数」だけである以上、やることはシンプルです。
1. まず40を固める——フルタイム共働きなら保護者それぞれ20点で40(実質の上限帯)。就労証明の内容が「月20日・1日8時間以上」に当たるかを確かめましょう。
2. 希望園のクラスの内定最低指数を型で読む——「40」なら同一指数の優先順位勝負、「41・42点」なら加点かひとり親などの持ち点が要る、「22点以下」なら40未満でも入り口が開いていた、と仕分けます。
3. 「22点以下」「40未満」の園を保険に混ぜる——高ボーダー園だけで希望を埋めない。グローバルキッズ虎ノ門・ふたばクラブ港南・みつばち・芝公園二丁目保育室のように、40に届かない指数でも入れたクラスを必ず希望に加えます。
希望リストは「憧れの園」ではなく「自分の点数で、内定側に入れそうな園」で組む。港区で確実にできるのは、この内定最低指数の型読みです。
※内定最低指数は年度・園・クラスで変動する参考値です。同一の指数でも、同点時の優先順位により内定とならない場合があります。港区は園別の申込者数・募集数・競争の程度を公表していません。申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。
関連記事
出典:港区「令和8年4月入所1次利用調整における、内定発表時の入所者最低指数」(園×クラス別)、『令和8年度 保育園入園のごあんない』(利用調整基準・同一指数時の優先順位)。内定データの読み取り・集計・分類は当サイトの整理を含みます。内定最低指数は毎年変動する参考値で、同一指数でも優先順位により内定とならない場合があります。港区は園別の申込者数・募集数・競争の程度を非公表です。申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。