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【2026-2027年度版】大田区の保育園は何点で入れた?内定最低指数「22・*22」の読み方と2年比較

大田区の保育園の内定最低指数・ボーダーラインのイメージ

※本記事は大田区が公開する「保育園施設別の内定最低指数と申込者数」(令和7年4月・令和8年4月の1次利用調整・認可保育所)と『令和8年度 入園申込みのしおり』の利用調整基準に基づき、当サイトで集計したものです。内定最低指数は各園×クラスで「内定できた最も低い指数」で、年度・園・クラスで変わる参考値です。申込前に区の最新資料でご確認ください。

「何点あれば入れるの?」——大田区は、この問いに園別・年齢別の実データで答えられる数少ない区です。区が毎年公開する内定最低指数の一覧には、各園の各クラスで「何点まで下りて内定が出たか」が載っています。しかも令和7年と令和8年の2年分が並ぶので、去年から今年への変化まで追えます。

そこから読み取れる大田区のボーダーは、1歳児クラスで「22」「*22」が圧倒的な最頻。22=父母それぞれ上限11点のフルタイム共働きラインです。ただし22は「取れば安心」の点数ではありません。多くの園に付く「*」(アスタリスク)は、22で並んだ中で内定と保留が分かれた印。記号の意味と、2年分の並びから、大田区のボーダーを実データで確かめていきます。

この記事でわかること
  • 大田区は内定最低指数を2年分(令和7年・令和8年)公開。去年から今年への変動まで園ごとに読める、区独自の強み
  • 1歳児クラスの内定最低指数は*22が最頻(220園中116園)。22ちょうどの帯だけで123園と過半数
  • 「*22」は22で並んで内定と保留が分かれた激戦ライン。22を持っていても優先順位(実質は税額)で当落が決まる
  • 人気園は*24・26以上。22では届かない園も実在する
  • 「空」は定員割れで入りやすい/「/」は募集ゼロ。記号を取り違えると読み方を誤る
  • 実務は「22を確実に固め、*の付かない園や空の園を保険に混ぜる」。2年分の並びで自分の希望園の温度を確かめる

① 大田区の武器:内定最低指数を「2年分」公開する区

ボーダーの話に入る前に、大田区の資料の強みを押さえておきましょう。大田区は認可保育所の園別・年齢別に「内定できた最も低い指数」と申込者数(第1希望・総数)を公表しています。しかもそれが令和7年4月一次と令和8年4月一次の2年分、同じ表に並ぶのが特徴です。

これは「あの園の1歳児クラスは、去年は何点で入れて、今年は何点だったか」を実名の園単位で追えるということ。年によってボーダーは上下します。去年は定員割れだった園に今年は申込が集中したり、逆に去年の激戦園が今年はゆるんだり——その動きを、憶測ではなく数字で確かめられます。まずは記号の意味から見ていきます。

表記意味
22 / 24 などその点数まで下りて内定が出た(=内定できた最低の指数)。その点があれば入れた
*22 などその点数で並んだ中で内定と保留が分かれた(同点優先順位で決着した激戦ライン)
*24・26以上より高い指数がなければ内定しなかった帯。22では届かない
申込がなかった、または定員割れ。入りやすいクラス
空きがなく新規入所なし。「募集がゼロ」で、入りにくいのではなく枠自体がない
(優)小規模・事業所内保育などからの優先入所枠

※記号は区の内定最低指数一覧の凡例より。「26以上」「12以下」は点数の丸め表現です。

② 「22・*22」の分布:1歳は220園中116園が*22

大田区の指数は基準指数(父)+基準指数(母)+調整指数。基準指数は保護者1人あたり上限11点で、フルタイム共働き(父母それぞれ月20日以上×1日8時間以上)なら22点。これが「事実上の満点ライン」です。

令和8年4月一次の1歳児クラス(220園)の内定最低指数を、当サイトで集計し直すと、こう分かれました。

内定最低指数の帯(1歳・令和8年)園数
22ちょうど(*22=116園・22=7園)123
23〜24(*24・24・23)45
空(定員割れ・入りやすい)24
22未満(小規模・事業所内など)24
/(空きなし・新規募集ゼロ)4

※令和8年4月一次・内定最低指数一覧より当サイト集計。1歳児クラスのある220園を帯ごとに分類。

ひと目でわかるのは、22ちょうどの帯が123園と過半数で、その大半が*22(116園)だということ。つまり大田区の1歳は、「22で並んだ中の同点勝負」が標準です。プレーンな「22」(22で並んだ人が全員内定)はわずか7園。ほとんどの園で、22ちょうどの世帯は優先順位に持ち込まれて当落が分かれています

「*22」の決着は、実質「税額の低い順」になりやすい
22で並んだときの同点優先順位は、上から①入所を優先 ②基準指数の高い世帯(調整加算は含めず、11+11の素点22が「基準20+加算2」に勝つ)③ひとり親 ④保護者の疾病 ⑤保護者の障がい ⑥児童の障がい ⑦卒園年齢の児童(4月のみ)⑧住民税所得割額の合算が低い世帯 ⑨きょうだい在園・同時申込。第一子・共働きで上位項目に当てはまらない世帯どうしだと、決め手は⑧の税額に下りてきます。*22は「22さえあれば安心」ではなく「22で並んだ先の勝負」だと考えてください。
▶ 詳しく:大田区の保育指数(利用調整指数)の計算方法

③ 人気園は*24・26以上:22では届かない帯

22で並ぶのが標準の大田区でも、申込が集中する園は23〜24帯(45園)で決まります。1歳児クラスで内定最低指数がいちばん高くなるのは、駅前や区立の人気園です。

園名(1歳・令和8年)最寄り駅内定最低指数
簡野学園ふぞく糀谷駅前保育園糀谷駅 徒歩1分*24
大森西保育園大森町駅 徒歩7分*24
にじいろ保育園大岡山大岡山駅 徒歩5分*24
西糀谷しろはと保育園京急蒲田駅 徒歩7分*24
アスク大森保育園大森駅 徒歩3分23

※令和8年4月一次・内定最低指数一覧より。徒歩は当サイトの地図データによる概算です。

*24は「24で並んだ中でさらに内定と保留が分かれた」という意味。フルタイム共働きの22では内定に届かず、きょうだい同時申込(+2)や住民税額の低さ(+2)などの加点で24以上を積んだ世帯の帯です。24台の園を第一希望に据えるなら、加点を持っているか、あるいは持っていなくても保険の園を厚くしておくかを、先に決めておく必要があります。
▶ 詳しく:申込が集まる園を第1希望の実数で読む

④ 大田区だけの切り口:去年から今年で、ボーダーはこう動いた

2年分が並ぶ大田区では、園ごとのボーダーの「動き」が読めます。去年(令和7年)は定員割れだった園に、今年(令和8年)は申込が集中してボーダーが立った例、その逆の例——どちらも実在します。1歳児クラスの代表例を挙げます。

去年は「空」→今年は「*22」に上がった園

園名(1歳)令和7年令和8年第1希望(R7→R8)
ナーサリー糀谷*227 → 20
今泉保育園*229 → 16
キッズラボ矢口渡駅前保育園*227 → 15

※内定最低指数一覧より当サイト集計。「空」は定員割れ・「*22」は22の同点勝負。第1希望=そのクラスを第1希望にした人数。

いずれも去年は定員割れ(空)で、22なくても入れた園。それが今年は第1希望が大きく増え、22の同点勝負(*22)に変わりました。「去年空いていたから今年も大丈夫」とは限らない、という警告でもあります。

去年は激戦→今年は「空」にゆるんだ園

園名(1歳)令和7年令和8年第1希望(R7→R8)
ベネッセ西馬込保育園*2223 → 6
みなみまごめ保育園*2224 → 14
多摩堤保育園26以上*2212 → 4

※内定最低指数一覧より当サイト集計。多摩堤保育園は令和7年に26以上でないと入れなかったクラスが、令和8年は22の帯まで下りました。

こちらは逆に、去年の激戦が今年はゆるんだ園。ベネッセ西馬込保育園やみなみまごめ保育園は、去年*22だった1歳が今年は定員割れ(空)で、22に届かなくても内定が出ています。多摩堤保育園にいたっては、去年「26以上」だった1歳が今年は*22まで下りました。2年分を見比べれば、「今わざと避けられている穴場」も、「人気が立ち始めた園」も見えてきます。1年だけの数字で決めつけないのが、大田区の資料の活かし方です。

⑤ 0歳と2歳は景色が違う——「空」と「/」の読み分け

同じ大田区でも、年齢が変わればボーダーの顔つきが変わります。

0歳児クラス(131園)は、内定最低指数が*22(70園)と最頻な一方、「空」(定員割れ)も24園と一定数あります。育休中でまだ復職していない世帯も多く、22を積みきれない申込から内定が出るクラスも実在します。0歳は大田区で相対的に入りやすい入り口です。

対して2歳児クラス(220園)は景色が一変します。最も多いのが「/」(空きなし・新規募集ゼロ)で70園、次いで「空」36園。0〜1歳で入園した子が持ち上がって定員を埋めるため、2歳は「点数が高くて入れない」のではなく「そもそも新規の枠がない」園が多いのです。

「/」を「激戦」と読み違えない
一覧でよく出る「/」は、そのクラスに新規の空きがなかったという印。既存の子が持ち上がって定員が埋まり、新規募集がゼロだったということです。点数が足りないのではなく、枠自体がない。逆に「空」は定員割れで入りやすいクラス。記号を押さえてから希望園の一覧を読んでください。2歳から認可を狙う設計は、通える範囲に「空」や新規枠が開くかどうかの勝負になります。
▶ 詳しく:0歳・1歳・2歳、いつ動くべきか

⑥ 実務:「22を固めて、*の付かない園・空の園を保険に」

大田区のボーダー攻略は、点数をむやみに積む話ではありません。22を確実に取り切り、2年分の一覧で希望園の温度を確かめて、当たり外れのある園と保険の園を組み合わせる——これに尽きます。

ボーダーの読み方 3ステップ
1. まず22を確実に固める——フルタイム共働きなら22。ただし大田区は勤務条件と直近の勤務実績の両輪で判定し、時短勤務(拘束6時間未満)は短縮後の実績で9〜10点になりがち。22を取り切れているか、就労証明書の記載から先に確かめます。
2. 希望園を22・*22・*24以上に仕分ける——2年分の一覧で、希望園の1歳(または申込クラス)が「22で全員内定」だったのか「*22の同点勝負」なのか「*24以上」なのかを確認。*24以上の園は、加点がなければ届きにくい帯です。
3. *の付かない園・空の園を保険に混ぜる——プレーンな「22」で内定が出た園や、去年・今年ともに「空」の園は、22ちょうどの世帯にとって現実的な入り口。憧れの*24園だけで希望を埋めず、必ず実線として混ぜます。
希望リストは「憧れの園」ではなく「自分の22で、去年・今年どちらの並びでも内定側に入れそうな園」で組む。それを2年分の実データでできるのが大田区です。

※内定最低指数は年度・園・クラスで変動する参考値で、同じ指数でも同点優先順位により内定にならない場合があります。比率としての断定はできません。申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。

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出典:大田区「保育園施設別の内定最低指数と申込者数」(令和7年4月・令和8年4月1次利用調整・認可保育所)、『令和8年度 入園申込みのしおり』(利用調整基準・同点時の優先順位)。内定最低指数の集計と分類は当サイトの整理を含みます。内定最低指数は毎年変動する参考値で、同一指数でも優先順位により内定とならない場合があります。申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。