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【2026-2027年度版】大田区の保活と年齢の壁|第1希望の実数で見る「0歳・1歳で動く」区

年齢によって保育園の入りやすさが変わるイメージ

※本記事の数字はすべて大田区が公開する「保育園施設別の内定最低指数と申込者数」(令和8年4月1次利用調整・認可保育所)に基づき、当サイトで集計した実数です。第1希望=そのクラスを第1希望にした人数、延べ申込=各申込者が希望に含めたすべての園で数えられる件数のため、実際の申込人数より多くなります。申込前に区の最新資料でご確認ください。

大田区の保活で、年齢はどれくらい効くのか。大田区は園別・年齢別に第1希望の人数と申込総数を公開しています。区全体の実数を並べると、動くべき年齢がはっきり見えてきます。

結論を先に言うと、大田区は「0歳・1歳で動く」区です。1歳児クラスの第1希望は2,387人と突出し、区内最大の主戦場。一方で2歳児クラスの第1希望は413人まで一気に細ります。しかも2歳は「/(新規募集ゼロ)」の園が最多——枠そのものが開かないクラスが多いのです。実数で順に見ていきます。

この記事でわかること
  • 区全体の第1希望は0歳1,297人・1歳2,387人・2歳413人1歳が突出し、2歳で一気に細る
  • 1歳が主戦場——第1希望2,387人。育休明けの申込が集中し、内定最低指数も*22が最頻の同点勝負
  • 0歳は現実的な入り口——第1希望1,297人。定員割れ(空)の園も一定数あり、22に届かなくても入れたクラスが実在
  • 2歳は第1希望413人と細く、「/(新規募集ゼロ)」の園が最多。「2歳からでいい」は最も危ない
  • 大田区の型は「0歳・1歳で動く」。育休の設計は0歳・1歳から逆算する
  • 育休延長許容の申出書は世帯指数を「1点」に置き換える——加点ではなく置換。空きがあれば内定し、その場合は保留通知書が出ない

① 区全体の実数——年齢ごとの「第1希望」と「延べ申込」

令和8年4月入所(一次)の、大田区全体の第1希望人数と延べ申込件数です。園別の内定最低指数一覧を、当サイトで年齢別に合算しました。

クラス第1希望(人)延べ申込(件)
0歳児1,2974,814
1歳児2,38710,456
2歳児4131,819
3歳児4251,716
4歳児61219
5歳児2588

※令和8年4月一次・区公表の申込者数より当サイト集計。第1希望はそのクラスを第1希望にした人数、延べ申込は各申込者が希望に含めた全園で数えられる件数です。

「延べ10,456件だから8,000人落ちた」は誤読です
延べ申込は、1人が複数の園を希望に書けば、その園の数だけ重複して数えられる件数です。1歳の延べ10,456件は、実際に申し込んだ人数を大きく上回ります。需要の大きさを比べるときは、重複のない第1希望の人数で読んでください。実際の当落は、園別の内定最低指数で確かめます。
▶ 詳しく:何点で入れた?内定最低指数の読み方

この表から、大田区の年齢構造が読み取れます。第1希望は1歳で2,387人と最大になり、0歳の1,297人からぐっと膨らみます。そして2歳では413人へ一気に細る。3歳以降はさらに小さくなります。育休明けの復職が集中する1歳が主戦場で、その前後の0歳と2歳で景色がまるで違う——これが大田区の年齢の壁です。順に見ます。

② 1歳が主戦場——第1希望2,387人、*22の同点勝負

大田区で最も申込が集中するのは1歳児クラスです。第1希望だけで2,387人と、0歳(1,297人)を大きく上回ります。育休を取って復職するタイミングと重なるため、申込が最も厚くなる年齢です。

選考の実態も、この年齢がいちばん締まります。1歳児クラスの内定最低指数は*22が最頻(220園中116園)——フルタイム共働きの22で並び、内定と保留が優先順位で分かれる同点勝負が標準です。簡野学園ふぞく糀谷駅前保育園や大森西保育園のような人気園では*24が必要でした。1歳は「22を持っていても、並べる園を選ばないと同点勝負になる」年齢だと考えてください。

だからこそ1歳で動くなら、希望リストの作り方が勝負になります。2年分の内定最低指数一覧で「自分の22が内定側に入れそうな園」を確かめ、*24以上の激戦園だけで埋めないこと。プレーンな「22」で内定が出た園や、定員割れ(空)の園を、必ず実線として混ぜます。
▶ 詳しく:申込が集まる園と、現実的に入れる園

③ 0歳は現実的な入り口——第1希望1,297人、定員割れの園もある

0歳児クラスは、第1希望が1,297人と1歳より少なく、申込の集中がゆるみます。指数の面でも入りやすさが出ます。内定最低指数は*22が最頻(131園中70園)な一方、「空」(定員割れ)の園も24園と一定数あり、22に届かない指数でも内定した園が実在します。

理由はシンプルで、0歳は育休中でまだ復職していない世帯の申込も多く、フルタイム満点の22を積みきれない申込が一定数あるから。大田区で相対的に入りやすい入り口は0歳です。復職が早まるトレードオフはありますが、申込の集中がゆるく、定員割れの園も選択肢に入ります。

ただし0歳には園ごとの受入月齢の壁があります。大田区の各園の開始月齢は生後57日・43日・3か月・7か月・1歳などバラバラ。0歳児クラスのない園もあります。早生まれの子が4月一次に間に合うかも含め、園ごとに受入月齢を確かめてください。区立12園には「育児休業明け入所予約制度」(0歳児クラス・前期後期各1名)もあり、年度途中の復帰を予約できます。
▶ 詳しく:0歳の内定最低指数の読み方

④ 2歳は「そもそも枠がない」——第1希望413人、「/」が最多

2歳児クラスの第1希望は413人。1歳(2,387人)から一気に細ります。理由は、0〜1歳で入園した子が持ち上がって定員を埋めるため、2歳で新規に開く枠そのものが少なくなるから。実際、2歳児クラス(220園)の内定最低指数を見ると、最も多いのが「/(空きなし・新規募集ゼロ)」で70園、次いで「空」36園です。

2歳の「/」は「募集がゼロ」——先送りが最も危ない
2歳で最多の「/」は、そのクラスに新規の空きがなかったという印。点数が高くて入れないのではなく、枠自体が開かなかったということです。「2歳や3歳から認可を狙えばいい」という先送りは、通える範囲に新規枠(「空」や欠員)が開くかどうかの勝負になり、大田区では最もリスクが高い選択です。
備えとしては、小規模保育・家庭福祉員(保育ママ)・認可外を0〜2歳の受け皿に使うこと。大田区の内定最低指数一覧では、小規模・事業所内保育などからの優先入所枠が「(優)」で示されており、そこから認可へ移る動線もあります。
▶ 詳しく:認可に入れなかったときの次の一手

4歳・5歳児クラスは第1希望が61人・25人とごく小規模。新規で狙う年齢ではなく、転園・途中入所の枠と考えておくのが現実的です。

⑤ 「0歳か1歳で動く」——大田区の年齢設計

0歳4月と1歳4月、どちらで動くか
0歳4月で動く:第1希望1,297人と1歳より申込がゆるく、定員割れ(空)の園も一定数ある、大田区で相対的に入りやすい入り口。そのかわり復職が早まり、0歳児クラスのない園は選べません。受入月齢の確認も必須です。
1歳4月まで取る:子と過ごす時間は長い。そのかわり第1希望2,387人と申込が最も集中し、*22の同点勝負になります。「並べる園」を2年分の一覧で確かめた希望リストの設計が前提です。
どちらを選ぶ場合も、避けたいのは第1希望413人・新規枠の少ない2歳勝負への無計画な先送り。そして両方に共通する土台として、就労時間は休憩込みで数えて11点×2人=22を確実に取り切ってください。時短勤務(拘束6時間未満)は短縮後の実績で算定され、9〜10点になりがち。22に届かず一段下に見積もる誤りが起きやすいところです。
▶ 詳しく:大田区の保育指数の計算方法

⑥ 育休を延長したい人へ——「申出書=世帯指数1点」の正確な扱い

「育児休業延長許容の申出書」は、加点ではなく指数の置き換えです
1歳の主戦場を避け、育休を延長したい(=あえて内定を避けたい)場合、大田区には「育児休業延長許容の申出書」があります。これを出すと、世帯指数が「1点」に置き換わり(調整指数も不適用)、実質的に選考の最下位に回ります。加算や減算ではなく、点数そのものを1点に上書きする仕組みで、指数の置換・調整も適用されません。
ただし落とし穴があります。1点でも、その園に空きがあれば内定することがあります。そして内定すると保留通知書は発行されません。育児休業給付金の延長には保留通知書(不承諾の証明)が必要なので、「延長するつもりが内定してしまい、通知書が出ない」事態を避けるため、手続きの前に区に扱いを確認してください。定員割れ(空)の園が多い年齢・エリアほど、この行き違いが起きやすくなります。

⑦ 入れなかったときの備え——受け皿は「妥協」ではない

認可外・認証は、子に合う園なら積極的な選択肢
1歳の*22同点勝負を避けて0歳から認可外でスタートし、子に合えばそのまま通い続ける——大田区でも現実的な動き方です。認証保育所や認可外保育施設には、保育方針の自由度・英語や運動などの特色・0歳から入りやすい柔軟さといった園そのものの価値があります。
費用面のハードルも下がっています。認可は令和7年9月から0〜2歳の第1子を含め全児童の月額保育料が0円(延長保育料などの実費は別)。認証・認可外にも、区の保護者負担軽減補助として0〜2歳で月額上限80,000円(3〜5歳77,000円)の補助があります。四半期ごとの償還払いなので、いったん立て替える点は押さえておきましょう。
制度上の意味もあります。復職して認証・認可外等に週3日・1日4時間以上・有償で預けていると調整指数+2(費用月2万円未満は+1)。22が横並びの大田区では、この加点が同点勝負を分けることもあります(育休中や就労内定の段階は対象外)。順序は①子に合う園か ②費用はどうか ③加点はおまけ。この順で選べば、認可外は次善策ではなく積極的な選択肢になります。
▶ 詳しく:認可外・認証・企業主導型の違い

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今の点数で、どの年齢なら入れそう?
就労状況と家庭の事情を入れるだけで、大田区のルールに沿った指数の目安がわかります。

▶ 大田区の点数計算ツールで確認する / 施設一覧・地図で探す

出典:大田区「保育園施設別の内定最低指数と申込者数」(令和8年4月1次利用調整・認可保育所)、『令和8年度 入園申込みのしおり』(利用調整基準・育児休業延長許容の申出書・認可保育料・認可外補助)。第1希望・延べ申込の集計は当サイトの整理を含みます。募集・制度は年度で変わるため、申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。