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【2026-2027年度版】大田区の保活完全ガイド|「22点」と内定最低指数の読み方

大田区の保活完全ガイドのイメージ

※本記事は大田区の公開資料(令和8年度『入園申込みのしおり』、園別・年齢別の内定最低指数と申込者数の一覧)をもとにした情報です。集計には当サイトの整理を含みます。申込前に区の最新資料でご確認ください。

大田区の保活を、この1本で俯瞰できるようにまとめました。スケジュール・点数・公開データの読み方・認可外の使い方——それぞれ詳しい記事へのリンクも用意しています。まずは全体像から。

大田区でまず知ってほしいことは2つ。ひとつは「22点」——基準指数は保護者1人あたり上限11点で、フルタイム共働きなら11+11=22点。園別の内定最低指数でも「22」「*22」が圧倒的な最頻値です。もうひとつは、大田区が園別×年齢別の内定最低指数と申込者数を2年分(令和7年・令和8年)公開していること。「去年から今年でどう動いたか」まで、実名の園単位で追えます——保活のしやすさに直結する、大田区の大きな強みです。

結論:大田区の保活はこう動く
  • 基準指数は保護者1人あたり上限11点。フルタイム共働き(月20日以上×1日8時間以上)で合算22点+調整指数
  • 園別の内定最低指数は「22」「*22」が最頻*付き=22で並んだ同点の中で内定と保留が分かれた激戦ラインで、決着は税額など同点優先順位に持ち込まれる
  • 人気園の1歳児クラスは「*24」以上が必要な園も実在(簡野学園ふぞく糀谷駅前・大森西・にじいろ大岡山など)。22点だけでは届かない帯がある
  • 大田区は内定最低指数と申込者数を2年分公開。希望園の「昨年→今年の並び」を実名園単位で確認してから希望順を組める
  • 実数で見ると1歳が主戦場。第1希望は0歳1,297件に対し1歳2,387件と大きく上回る。2歳は413件まで細る
  • 2026年4月一次の申込受付は2025年10月1日〜11月28日、結果発送は2026年1月30日
  • 認可保育料は令和7年9月から全児童・全クラスで0円(延長保育料などの実費は別)。認証・認可外にも月額上限80,000円(0〜2歳)の補助がある

① 大田区の全体像:1歳が主戦場(実数で見る)

大田区は、園別の募集枠(新規に何人採るか)は公表していません。その代わり、園別×年齢別の内定最低指数(何点で内定したか)と申込者数(第1希望・延べ)を毎年公開しています。まず、2026年4月一次の区全体を実数でつかみましょう。

クラス第1希望の申込延べ申込件数
0歳児1,2974,814
1歳児2,38710,456
2歳児4131,819

※2026年4月一次・区公表の申込者数一覧より当サイト集計。第1希望はその園を第1希望にした実人数に近い数字、延べ申込件数は複数の園を併願した申込が各園の一覧に重複して数えられた延べ数です。

「延べ10,456件だから1歳は数千人あふれる」は誤読です
延べ申込件数は、1人が複数園を併願したぶん重複して数えられた数字です。1歳の延べ10,456件は、実際の申込人数を大きく上回ってふくらんでいます。需要の大きさは第1希望の実数で読むのが正解です。第1希望で見ると、1歳が2,387件と突出し、0歳の1,297件を大きく上回ります。育休明けの申込が1歳に集中する、大田区の典型的な構図です。

もう一段掘ると、この傾向は年々強まっています。第1希望の申込は、0歳が令和7年の1,115件から令和8年は1,297件へ、1歳が2,112件から2,387件へと、2年連続で増えました。一方2歳は538件から413件へ細り、大田区は「0歳・1歳のうちに動く」型がはっきりしています。

② 「22」と「*22」の正体:フルタイム共働きの素点=同点の激戦ライン

大田区の指数は基準指数(父)+基準指数(母)+調整指数。基準指数は保護者1人あたり上限11点で、フルタイム(月20日以上×1日8時間以上)なら11点。共働きフルタイムで22点——これが大田区の「事実上の満点ライン」です。

そして内定最低指数の一覧を見ると、「22」と「*22」が圧倒的な最頻値。1歳児クラスでは、公表された園のうち内定最低指数が*22だった園がもっとも多く、次いで*24・24が続きます。つまり「フルタイム共働きの標準装備」と「ボーダー」がちょうど重なっている、ということ。

「*」は、22点の同点勝負を意味します
内定最低指数の「*22」は、22点で並んだ申込者の中で、内定になった人と保留になった人が分かれたことを表します。同じ22点でも全員が入れたわけではなく、同点時の優先順位(実質は住民税額など)で当落が決まった激戦ラインです。一方「*」の付かない「22」は、22点で並んでも全員が内定できた(22点まで下りて定員が埋まった)園。同じ22でも、*の有無で緊張感がまったく違う——これが大田区の指数表を読む最初のコツです。

人気園はこのラインの上で決まります。たとえば1歳児クラスで、簡野学園ふぞく糀谷駅前(第1希望50件)・大森西(同49件)・にじいろ大岡山(同36件)・西糀谷しろはと(同32件)などは、令和8年の内定最低指数が「*24」でした。22点のフルタイム共働きでは届かず、きょうだい同時申込(+2)などの加点や、24点で並んだ中での同点上位が必要だった帯です。まとめると——22はゴールではなくスタートライン。22の同点勝負に備えて優先順位の要素を確認しつつ、人気園を狙うなら24以上の加点があるかを先に見積もるのが大田区の点数戦略です。
▶ 詳しく:大田区の保育指数(利用調整指数)の計算方法

③ 大田区最大の武器:内定最低指数を2年分使い倒す

大田区は毎年、園別×年齢別の「内定最低指数・申込者数」を公開しています。しかも令和7年・令和8年の2年分が1つの資料にまとまっているのが特徴。載っているのは、各園・各クラスの内定者の最低指数(*付きか)・申込総数・第1希望数です。つまり、希望園が「去年から今年でどう動いたか」まで見えるということです。

使い方は3ステップ
1. 自分の指数を計算する——フルタイム共働きなら22。きょうだい同時申込+2、認可外預け+2などの調整指数も含めて見積もります。
2. 希望園のページを開く——希望園×申込クラスの内定最低指数を見る。*22なら同点勝負、*24以上なら加点が要る園、と緊張感がわかります。
3. 2年分の変化を見る——去年22だった園が今年*24に上がっていれば人気が高まっている、逆なら緩んでいる。1年だけの数字より、2年の動きの方が来年を読む材料になります
希望園リストは「憧れの園」ではなく「自分の指数で並べる園」で組む——それを2年分のデータでできるのが大田区です。
▶ 詳しく:何点で入れた?内定最低指数の読み方

④ 保活スケジュール:4月一次の受付は10月1日〜11月28日

2026年4月一次の申込受付は2025年10月1日〜11月28日(電子申請・窓口)でした。郵送は11月7日まで、休日受付は11月2日に実施。希望園の変更締切は12月8日、選考結果は2026年1月30日に発送されました。就労証明書は勤務先へ依頼してから戻るまで時間がかかるので、夏〜秋のうちに手配しておくのが前提です。

大田区らしいのが一次と二次のつながり方。一次で保留になると自動的に二次選考の対象になり、申し込み直す必要はありません。ただし一次・二次ともに保留だった場合、二次分の保留通知書は発行されない点に注意(育児休業給付金の延長手続きは、この扱いを踏まえて逆算しておく必要があります)。
▶ 詳しく:大田区の保活スケジュール

⑤ 年齢別の戦略:0歳・1歳で決める。2歳からは細い

  • 0歳児:第1希望1,297件・延べ4,814件。内定最低指数は「22」「*22」が最頻で、フルタイム共働きの22があれば選択肢は広い年齢です。開始月齢が園ごとに違う(57日・43日・3か月・7か月など)ので、受入月齢の確認を忘れずに
  • 1歳児:第1希望2,387件と全年齢で最も申込が集中する主戦場。内定最低指数は*22が最頻ですが、人気園は*24以上。22の持ち点なら「並べる園」を内定最低指数で確かめてから希望を組むのが鉄則です
  • 2歳児:第1希望413件と1歳の5分の1近くまで細ります。しかも既存園からの持ち上がりで新規の空きがない(「/」)クラスが多い年齢。2歳からの参入をあてにせず、0歳・1歳のうちに動く前提で設計を
  • 3〜5歳児:新規の動きはごく小規模で、空きがないクラスが大半です。新規で狙う年齢ではなく、転園・途中入所の枠と考えておくのが現実的です

型はっきりで言えば、大田区は「0歳・1歳で決める」区。0歳は22で選択肢が広く、1歳は申込が集中して22の同点勝負・人気園は24以上になります。
▶ 詳しく:0歳・1歳・2歳、いつ入れるべき?

⑥ 認可外・認証の位置づけ:点数の道具ではなく、価値で選ぶ選択肢

子どもに合う園なら、まず入れてみるのがいい選択
認証保育所や認可外保育施設には、保育方針の自由度・英語や運動などの特色・0歳から入りやすい柔軟さといった園そのものの価値があります。22の同点勝負が続く1歳の勝負帯では、認可の結果に関わらず動ける現実的な受け皿でもあります。
費用面のハードルも下がっています。認可は令和7年9月から全児童・全クラスの月額保育料が0円(延長保育料などの実費は別)。認証・認可外にも、保護者負担軽減の補助が0〜2歳で月額上限80,000円・3〜5歳で77,000円あります(食材料費・延長・夕食を含む補助対象額。四半期ごとの償還払い=いったん支払ってから戻る方式)。
制度上の意味もあります。復職して認可外等に週3日・1日4時間以上・有償で預けていると調整指数が付き、費用が月2万円以上で+2/未満で+1(調整K)。22点が横並びになる大田区では、この+1〜2が同点勝負を分けることがあります。ただし育児休業中や就労内定の段階では対象外——復職していることが実質の条件です。順序を間違えないこと——①子に合う園か ②費用はどうか ③制度はおまけ。この順で選べば、認可外は「妥協」ではなく積極的な選択肢になります。
▶ 詳しく:認可外・認証・企業主導型の違い費用と補助

⑦ まとめ:まずやるべきこと

  1. 自分の点数を知る:基本は父母11点ずつの22点。勤務条件と勤務実績の両方で判定されるので、時短勤務(拘束6時間未満)は短縮後の実績で9〜10点になりがちな点に注意。きょうだい同時申込+2、認可外預け+2などの調整指数を確認する
  2. 内定最低指数で「並べる園」を確かめる:希望園×クラスの内定最低指数を見て、*22なら同点勝負・*24以上なら加点が要る園と読む。2年分の動きも合わせて確認
  3. 延べの件数に振り回されない:延べ申込は併願ぶん重複した数字。需要は第1希望の実数で読む
  4. 夏までに見学・秋までに書類:4月一次の受付は10月1日〜11月28日。就労証明書は勤務先へ早めに依頼し、受付までに揃える
  5. 0歳・1歳で決める前提で設計する:2歳の第1希望は413件と1歳の5分の1近くまで細る。育休の設計は0歳・1歳から逆算を
  6. 認可外・認証も並行して見る:0歳から入りやすく、認証・認可外の補助は0〜2歳で月額上限80,000円。子に合う園が見つかれば、それ自体が良い選択です

大田区は、データを2年分開示して「自分の位置」を確かめさせてくれる区です。だからこそ、点数の見積もりから始めましょう。
▶ 落ちたときの次の一手

まずは、あなたの点数から
就労状況と家庭の事情を入れるだけで、大田区のルールに沿った指数の目安と、内定最低指数の読み方がわかります。

▶ 大田区の点数計算ツールで確認する / 施設一覧・地図で探す

出典:大田区『令和8年度 入園申込みのしおり』(申込スケジュール・利用調整基準・同点時の優先順位・保育料・補助制度)、園別・年齢別の内定最低指数と申込者数の一覧(令和7年・令和8年4月一次)。集計は当サイトの整理を含みます。制度は年度で変わるため、申込前に区の最新資料で必ずご確認ください。