【2026-2027年度版】大田区で保育園に落ちたらどうする?二次は自動対象、毎月選考——次の一手の全て

※出典は大田区『令和8年度 入園申込みのしおり』(申込スケジュール・利用調整・保留通知書・補助制度)。日程・制度は年度で変わります。手続きの詳細は区の最新資料・窓口でご確認ください。
4月一次で内定が出なかった——落ち込みますが、大田区の保活はここで終わりません。むしろこの区は、「落ちたあと」に動きやすい仕組みを持っています。
ポイントは3つ。ひとつは、一次で保留になると自動的に二次選考の対象になること。申し込み直す必要はありません。ふたつめは、5月以降も毎月、利用調整が続くこと(2月・3月入所は行われません)。そして三つめが、認可外・認証を復職の足場に使い、翌年の加点につなげる道筋です。ただし大田区には、保留通知書が「出ない」ケースがいくつかあり、育児休業給付金の延長を予定している人は、ここを正確に押さえておく必要があります。順に整理します。
- 一次で保留なら自動的に二次の対象。二次の欠員は2026年2月2日・12日に公開、結果は3月4日発送
- 要注意:一次・二次とも保留だと、二次分の保留通知書は発行されない。育休給付金の延長に使う月を先に逆算しておく
- 育休を延長したいなら「育児休業延長許容の申出書」で世帯指数が1点に。ただし空きがあれば内定することがあり、内定すると保留通知書は出ない
- 5月以降は毎月の利用調整(2月・3月入所はなし)。申請の有効期間は提出月の翌月1日から6か月
- 認可外・認証で復職すれば、翌年の申込で調整K(月2万円以上+2/未満+1)につながる(育休中は対象外)
- 再挑戦は0歳・1歳を軸に。第1希望は2歳で413件まで細るため、2歳の4月頼みは危うい
① まず仕組み:一次で保留でも、二次は「自動的に」対象になる
大田区の4月入所は一次・二次の二段構え。一次で保留になった申込は、自動的に二次選考の対象になります。改めて申し込み直す必要はありません。二次の欠員(空き)は2026年2月2日・2月12日に公開され、希望園の変更締切は2月17日、二次の結果は2026年3月4日に発送されます。二次に向けては、公開された欠員を見て希望園を組み直すのが基本の動きです。
一次の結果は2026年1月30日に発送。ここで保留通知が届いても、二次の選考が待っています。まずは、落ちても申込は生きて二次に回っていることを押さえてください。日程の全体像はスケジュールの記事で詳しく扱っています。
大田区では、一次・二次ともに保留だった場合、二次分の保留通知書は発行されません(一次の保留通知書は発送されます)。育児休業給付金の延長手続きには「どの月の・どの選考の保留通知書が必要か」が世帯ごとに違います。二次の通知書が出ないことを知らずに二次分をあてにしていると、必要な書類が手元にそろわない事態になりかねません。必要な通知の時期を先に勤務先・ハローワークに確認し、それに合わせて申込を設計してください。届いた通知は手続きが終わるまで保管を。
※保留通知書があれば給付金の延長が必ず認められる制度ではありません。可否は給付金側の要件によります。
② 育休を延長したいなら:「申出書」で指数は1点。ただし落とし穴がある
「今年は入れず、育休を延長したい」——そういう選択も大田区にはきちんと用意されています。「育児休業延長許容の申出書」を提出すると、世帯指数が1点として扱われます(加点方式の減算ではなく、指数そのものの置き換え。調整指数も不適用)。指数が1点なら、通常はほぼ内定に至らず、結果として保留通知書を受け取って育休を延ばす、という道筋です。
申出書で指数を1点にしても、空きがあれば内定することがあります。そして大田区では、内定すると保留通知書は発行されません。育休延長のつもりで申出書を出したのに内定が出て、延長手続きに必要な保留通知書が手に入らない——この行き違いが起こり得ます。育休延長を確実にしたい場合は、申出書の効果と「内定したら通知書は出ない」ことをセットで理解し、希望園の絞り方も含めて区の窓口で相談しておくのが安全です。
③ 5月以降は毎月選考——ただし2月・3月入所はない
4月の一次・二次で決まらなくても、5月入所からは毎月、利用調整が行われます(毎月1日付入所)。各月の欠員は前月上旬に公開され、締切もほぼ毎月あります。年度途中の空きは多くありませんが、毎月チャンスがめぐってくるのが大田区の設計です。
ここで大事な注意が2つ。ひとつは、例年、2月・3月入所の利用調整は行われないこと。年度末にかけては「毎月申し込める」わけではありません。もうひとつは、申請書の有効期間が提出月の翌月1日から6か月だということ。期限切れの事前通知はないので、切れる前に再申請を忘れないでください。5月〜翌年1月入所は内定者のみ電話で連絡があり、保留の場合は最初の希望月のぶんだけ保留通知書が郵送されます(それ以外の月の通知は申し出が必要)。
④ 認可外・認証で足場を作る——復職すれば、翌年の加点にもつながる
認証保育所・企業主導型・認可外保育施設は施設との直接契約なので、認可の結果が出た後からでも動けます。ただし結果を待ってから探し始めると時間が足りなくなりがち。結果の直後から見学・申込を並行させてください。大田区は当サイト掲載で認可外系80施設。なかでも認証保育所は31施設と層が厚く、駅ごとに選択肢があります。顔ぶれは比較記事で紹介しています。
費用面では、認証・認可外への補助が0〜2歳児で月80,000円・3〜5歳児で月77,000円上限(食材料費・延長・夕食を含む・償還払い)。区内の認証・認可外はこの範囲に収まる園が多く、復職の足場としての現実性は十分です(費用の記事参照)。何より、預けてみた園が子に合っていたなら、そのまま通い続けることも含めて良い選択です。認可外は「つなぎ」だけの受け皿ではありません。
認可外等に週3日・1日4時間以上、有償で預けて復職していると、翌年の申込で調整K=月2万円以上の負担で+2/2万円未満で+1が付きます。22点で横並びになりやすい大田区では、この+1〜2が同点勝負を分けることもあります。育児休業中や就労内定だけの段階、施設の証明書がない場合は対象外——復職が先、加点はその結果です。
このほか、大田区には「育児休業明け入所予約制度」もあります。0歳児クラスの区立12園で、前期・後期に各1名、1歳の誕生日前日までに法律に基づく育休から年度途中に復帰する場合の予約枠です(自主的育休は対象外)。年度途中復帰を見込むなら、こうした予約の道も選択肢に。制度の詳細は区の案内で確認を。
▶ 利用調整指数と調整K
⑤ 長期設計:0歳・1歳を軸に。2歳の第1希望は細る
翌年以降の設計では、大田区の年齢別の構図を押さえておきます。2026年4月一次の区全体はこうでした。
| クラス | 第1希望の申込 | 延べ申込件数 | 読み方 |
|---|---|---|---|
| 0歳児 | 1,297 | 4,814 | 内定最低指数は「22」「*22」が最頻。22があれば選択肢が広い入り口 |
| 1歳児 | 2,387 | 10,456 | 第1希望が全年齢で最多=最も締まる主戦場。人気園は「*24」以上 |
| 2歳児 | 413 | 1,819 | 第1希望が1歳の5分の1近くまで細り、新規の空きが少ない |
※2026年4月入所一次・区公表の申込者数一覧より当サイト集計。第1希望はその園を第1希望にした実人数に近い数字、延べ申込件数は複数の園を併願した申込が各園の一覧に重複して数えられた延べ数です。需要の大きさは第1希望の実数で読みます。
読み取れるのはシンプルな戦略です。2歳の第1希望は413件と細り、既存園からの持ち上がりで新規の空きが少ない年齢。「1歳で落ちたから2歳の4月にもう一度」だけを頼りにするのは危うい。かわりに、0歳は22で選択肢が広く、1歳は申込が集中するぶん認可外・認証の足場が効きます。だからこそ、④の認可外・認証で復職の足場を先に固めて、翌年の0歳・1歳クラスに調整K付きで臨む組み立てが有効です。落ちた年をムダにせず、次の入り口を広くしておく——それが大田区での長期の勝ち筋です。年齢ごとの詳しい構図は年齢の壁の記事で。
⑥ まとめ:保留からの動き方
- 二次は自動対象:一次で保留なら申込み直し不要。二次の欠員は2月2日・12日公開、結果は3月4日発送
- 通知書の「出ない」を押さえる:一次・二次とも保留だと二次分の通知書は出ない。育休延長許容の申出書で内定した場合も通知書は出ない。給付金延長は必要な月を先に逆算
- 毎月選考を使う:5月以降は毎月(2月・3月入所はなし)。申請の有効期間は6か月、切れる前に再申請
- 認可外・認証で足場を作る:補助は0〜2歳児で月80,000円上限。復職して有償で預ければ翌年の調整K(+2/+1)につながる
- 予約制度も検討:0歳児・区立12園の育児休業明け入所予約制度(前期・後期各1名)
- 再挑戦は0歳・1歳を軸に:2歳の第1希望は413件と細る。0歳の入りやすさを次の設計に組み込む
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出典:大田区『令和8年度 入園申込みのしおり』(申込スケジュール・利用調整・保留通知書・補助制度・育児休業明け入所予約制度)、園別・年齢別の申込者数一覧(令和8年4月一次)。集計は当サイトの整理を含みます。日程・制度は年度で変わるため、申込前に区の最新資料・窓口で必ずご確認ください。