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【2026-2027年度版】就労証明書は区でどう違う?|東京23区の様式・締切・時間の数え方を比較

東京23区の就労証明書の違いのイメージ

※各区の公式資料(入園案内・記載要領・様式)を2026年8月25日に確認して整理しています。制度・様式は年度で変わるため、提出前に必ずお住まいの区の最新資料でご確認ください。

保育園の申込みに使う就労証明書は、国の標準様式をもとに各区が独自の様式を用意しています。書式が似ているので同じものに見えますが、「就労時間の数え方」「提出期限」「有効期限」は区ごとに違います

同じ勤務内容でも、区が変われば指数(点数)の判定が変わることがあります。23区分を並べて比較しました。

この記事でわかること
  • 休憩時間を就労時間に含める区が17区上限を設ける区が2区指数の計算では除く区が3区
  • 申込締切は「前月10日」が多数派だが、千代田区・中央区は前々月北区は前月3日
  • 有効期限の起算点が区ごとにバラバラ(証明日・締切日・提出日・年度固定など)
  • 時短勤務の扱いも区で異なる

① 休憩時間を含むかどうかが、区で違う

もっとも見落とされやすいのがここです。9時〜18時勤務(休憩1時間)の場合、休憩を含めれば週45時間、含めなければ週40時間。指数の区分が変わることがあります。

扱い
就労時間に含む足立区、荒川区、文京区、千代田区、中央区、板橋区、葛飾区、北区、江東区、港区、練馬区、世田谷区、渋谷区、品川区、杉並区、墨田区、台東区、豊島区
含むが上限あり大田区、新宿区
指数の計算では除く江戸川区、目黒区、中野区
「証明書の書き方」と「指数の計算」は別
中野区・江戸川区・目黒区は、証明書には休憩を含めて記入する(国の標準様式の記入要領どおり)一方で、指数を計算する段階で休憩時間を差し引きます。書き方を間違えているわけではないので、記入は記載要領どおりに行ってください。

港区は原則として休憩を含みますが、居宅内就労(在宅の自営など)だけは休憩を含まない実労働時間で判定します。

江戸川区:証明書には含めて記入しますが、指数の計算では休憩時間を除きます

目黒区:証明書には含めて記入しますが、指数の判定では休憩時間を除いた実労働時間で見ます

港区:含む(ただし居宅内就労は休憩を含まない実労働時間で判定します)

中野区:証明書には含めて記入しますが、指数の計算では休憩時間を除きます(自営業以外は労働基準法の休憩を取得しているものとみなして控除されます)

大田区:含む(ただし最大1時間までです)

新宿区:含む(ただし1時間までが上限です)

② 申込締切は「前月10日」が多数派、ただし例外が大きい

締切を1日でも過ぎると、その月の選考には入れません。前々月が受付月の区もあるので、引っ越しを伴う場合は特に注意が必要です。

申込締切
渋谷区オンライン・郵送は入園希望月の前々月末〜前月初旬、窓口はその約1週間後(前月3日〜7日ごろ)
中央区入園希望月の前々月の月末まで
千代田区入園希望月の前々月(窓口は1日〜末日、オンラインは20日前後まで)
江戸川区入園希望月の前月10日
板橋区入園希望月の前月10日
世田谷区入園希望月の前月10日
練馬区入園希望月の前月10日 17時15分必着
杉並区入園希望月の前月10日 午後5時
葛飾区入園希望月の前月10日(オンラインは17時まで)
中野区入園希望月の前月1日17時必着(休日の場合は直前の開庁日)
文京区入園希望月の前月1日〜10日
北区入園希望月の前月3日 17時必着
新宿区入園希望月の前月5日(土日祝の場合は翌開庁日)
大田区入園希望月の前月7日(休日の場合は翌開庁日)
豊島区入園希望月の前月上旬(3日〜7日ごろ・月により変動)
江東区入園希望月の前月上旬(おおむね3日〜7日)
港区入園希望月の前月上旬(おおむね3日〜7日)
品川区入園希望月の前月上旬(月により3日〜5日ごろ)
足立区入所希望月の前月10日
荒川区原則、前々月11日ごろ〜前月10日
台東区窓口は入園希望月の前月10日、郵送・電子はおおむね前月3日必着
墨田区窓口は入園希望月の前月10日、郵送・電子は前月3日
目黒区窓口は入園希望月の前月7日〜9日ごろ17時必着、郵送・オンラインはその3開庁日前
特に早い区
千代田区・中央区は入園希望月の前々月が受付月です(例:6月入園なら4月中)。北区は前月3日、中野区は前月1日と、他区より1週間以上早く締め切ります。また台東区・墨田区・目黒区・渋谷区は、郵送・電子申請の締切が窓口より数日〜1週間早く設定されています。

③ 有効期限の起算点が区ごとに違う

「発行から3か月以内」と覚えていると失敗します。何を起点に3か月なのかが区で異なるためです。

有効期限
世田谷区区の資料で確認できませんでした
中央区利用希望月の初日から半年以内に発行されたもの
中野区証明日から3か月以内
北区証明年月日から3か月以内
千代田区入園受付期間の開始日からさかのぼって3か月以内
台東区提出日前3か月以内に発行されたもの
品川区令和8年4月〜令和9年2月入園の申請は、令和7年9月1日以降の日付で証明されたもの
墨田区窓口締切日から3か月以内の証明日
大田区証明日から3か月以内(郵送申込は書類到着日から遡って3か月以内)
文京区証明日から3か月以内
新宿区区の資料で確認できませんでした
杉並区申し込み日の前月1日以降に証明・取得したもの
板橋区申込締切日から起算して3か月以内
江戸川区証明日から3か月以内
江東区区の資料で確認できませんでした
渋谷区令和8年度は令和7年9月15日以降の証明日のものが有効
港区締切日から3か月以内に発行されたもの
目黒区証明日が提出月の当月・前月・前々月であること
練馬区申込日の前月1日以降に証明されたもの
荒川区提出日の2か月以内に発行されたもの
葛飾区申込日より3か月以内に発行されたもの
豊島区証明日から、最短で申込みが可能な入園月から数えて6か月間
足立区各入所月の申込締切日から3か月以内に証明されたもの

とくに荒川区は2か月以内と短く、中央区は半年、豊島区も6か月と長めです。練馬区・杉並区は「申込日の前月1日以降」品川区・渋谷区は年度ごとの固定日という方式で、「◯か月以内」ではありません。

④ 時短勤務の扱い

育児短時間勤務を利用している場合、時短前の時間で判定される区時短後で判定される区があります。多くの区では、証明書の契約欄には制度利用前の就労時間を記入します(国の標準様式の記入要領による)。

時短勤務の扱い
中央区原則は雇用契約上の通常時間ですが、申込締切日時点で既に時短勤務中の場合は時短後の日数・時間で指数が決まります
中野区No.6に制度利用前、No.12に時短の内容を記載します(指数への影響はありません)
北区育児短時間勤務でも、1日6時間以上(休憩含む)で欠勤がなければ、時短前の正規の勤務時間で認定されます
千代田区雇用契約上の時間で評価されます(復職後も週3日・1日4時間以上が必要です)
台東区時短勤務でも減点はなく、所定労働時間で採点されます
品川区No.6には制度利用前の時間、No.12に時短後の内容を記載します
墨田区制度利用前の就労時間数を記載します(残業時間は除きます)
大田区勤務日数が減る場合、または短縮後の拘束時間が6時間未満の場合は、短縮後の条件で指数が付きます(6時間以上かつ日数が変わらなければ短縮前で判定)
文京区短縮後が6時間未満かつ正規より2時間を超えて短い場合、または就労日数を短縮した場合は、短縮後の条件で指数が決まります
新宿区就労日数に変更がなく1日あたり2時間以内の短縮、または短縮後が6時間以上であれば、短縮前の指数で扱われます
杉並区短縮後が月80時間以上、または通常勤務時間の2分の1以上(月48時間以上に限る)であれば、通常勤務時間の指数で調整されます
板橋区月72時間以上(休憩時間を含む)であれば、正規の勤務内容の指数で算定されます
江戸川区No.6には短時間勤務制度の利用前の就労日数・時間を記入します(No.12の就労時間が月48時間以上の場合に限ります)
江東区1日4時間以上(休憩を含む)かつ月48時間以上あれば、通常の契約就労時間で指数が付きます
渋谷区復職時の時短は「1日2時間まで/週1日まで」であれば退園・内定取消にはなりません(月48時間以上が必要)
港区1日6時間以上の勤務、または1日2時間までの短縮であれば、正規の勤務時間で判断されます
練馬区育休中・育児短時間勤務の場合は契約上の日数・時間で算定します(実績は審査対象外)
荒川区育児短時間勤務を取得中または取得予定の場合でも、正規の勤務時間を基に基準指数を認定します
葛飾区No.6には制度利用前、No.12には利用後の時間、No.7の実績欄には制度利用後の実際の実績を記入します
足立区制度利用前の正規の勤務時間・日数を記入します。復職後は契約時間と育児短時間制度の時間の両方を記載します(時短でも月48時間以上が必要)

⑤ 通勤時間の扱い

通勤時間は指数には算入されないのが一般的ですが、保育の必要量(保育標準時間・保育短時間)の判定には使われる区が多くあります。

通勤時間
世田谷区含まない
中央区含みません(保育時間の算定にのみ使用します)
中野区指数には影響しません
千代田区指数には含まれません(保育実施時間の算定にのみ使用します)
品川区保育の必要量は「勤務時間+通勤時間」で判定します
墨田区基準指数には算入されません(保育必要量の認定で使用します)
大田区指数には算入されません
文京区含みません(超過勤務・通学時間も含みません)
杉並区指数には影響しません(1日の拘束時間+通勤時間が8時間を超えると保育標準時間になります)
板橋区含まない
江戸川区指数の計算では含みません(保育必要量の判定では拘束時間+通勤等時間で見ます)
江東区含みません(残業時間も含みません)
渋谷区基準指数の要素ではありません(保育時間の判定にのみ使用)
港区指数には加算されません(保育必要量の判定に使用します)
目黒区保育の必要量は勤務先からの移動時間も含めて判定します
豊島区通勤時間を考慮して施設長が実際の送り迎えの時間を決定します
足立区含まない

⑥ 自分の区の詳細を見る

様式のダウンロード先、状況別に必要な書類、その区の記載ルールは、区ごとの記事にまとめています。

点数の目安を計算する
就労証明書の内容が決まったら、区ごとの指数表に沿って持ち点を確認できます。

▶ 点数計算ツールへ

出典:東京23区各区の公式サイト(入園案内・保育利用のご案内・就労証明書の記載要領・様式ページ)。2026年8月25日に各区の公開資料を確認して整理しました。本記事は各区の公開情報を比較したものであり、最終的な取扱いは各区の判断によります。制度・様式は年度で変わるため、提出前に必ずお住まいの区の最新資料でご確認ください。